広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2025年5月29日号
住田 / 小西 光信 名誉会長

市内を中心に業務用酒類・食品卸を手掛けています。2021年に創業100周年を迎えました。これからも酒や食文化の発展に少しでも寄与できるよう歩みを続けていきたい。
 初めてのカープ観戦は1950年代初頭、観音新町の広島県総合グランド。太田川に架かる橋はまだ木造で、チケットを買えなかった人が球場バックスクリーンの裏にある松の木の上で見ている時代でした。旧市民球場に移転後も幾度となく通い、応援団とも顔なじみ。荒れ狂う観客席も今となっては懐かしいです。一番の思い出は何といっても75年の初優勝。当時は酒の配達員で、当日も明け方まで中区の繁華街周辺で働いていました。流川は歩行者天国のように人であふれかえり、あちこちで「おめでとう!」「万歳!」と、酒や人が宙を舞っていました。球団に許可を取って事前に企画していた自社オリジナルのV1ラベルウイスキーを発売。24本入りが2時間程度で100ケース売れました。でも、配送車で流川通りに入ると酔った歩行者が荷台に乗り込んできて、勝手に酒を配るのです。車もひっくり返されそうになり、泣く泣く販売を中止しました。次は節目のV10。また何か企画したいですね。
 優勝する時は必ず良い外国人がいる。ファビアン選手が現れて期待が高まります。また末包昇大選手にランナーを返せる4番の風格が出てきて喜ばしい。昨年の雪辱を果たし、今季は新井監督の胴上げを見たいですね。

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