広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

毎週木曜日発行|広島の企業・経済ニュースを発信

広島経済レポート2026年6月4日号

HEADLINE
その他の記事
決算概況
紙卸業界で老舗の資本譲渡相次ぐ 業界大手グループに入り規模生かす
広島の紙卸売業界で西区商工センターに本拠地を置く老舗の木野川紙業(陣場健社長)やアオイ福原(小島健知社長)が相次ぎ、業界大手に株式譲渡し資本傘下に入るなど事業再編の動きが加速している。デジタル化で紙市場が縮小する中、スケールメリットを生かし、経営安定化を狙う。
デニム生地製造全国一 カイハラ産業がマーケットイン強化
デニム生地製造で国内トップのカイハラ産業(福山市新市町常、貝原祥之社長)は、消費者の反応を生地開発や販売提案に生かす事業体制づくりを進めている。2025年春に新設したマーケット企画室を中心に、展示会やインターネット通販(EC)、イベント出展を強化。市場の声を探るため、創業以来初めてとなるオリジナルのジージャン(デニムジャケット)も発売した。従来の〝黒子〟に徹する生地メーカーから、自社の価値を積極的に発信する方向にかじを切る。
ハローズが需要予測をメーカー・卸と共有
食品スーパーのハローズ(福山市南蔵王町、佐藤利行社長)は自動発注システムの機能を拡張し、物流センターの必要補充数をメーカーや卸に自動連係する仕組みを導入した。昨秋から特売菓子の約7割で運用し、センター在庫を2021年比で約5%圧縮した。メーカー側ではトラック積載率が24%向上し、台数も22%減った。
県立大大学院で観光経営人材の育成を計画
広島県は社会人対象の県立広島大学大学院経営管理研究科(HBMS、2年)で、観光経営人材の育成を始める。2027年度入学生の2年時の28年度から発展科目群で計画。観光・宿泊業などの経営層、幹部社員らの入学を想定し、観光の専任教員の募集も開始した。またインバウンド増加を受け、英語、中国語に加えフランス語、スペイン語の地域通訳案内士や地域観光案内を担うローカルガイド育成も始める。さらに海外からの誘客活動を継続し、周遊ルート形成や市町の観光施策への補助金支援も行う。
みどりHDが熊本県に九州最大級の道の駅
ビルメンテナンスの第一ビルサービス(中区大手町、坂根紳也社長)は6月5日、同社が代表企業を務める梨の花が熊本県荒尾市海陽町に九州最大級の規模の「道の駅ウェルネスあらお」を開業する。運営も担う。複合型道の駅で、行政・子育て支援施設を一体化した官民連携の地域交流拠点とする。
もみじ銀行、三次支店を新築移転オープン
もみじ銀行(平中啓文頭取)は6月8日、三次市十日市中3丁目に三次支店を新築移転オープンする。2階建て延べ431平方メートルで、内装に木目調の温かみと落ち着いた黒を基調にしたモダンなデザインを採用した。支店の新築移転は、2021年10月にクリニックや薬局を併設して「YMFGオールヘルスケアタウン」を開店した向洋支店以来となる。鷹野橋支店・昭和町支店(中区千田町)もリニューアルを予定し、6月22日から中区大手町5―7―5の仮店舗で営業を始める。
  • ひろしまイノベ機構とHiCAP ボレー株をSRHDに譲渡
  • IGLがウイスキースティック ヤマザクラを森林組合が加工
  • 三菱地所レジデンスら3社 牛田本町に大型分譲マンション
  • ひろしま産業振興機構 ウェブ活用セミナー
  • 松本無線パーツが中継機発売 別規格の無線機を互換
  • ジムニー専門店シーエルリンク 中古部品の認定通販サイト
  • 歯科医院の湧泉会が計画 27年に歯科衛生士専門学校
  • 静岡のプログラミング教育会社 ひろぎんHDが株式譲受
  • イーシーセルビス 広銀がPIF1億円
  • コンサルの小林氏 マーケティング新会社 編集工学の視点重視
  • 村上農園が書籍化 豆苗発売30年記念
  • 広島銀が印刷の河内にSXネクストローン
  • 北広島町がバスツアー 壬生の花田植を予約席で鑑賞
  • 山口の作業服ショップ 6月、大竹市に県内1号店
  • マツダの海外生産 米国がメキシコを初めて上回る
  • マツダとスピングル社 コラボ靴の第2弾発売
  • 日本公庫15~17日 創業応援イベント
  • 雇用労働相談センター メンタルヘルス講座
  • 吉島小中などにナガ・ツキが寄贈
  • 加藤組と広島銀行 三次青陵高に寄贈
  • 福留ハム
  • フジ
  • 大田鋳造所
  • ストリーム
  • エーケンテック
  • 青山装飾
  • TACKSEL
  • さだや
  • PSP
  • 広島アルミニウム工業
  • マツダスチール
  • ヒロテック
  • 東洋シート
  • ベバストジャパン
  • 山下製作所
  • 日建リース
  • 池久保電工社
  • メディアクロス
  • 中野製作所
  • 日成プラント
  • セイコービジネス
  • 瀬野川カンツリー倶楽部
  • ショウエイ
  • 佐々木
  • 2026年6月4日号をチェック
    • 2026年6月4日号
      板蕎麦香り家 広島大手町

      ソバの実を殻ごとひいた「ひきぐるみ」の粉を使うのが特徴。東北地方の郷土食とされ、黒っぽい色合いでコシが強く、豊かな香りが口の中に広がる。平日昼や土日は行列ができることもあるという。
      「初めての方へのお薦めは、2種類のつゆが付く板そば『おためしそば切り』。一般的なしょうゆベースと、ごまだれでも楽しめます。麺もお好みで太切り、細切りからお選びください」
       一品料理では、料理長がフワフワに仕上げるだし巻き卵やアイガモ焼き、天ぷら、サラダなどをそろえる。夜は4000円と3000円のコースがあり、事前予約で2人から対応。20人以上を目安に貸し切りもできる。
      「旬に合わせた料理、そしてお酒にもこだわっています。例えば辛口の吟醸酒『ばくれん』は、そばと同じ東北の銘柄。もちろん、そば焼酎も扱います。コースは飲み放題の追加もできるため、宴会での利用も大歓迎。締めのそばの薬味には、コース限定のものも用意しています」

    • 2026年1月8日号
      スポーツMC / 渡部 裕之

      広島ドラゴンフライズをはじめ、ハンドボール、ラグビー、フットサルといった県内スポーツの試合会場MCや実況を担当しています。ラジオやケーブルテレビなどのスポーツ番組にも長年出演。特にマイナースポーツの振興に注力してきました。
       2017年、DJを務めていたラジオ番組を通じ、創立3年目だったプロロードレースチームのヴィクトワール広島と出会い、三原市で試合を初観戦。コースと観客の近さや、時速50キロで目の前を走り抜ける自転車に圧倒されました。また、1人のエースを勝たせるために各選手が献身的に役割を全うするチームスポーツだということも驚きでした。チームの中山卓士社長に熱心なオファーを頂き、23年からホーム戦の会場MCに就任。初めて放送席で見届けた佐木島ロードレース(同市)では雨天の中、同チームのレオネル・キンテロ選手が数センチ差の接戦を制し、初のホーム優勝をつかみ取りました。記念すべき勝利を声高らかにアナウンスできたことは、忘れられない思い出です。
       ロードレースはファンと選手の距離が近く、移籍した選手にもファンが優しく声をかける文化があります。勝負事ですが、相手があっての試合。対立をあおるより、アウェーのファンを含む全員で最高の応援をつくり上げ、誰もが良い試合を見たと思える会場にしたい。今年3月に開催予定のホーム戦でも気持ちの良い声援で選手を後押しし、広島優勝の一助になれば。

    • 2026年6月4日号
      酷暑で注文増える

      最高気温40度以上の「酷暑日」。4月から予報用語に追加された。快適な春や秋の季節が年々短くなり、日本の四季は一体どこへ行ったのか。早くも真夏がやってきた。
       全国に販売ネットワークを擁する、テント製造販売で県内大手の岸工業(南区)は、昨夏に発売した新製品「K―BOOTHシリーズ」の反響を受け、今夏も拡販に意気込む。屋内の作業空間を快適にする仮設型空調対応ブースで簡単に組み立てられる。出入りの手間を省く工夫を加え、バージョンアップした。
       5月にインテックス大阪であった「第1回猛暑テック」に出展。職場の熱中症対策が義務化された「改正労働安全衛生規則」も追い風に、幅広い業種業界から引き合いが入っている。岸哲太郎社長は、
      「工場内の実証実験では1馬力、約2・5キロワットエアコンで暖房28度に設定し、10分間で7度下げることができた。屋内環境などにもよるがブース内は4~5度下がり、仮設休憩所にもなる。当社は受注生産が主力だが、新製品を規格品として打ち出したことから同業他社からの注文も増え始めている」
       OEM(相手先ブランド製造)や受託品も併せて昨夏以上の需要を見込み、東広島工場はフル稼働という。
       一方で、ブースの素材となるPVC(ポリ塩化ビニル)は今シーズン分を確保はできているというが、中東情勢次第では今後、石油由来ではない代替材料の調達も視野に入れる。
       75年以上にわたり、多様なテント(膜)需要に応えてきた。コロナ禍を契機にスマホなどのネット活用により発信力を高め、実績を生かすチャンスも広げてきた。まったく縁のなかった新規から受注につながるケースも増えてきたという。臆せず、正面から技術革新と向き合う。
      「いまは個人的な利用もあるが、公私ともに生成AIを使わない日がない。例えば、空調対応ブースの取扱説明書を営業から求められ、AIを使って1時間ほどで作成することができた。外部に頼めば当然コストが発生する。むろん人間の手による最終チェックは必要不可欠だが、説明書のたたき台を、あっという間につくってくれる」
       業務効率化などへ、AIエージェント導入を本格的に検討しており、社内で数名を抜擢して検証に入る予定。
       AIの本格的な導入に二の足を踏む企業も多いのではなかろうか。まずは業務の棚卸から。〝人でなければ〟〝人でこそ〟できる領域を見定め、どうやってAIを取り込むのか。その仕分け作業からスタート。人間力までごっそり失っては元も子もない。
       一方でAIが普及すればするほど消費電力量も、CO2排出量も増える。スタンフォード大学人間中心AI研究所によると、最新AIモデルの一つの学習で排出されるCO2量は、乗用車1万7000台の1年間の排出量に匹敵する約7万2800トンに達すると推測する。
       電力広域的運営推進機関によると日本の需要電力量は24年度から増加に転じ、主要因の一つがデータセンターや半導体工場の新増設に伴うAI関連という。世界規模で温暖化が加速しそうだ。
      「時代の動きに目を凝らし、何がどう変わるのか、どう備えればよいのか。ここが経営の勝負どころ」
       データセンター関連向けにも空調対応ブースの出番があると見込んでいる。