広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2021年11月18日号
八紘 / 庄田 朋幸 社長

安佐南区中須で建築塗装業を営んでいます。
 父がテレビのチャンネルを常にカープ中継に合わせていた影響で、幼い頃から一筋。同じ音の名字の正田耕三さんを応援していた記憶があります。小学生になり、野球をするようになったころから、憧れの選手は孤高の天才・前田智徳さん。試合で安打や本塁打を放っても、自身の納得のいく打撃内容でなければ喜ばない。ひたむきな姿勢はまさに〝打撃職人〟でした。
 印象深いのは、200勝目前の北別府さんが先発した1992年9月13日の東京ドームでの巨人戦。緊迫した場面でセンターを守る前田さんが打球を後逸して勝ち星が消滅。北別府さんの降板後、前田さんが決勝2ラン本塁打を放ちますが、試合後のインタビューには応じず、自分のふがいなさを責め、ひたすら泣いていたそうです。人間味に感動し、一層ファンになりました。動画を何度も見返し、自らを奮い立たせる原動力にしています。アキレス腱断裂などの大ケガがなければ、どんな成績を残していたか。引退された今も空想にふけります。
 赤松さんや天谷さん、広瀬さんなど、「暗黒期」を支えた走塁・守備のスペシャリストも大好き。走攻守そろったスター選手のような派手さはありませんが、自身の特長を最大限に生かし、チームに貢献する姿は応援していてワクワクしました。納得のいく仕事を追求する当社の職人と重ねています。
 今季は低迷しましたが、小園、林選手など若ゴイの台頭が目立ちました。それぞれの武器で躍動し、来季こそファンの期待に応えてほしい。

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