広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    瀬戸内ブランドコーポレーション社長に就任 / 井坂 晋 氏
    NEWSな人
    クラウド人事労務ソフト 7月から広島で営業本格化 / SmartHR 永野 龍太朗 中国地区戦略担当
    福祉ネイル普及目指す 男性メンバー集め周知活動 / ファミーユ 中尾 将吾 代表
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
scelto / 小國 好伸 シェフ

南イタリアをイメージしたイエローの壁が目を引くイタリアンレストラン。九州直送の彩り鮮やかな有機野菜やブランド肉と、炒った小麦入りの香ばしい手打ちパスタなどを提供する。小國好伸シェフは、
「昨年6月、福岡から帰広して開業。ワインと共にゆっくり料理を楽しんで1日の疲れを癒やし、明日への活力を養う場所にしたい」
 カウンターメインの店内で注文の料理を一品一品作る。契約農家から届く野菜は、例えばナスでも縞模様のゼブラナス、球形のタイナスなど珍しい品種がグリルやバーニャカウダ、パスタなどに使われる。メインは「糸島豚骨付きロースのグリル生胡こしょう椒ソース」「佐賀産骨付き有田どりのアクアパッツァ」などで、魚介類は新鮮な地元産食材を取り入れる。共に店に立つ妻・真紀さんはソムリエ資格を持つ。
「一皿ごとに違うワインをグラスでなど、好みを気軽に相談してください」

    INFORMATION
  • ◆住所:東区牛田本町2-5-15
  • ◆電話:082-555-8151
  • ◆席数:カウンター7席、テーブル6席
  • ◆平均予算:昼2000円〜、夜5000円〜
  • ◆営業時間:午前11時半〜午後2時、午後6〜10時
  • ◆定休日:水曜
  • ◆要予約(当日も可)
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
棚田秀利税理士事務所 / 棚田 秀利 代表

呉市出身でカープファン歴45年。1975年、私が小学校3年生の時に悲願のリーグ初優勝した頃から応援しています。当時の盛り上がりはすさまじく、最近では2016年からのリーグ3連覇で盛り上がりましたが、それとは比べものにならないほどの熱気に街全体が包まれていたように思います。子どもはカープの赤い帽子をかぶるのが当たり前で、そこら中にカープ坊やがあふれていました。友達とプロ野球チップスのおまけで付いてくる選手カードを集めたり、書店でカープ選手年鑑を買って選手一人一人の出身高校などの情報を頭に入れるのが楽しかった。
 特にカープ愛が強かったのは山本浩二さん引退の年の1986年。私が早稲田大学1年の時です。当時、東京で広島出身の私は周りからよく田舎者扱いされていました。野球に関しても巨人のスター選手などに比べてカープの選手はダサいとばかにされ、悔しかったのを覚えています。しかし、その年に宿敵の巨人を破り、リーグ優勝して本当にスカッとしました。東京の広島県人会の友人たちと優勝の瞬間を見届け、午後11時頃まで居酒屋で飲み、そのまま寝ずに翌日発売の日本シリーズのチケット購入に並んだのが懐かしい。
 今のお気に入りは鈴木誠也選手です。彼が打てずに悩んでいる姿を見るとこちらまで悲しくなります。最近は調子が上がってきたようで、〝神ってる〟と言われた頃の勢いを再燃焼し、ホームラン数を伸ばしてもらいたい。コロナが一刻も早く収束し、以前のように球場でファンが一体となって応援できる日を待ち望んでいます。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
「夢」と「五感」

マツダスタジアムの正式名は広島市民球場。公設民営だが、まさに市民のもの。これほど市民から愛されているスタジアムはほかにない。
 観戦しながら周回できる幅広のコンコースは街中を歩くような開放感がある。天然芝がまぶしく、選手も近い。いまはコロナ禍で少々観客席は静かだが、あのリーグ3連覇の快挙は大方、ファンの大声援が成し遂げたのではないかと思う。混然一体のスタジアムはまさに「夢の器」である。
 新球場を現在地で建て替えるのか、旧国鉄の貨物ヤード跡地に造るのか。ドーム球場なのか、オープン球場で天然芝にするのか。市民を巻き込み議論がふっとう。構想から建設までに困難なハードルを幾度も乗り越え、ようやく2007年11月26日に起工式を迎えた。市の担当者としておよそ7年、新球場建設に携わった日高洋さんは、
「新球場竣工の時よりも、着工することのうれしさが大きかったように思う。式典で初めて新球場の完成イメージCGを公表した。会場に流れるその動画を見ながら、私は鳥肌が立った。仕事で鳥肌が立ったのは初めて。着工までに3回もコンペを実施し、これでもか、これでもかと何度も挫折を味わっただけに、言い尽くせない喜びがあった」
 カープ存続が危うい。危機感に端を発し、すぐさま市民も経済界も新球場建設を後押しした。経済界は目標を上回る17億円近くを集めた。大勢の人が建設に関わり、その一員に加わることができた日高さんにとって、とてつもない感動があったのだろう。
「広島駅周辺のまちづくりにも大きな波及効果があった。南口周辺は長らく進んでいなかったBブロックや新たにCブロックの再開発が促進されて商業施設などが建設され、北口周辺は事務所やホテルなどが立地し、周辺の都市機能は格段に充実、強化された」
 そもそも都市計画の分野を志していた。九州大学工学部建築学科を卒業後、大手の建設会社を経て1987年に広島市役所入り。新球場建設部専門員、オリンピック招致検討第二担当課長、経済企画課菓子博覧会支援担当課長、都市機能調整部長などを歴任。2018年に建築の技術職では初めて経済観光局長に就いたが、父親が倒れたのを機に2地域居住しながら実家の農業を継続するため、定年まで一年を残し退職。
「これまで夢と五感を大事にしてきた。五感で感じると、多少反対されても絶対これでいけると、自分の中に信念を持てる。人生も、仕事も同じだと思う」
 学生時代に米国と日本で自家用操縦士の資格を取得し日米の空を飛ぶ。一級建築士や狩猟免許も持つ。(社)地域価値共創センター理事、星槎道都大学建築学科客員教授、カープ地域貢献アドバイザー、広島ドラゴンフライズ新アリーナ準備室顧問、故郷の島根県邑南町顧問などを務める。
 5月に広島総合卸センター顧問に就任した。MICE施設整備構想のある商工センター地区のまちづくりを担当する。伊藤学人理事長は、
「実家の農業を継続する責任は重いが、彼の才能を眠らせるのは惜しい。存分に力を発揮してもらいたい」
 日高さんの夢と重なり、まちづくり構想が実現する日を待ちたい。

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