広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2024年1月12日号
県パラスポーツ協会 / 山根 恒弘 会長(ヤマネHD取締役会長)

昨年9月30日〜10月1日、障害の有無に関わらず誰もが楽しめる「インクルーシブ・スポーツ・フェスタ広島2023」を初めて開きました。東広島市の運動公園をメイン会場に、周辺の呉、竹原、三原、三次市、大崎上島、世羅町で16競技の体験会やトークイベントなどを実施。
 東京五輪・パラリンピックではボッチャの古満渉選手、やり投げの白砂匠庸選手ら広島県出身の日本代表パラアスリートも大いに活躍し、多くの関心を集めました。この機運を一過性にせず、さらに広く伝えたい。「インクルーシブ」の言葉には、あらゆる垣根をなくして共生社会をつくりたいという思いを込めています。フェスタには両名に加えて走り幅跳びの中西麻耶選手や車椅子バスケの香西宏昭選手のほか、元カープ選手の安部友裕さん、ヴィクトワール広島の宮﨑健太選手、広島ドラゴンフライズの朝山正悟選手も来場。障害のある人の家族や友人、職場の仲間、ボランティアや観客などを含む約3000人が参加。まさにインクルーシブの理念通りに、あらゆる人が一緒に楽しみ、体験を共有できました。来年以降も、県内を四つのエリアに分けて順次開催する予定です。
 スポーツには社会を変える力があります。この平和都市広島で、皆で一緒にインクルーシブ・スポーツを楽しむ意義は大きい。オールエイジ・オールワンの共生社会の実現に向けて、今後も力を尽くしたいと考えています。

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