当社は広島ガスグループの介護部門として、認知症対応の介護施設「ケアセンター宇品」(南区宇品神田)を運営。6月に社長に就きました。
江田島市出身で、小学校2年生の時カープが初優勝。その瞬間を一緒にテレビ観戦した父は、私の前で初めて涙を流し、野球はこんなにも人の心を動かすものなのだと実感しましたね。国泰寺高校で野球を始め、広島修道大学では準硬式野球部の投手。当時はアルバイトで市民球場のボールボーイも務め、スター選手のプレーを特等席で見ている気分でした。記念にと受けたカープのプロテストでは、最終の3人に残ったこともちょっとした自慢です(笑)。
広島ガスに入社後は軟式野球部でプレーし、天皇賜杯の全国大会なども経験しました。そのほか、出身校別に同窓会チームを結成し全国を目指す「マスターズ甲子園」にも注力。実は我が母校は1949年春の選抜大会出場が内定していたものの、学制改革で幻に終わりました。ぜひ先輩たちにマスターズで夢の続きをと意気込み、決勝に進んだ2007年も広島工OBに惜敗。そこで、当時のエースで広島信用金庫元理事長の故・田村鋭治さんをぜひ甲子園のマウンドに立たせてほしいと事務局に嘆願したところ、終球式が実現。憧れ続けた場所に、手が届いた瞬間です。
当施設の利用者さまもカープが勝つとはつらつとしており、元気の源であると痛感。1試合でも多く勝ち星を積み、市民に笑顔を届けてほしい。