三川町交差点近くにある会席料理店。東京や広島の日本料理店で経験を積んだ代表が、焼きガキ、カワハギの薄造り、アナゴの白焼きなど「広島らしさ」を味わえるコース料理(6000〜1万2000円)を振る舞う。3月に南区京橋町から移転した。
「特に、500グラム前後の小鯛をまるごと使う『熟成鯛飯』は2015年の開業当初からの看板メニュー。カツオと昆布だしにしょうゆ、みりんを加えたシンプルな味付けにして、尾頭付きの鯛とコメを一緒に土鍋で炊き上げます。ふたを開けた時の豊潤な香りはたまりません。米の一粒一粒に味がしっかりとしみ込んでおり、途中でだしを加えると二度おいしいですよ」
料理に合うよう、賀茂鶴や三次ワインなどの地酒も充実させる。
「カウンター越しに調理する割烹スタイルの店構えに変わり、今まで以上に食事を楽しまれるお客さまの反応を見られるのがうれしい。味や接客に一層磨きをかけ、地域の人や観光客から長く愛される店に育てていきたい」