広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2025年9月4日号
広島県 スポーツコミッション 担当課長 / 藤井 剛

スポーツの力は多彩で大きく、幼児から働く人、子育て世代、高齢者、障害者まで、誰もがスポーツを楽しめる社会の実現が地域を活性化させる。
 2020年にはトッププロや実業団、パラスポーツなど25チームが参加する振興組織「スポーツアクティベーションひろしま」を結成し、競技の枠を超えた応援プロジェクト「チームウィッシュ」を展開。人材育成・確保、ナレッジ、資金、地元認知の4点が共通課題となっており、研修会でノウハウを共有しながら課題解決を図っている。スポーツ関係学科のある県内4大学と連携して若者の視点を取り込みつつ、学生の学びやキャリア形成にもつなげたい。試合来場者へのアンケート結果から競技未経験者の来場も多く、観戦の楽しさを周知すること、〝推し〟選手をつくってもらうことが大切だと分かった。今後、広報展開していく。広島テレビの女性アスリート支援「ウィサポ」への協力など、外部連携も積極化。「わがまちスポーツ」という補助事業では11市町のにぎわい創出の取り組みをサポートし、国際・全国大会の誘致やスポーツを通じたまちおこしにつながった。
 昨年4月に現職に就いてから、25チームのうち大半を観戦。こんなに多くの魅力的なチームがあるのかと驚いた。広島は赤や紫色のレプリカユニホームを着て家を出る光景が当たり前。皆で応援する文化は貴重だと実感すると同時に、オレンジ、緑…と一層カラフルになっていくよう願う。

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