広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    ポエック社長に就任 / 松村 俊宏 氏
    NEWSな人
    21年12月に代表理事就任 次代担うリーダー育成 / (社)広島国際青少年協会 森信 秀樹 代表理事(森信建設社長)
    2月1日付で取締役就任 賃貸不動産業務のDX化促す / セイルボート 吉村 竜一 取締役
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
ダイニング ルオーレ / 篠原 浩一 マネジャー

リーガロイヤルホテル広島1階のブッフェレストラン。1年半前から、南米を代表するバーベキュー料理「シュラスコ」をメインに据える。牛のさまざまな部位の塊肉を鉄串に刺し、じっくりと豪快に焼く。焼きあがった肉を客席まで運び、目の前でカットして提供する。篠原浩一マネジャーは、
「都市圏ではシュラスコ専門店があるが、ホテルレストランで味わえるのは全国でも珍しい。焼肉、鉄板焼きとは違う調理方法や見た目、ライブ感も楽しんでほしい」
 塩・こしょうでシンプルに味付けし、ジューシーで軟らかい4種類の肉や焼きパイナップルを用意。一番人気は希少部位でもあるイチボで、程よく脂身があるという。
 広島県出身。大阪の本社に就職後、約20年前に広島に転勤となり、前身の「コーヒーハウス コルベーユ」に配属。当時は泊まり込みの勤務体系で先輩たちと過ごす時間も長く、接客やサービスのいろはを学んだという。現在は指導する立場となり、若手の育成に力を注ぐ。
「3月からデザートメニューを15種類へ拡大。春の慶事でぜひ肉とスイーツを楽しんでほしい」

    INFORMATION
  • ◆住所:中区基町6-78
  • ◆電話:082-502-1121
  • ◆席数:110席
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
広島美建 / 瀬川 幸司 社長

出身地の安佐南区伴東でエクステリア工事を手掛けています。
 小学生の頃のカープは、山本浩二さんや衣笠祥雄さんら名プレーヤーが活躍する「黄金期」でした。その中で、特に応援していたのが正田耕三さん。チーム屈指の練習量で、小柄な体格ながら首位打者やゴールデングラブ賞を獲得。打線のつなぎ役など自身の役割を理解し、徹されていたように思います。社長になった今では正田さんのような人材がほしいと、つい考えてしまいますね。
 最近の「推し」は中村奨成選手。母校が同じ広陵高校ということもあり、プロ入り前から注目しています。高校3年時2017年の甲子園で3試合連続や2度の1試合2本を含む6本塁打を放ち、大会記録を32年ぶりに更新。しかしカープ入団後は、なかなか1軍の舞台で活躍できていないのが現状です。正捕手として100人以上の部員をまとめて甲子園準優勝を果たし、自身も圧倒的な成績を残して入ったプロの世界は、これほどまでに厳しいものかと感慨深い。
 新聞で話題に上がると、欠かさずチェックします。本職の捕手ではなく外野手として出場機会を狙ってひたむきに練習に取り組む姿勢に、逆境でも常に高みを目指す〝広陵魂〟を感じます。1試合でも多く1軍で躍動する姿を待ち望んでいます。
 コロナ前は福利厚生の一環で協力会社を含め球場で観戦していました。こうした状況下で足が遠のいていますが、応援する気持ちは変わりません。佐々岡監督が掲げる一体感の下、勝利を重ね、ファンを楽しませてほしい。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
島の仕事図鑑

2014年に統廃合の危機に直面した大崎上島の県立大崎海星高校が取り組む「島の仕事図鑑」が見事、文部科学省と経済産業省の「キャリア教育連携表彰」の最優秀賞に輝いた。1学年1クラスの小規模校が、全国5000校を超える高校の中の頂点に立つ快挙となった。
 島で働く人々に目を向け、さまざまな質問をぶつける。高校生の真っ直ぐなインタビューに答え、仕事のことや島のことを語る、その表情を捉えた写真を添える。図鑑は回を重ねて冊子8冊を制作。
 さかのぼること8年前。県教育委員会が「今後の県立高等学校の在り方に係る基本計画」を発表し、同校が統廃合の検討対象となった。このままでは地元から公立高校がなくなるかもしれない。そうした危機感が高校生や地域を動かした。
 自治体が県立高校を全面的に支援する「高校魅力化プロジェクト」の一環で、島の仕事図鑑づくりがスタート。地域のパン屋、理容師、電気屋、警察官、漁師などの職場を訪れてインタビューを行った。事前にプロのライターから記事の書き方を、カメラマンから写真撮影を教わり、入念に準備。取材を通じて島での働き方などを学んでいった。
 こうした高校生のキャリア教育は産業界を巻き込み、それまで途絶えていた地域と学校をつないだ。大崎上島町商工会の小川裕壮会長は、
「仕事図鑑は生徒たちの目線で仕事の魅力や、やりがいなどを生き生きと伝えている。学校と地域が連携するきっかけとなり、子どもたちのキャリア感とふるさとへの思いを劇的に変えた。地域住民にとっても高校への理解や共感を高め、島での暮らしや仕事に対する新たな誇りを芽生えさせた。そして新たな魅力化企画を生み出す原動力となり、次々と素晴らしい化学反応を起こした。これからも学校と地域が問題や課題に知恵を出し合い、話し合いを重ね、多くの失敗も重ねながら解決に向けて挑戦し続けたい」
 教室を飛び出し、島のことや人を知ることから始めた生徒らに思いがけない発見があり、感動があったのではなかろうか。調べる、考える。教育の原点を改めて示唆しているように思える。今回の受賞理由として、
 ○毎年関係者間で理念を再構築し、新しい動きを生み出すなど、組織的な取り組みで魅力化プロジェクトの持続・発展が支えられている。
 ○汎用性のある好事例として広がりを見せる。学校と保護者、地域住民が共に知恵を出し合い、「地域と共にある学校づくり」を進めるコミュニティ・スクールとして着実に歩んでいる。地域で育ち、働く人が増えるなど着実に成果が上がっている−など。
 仕事図鑑は昨年、島を飛び出し「ひろしまの仕事図鑑」へと発展。県内公立高校5校による学校間連携地域協働学習となった。弊誌を発行する広島経済研究所とも連携し、サイト「ひろしま企業図鑑」へも掲載。北海道や宮崎県の高校にも波及していった。今年1月から海外へ広まり、上海日本語学校で仕事図鑑をトライアルで制作。学校のカリキュラムへの反映を検討するプロジェクトが始まった。
 生徒が働く人の個性に触れて、地元のことや生きることを学んだ価値は大きい。

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