〝新井カープ〟1年目のシーズン開幕が待ち遠しい。久しぶりに広島市出身の監督で、特に親しみが湧く人が多いはず。ウィズコロナの時代に入り、今季の入場者数制限はないでしょう。連日の大入りが期待できるマツダスタジアムで毎試合、悔いのない采配をしていただきたい。
妻が熱狂的なファンで、彼女は観戦に誘われると私の夕食づくりを放棄して球場へと飛んでいきます。私ですか。ええ、もちろん笑顔で送り出しますよ。孫を連れて家族総出で観戦に行く際にもカープ応援は妻の役目。私はいわゆる〝イクじい〟と化します。カープが負けた時に「アー!」と声を上げてしまう妻と一緒に、再び「結局、新井は凄かった」という新聞広告を見られる日まで温かく見守りたい。
ところで、私は国泰寺高校の同窓会長として学校運営協議会委員を務めるほか、広島県の人事委員に選ばれています。公立中学校などで段階的な実施が検討される部活動の地域移行(外部委託)は、教員の長時間労働の解消だけでなく、プロスポーツ選手のセカンドキャリアの受け皿になるのではないでしょうか。引退後の選択肢が広ければプロ入りをためらっていた人材も決断しやすく、全体のレベルが上がる。新しいビジネスが生まれ、経済的な波及も出てくる。もちろんスポーツだけではダメで、親や周囲が「勉強もする」よう言い聞かせるべき。いずれにせよ〝学校依存〟から脱却しなければいけません。