ヒロコシグループで、大人のおしゃれな会話を楽しむ上質の社交場がコンセプトの会員制クラブ。和洋中の食事やピアノバーも人気を博し、ルッソビル全体で「快適」「情緒」「わがまま」「遊び」をキーワードに、ぜいたくな空間を提供する。2022年8月から小ママとして、相川絵奈ママと二人三脚で切り盛りしている。
「この3年はあっという間でした。春と周年記念の夏に毎年開くイベントを成功させる上でプレッシャーも感じましたが、お客さまや周囲の方々に支えていただき、感謝が尽きません。当店は会員制クラブでありながらアットホームな雰囲気があります。人と人のつながりを大切にして、楽しかった、また来たい、と思ってもらえるよう全員で励みたいと思います」
ゴルフ好きで県内のゴルフ場は全て回ったほか、旅行や美術館巡りも趣味。グループではクラブ穂に新しいママが、クラブ羝に2人目の小ママが誕生し、薬研堀ビルはカラオケルームが復活。今年もグループ一丸でもてなす。
広島ドラゴンフライズをはじめ、ハンドボール、ラグビー、フットサルといった県内スポーツの試合会場MCや実況を担当しています。ラジオやケーブルテレビなどのスポーツ番組にも長年出演。特にマイナースポーツの振興に注力してきました。
2017年、DJを務めていたラジオ番組を通じ、創立3年目だったプロロードレースチームのヴィクトワール広島と出会い、三原市で試合を初観戦。コースと観客の近さや、時速50キロで目の前を走り抜ける自転車に圧倒されました。また、1人のエースを勝たせるために各選手が献身的に役割を全うするチームスポーツだということも驚きでした。チームの中山卓士社長に熱心なオファーを頂き、23年からホーム戦の会場MCに就任。初めて放送席で見届けた佐木島ロードレース(同市)では雨天の中、同チームのレオネル・キンテロ選手が数センチ差の接戦を制し、初のホーム優勝をつかみ取りました。記念すべき勝利を声高らかにアナウンスできたことは、忘れられない思い出です。
ロードレースはファンと選手の距離が近く、移籍した選手にもファンが優しく声をかける文化があります。勝負事ですが、相手があっての試合。対立をあおるより、アウェーのファンを含む全員で最高の応援をつくり上げ、誰もが良い試合を見たと思える会場にしたい。今年3月に開催予定のホーム戦でも気持ちの良い声援で選手を後押しし、広島優勝の一助になれば。
日本列島最古の人類は廿日市市を選んだという。気持ちが浮き立つような発掘調査結果が発表された。
中国山地の標高約800メートルに広がる廿日市市吉和の冠遺跡から出土した旧石器時代の石器が放射性炭素年代測定で約4万2300年前のものであると、発掘調査を実施した奈良文化財研究所の国武貞克主任研究員らの研究チームが昨年5月、明らかにした。
これまで日本列島への到達時期は後期旧石器時代の3万8000年前ごろという説が有力だった。しかし今回の発見で、さらに古く中期旧石器時代にさかのぼり、通説が覆される可能性が出てきた。
その発掘調査報告会(主催=廿日市市教育委員会)が2月23日、ウッドワンさくらぴあ(同市下平良)である。
「わたしたちの祖先はいつ日本列島にやって来たのか」と題し、奈良文化財研究所(奈良市)の国武氏が講演。広島大学の藤野次史名誉教授は「旧石器時代のくらし」を、市教育委員会の妹尾周三専門員は「冠遺跡群の発見とその後」について話す。石器の展示もある。入場無料。
冠高原の遺跡群は数十年前から地元の研究者や県教育委員会などで調査を継続。出土地層の年代測定や分析のために自然科学分野の研究者も参加。石器が集中する深さを確認し、伴出した炭化物を放射性炭素年代測定法で分析したところ、最下層の炭化物の平均値が国内最古となる4万2300年前のものと判明。
時代ごとに分け、その年代に見合った通りの出土で、中期旧石器時代に相当するこれら石器の作り方や特徴は同時期の中国大陸や朝鮮半島のものと類似しているという。調査は継続中で、論文発表とその検証結果が待たれる。
廿日市市は平成の大合併で 旧町村の佐伯、吉和、大野、宮島と一体になった。山間や内陸〜沿岸〜島しょ部それぞれの自然や歴史文化は多様で奥深い。嚴島神社の祭礼の最終日に合わせ室町中期以降、毎月廿日(20 日)に立つ「市」が市名の由来。これよりはるかに歴史をさかのぼり、列島最古の人類がどこから、どうやってこの地にやってきたのかと想像をめぐらす。
30万年前にアフリカに誕生した新人類ホモ・サピエンス。彼らがユーラシア大陸を経て世界へ拡散していったグレートジャーニーと呼ばれる旅先の一つ、廿日市に列島最古の人類が到達したことが証明されると、世界の注目を浴びることになりそうだ。
国武氏は2017年から中央アジアの4遺跡を調査後、20、21年には長野県香坂山遺跡を発掘調査し、その後も列島での石刃石器群の成立過程解明に挑む。冠遺跡は研究者や専門家の間で注目されていたが、一般的には存在や価値が認識されていなかった。
宮島の嚴島神社とその前面の海や背後の弥山原始林を含む森林区域は世界遺産。神社の建造物群は6棟が国宝、14棟などが重要文化財。2万年前の後期旧石器時代、宮島には人が住んだ証があり、下室浜遺跡でナイフ形石器が出土している。市教育委員会は、
「冠遺跡では発掘体験も行っており、徐々に認知されるようになった。本物を見て歴史に触れて価値を知ってもらうことが大事。中世、嚴島神社の材木は吉和から調達されていた。地元を広く、深く知ることにより、自然に郷土への誇りが生まれてくる」
列島最古の人類はどんな暮らしをしていたのか。その証に耳を傾けたい。