当社がある西区の三篠にはかつて選手が住む「三省寮」がありました。学区内には衣笠祥雄さんや野崎泰一コーチも居住し、小さい頃から生活の中にカープの存在がありました。誰かは分からないのですが、近所の公園でキャッチボールしている選手にサインを書いてもらったことも。初優勝は小学校5〜6年の時で、クラスメートと応援歌を歌って盛り上がったのが懐かしい。
以前はマツダで働いていて家業を継ぐ気はありませんでしたが、家庭の事情もあって40歳目前で入社。最初はパートとして経理学校に通いながら少しずつ経験を積みました。社長就任後は会合などで選手の講演を聴く機会が増え、生き様や組織運営などいろいろなことを学ばせていただいています。その際、衣笠さんに「(当社のある)三篠は僕の原点だったよ」と声をかけてもらったのが印象に残っています。木下富雄さん、達川光男さんとも仕事の中でご縁をいただき、ありがたく思います。
試合があるだけで「うきうきわくわく」。カープは広島人にとって元気の源だと思います。旧市民球場時代から年間シートを保有し、社員と一緒に観戦することもあります。2014年には「球団公認商品を作りたい」との社員の声からパッケージにカープ坊やをあしらった「みそピーナッツ」を商品化しました。カープは若手の育成に長けているので、森下暢仁選手らに希望を持って頑張ってもらいたい。当社でも一人一人の良いところを上手に伸ばしていきたいですね。カープと同じく、チームワークを大切に、みそ作りにまい進します。