広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    中国地域創造研究センター会長に就任 / 芦谷 茂 氏
    NEWSな人
    庄原市と工場立地協定 国産材ブランドも視野 / ウッドワン 中本 祐昌 社長
    新たな発想で事業創出担う クマヒラグループ成長に貢献 / クマヒラ興産イノベーション研究所 細内 裕介 所長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
鮨(すし)稲穂 / 三原 美穂 代表

旬の食材でおまかせのコースを組む、すし店。県産の米や酢、水を使い、瀬戸内海産の魚介類を中心に提供する。11月10日に中区銀山町から移転した。三原美穂代表は、
「開店5周年を迎え、気持ち新たにスタート。広島三越隣りの好立地に移り、買い物を楽しむ主婦層など新しいお客さまとの出会いが楽しみです」
 〝瀬戸内前鮨〟をテーマに漬けにする、酢で締めるといった一手間を加える。すし店では珍しいマイナス温度帯でも凍らない特殊冷凍庫で数日間熟成させたマグロが人気という。移転を機に個室を充実させて鍋などの会席を用意し、接待需要を一層取り込む。
「納得できるシャリとネタの調和のためには、時間と手間を惜しみません。地元の食材にこだわったストーリーのあるコースで、県外や海外から訪れた人にも広島の良さを伝えたい。将来は生まれ育った江田島市沖美町で店を開くのが夢です」

    INFORMATION
  • ◆住所:広島市中区胡町5-7 ウインザービル2階
  • ◆電話:082-545-5458
  • ◆席数:32席
  • ◆営業時間:正午〜午後2時、午後6〜11時
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
広島情報シンフォニー / 寺尾 昌彦 社長

福岡出身ですが、社会人として一番長く過ごした土地が広島。前職のNEC時代の2度の広島勤務を含め、計19年目になります。残業が終わってすぐラジオで試合中継を聞く同僚がいるような環境の中、自然とカープに興味を持ち、応援するように。オフィスから旧市民球場が近く、仕事終わりにビール片手にふらっと見に行くのを楽しみにしていました。
 2度目の勤務時からはアウェーの試合も見られるようにケーブルテレビに加入。最近は自宅での観戦が中心です。球場では周りの目が気になりますが、家では毎試合「なんでそこで代えないんだ!」と叫びながら観戦しています。妻は嫌がりますが、これだけはやめられません。
 年に数回は取引先や会社の同僚などと球場へ。25番新井さんのユニホームをよく着ます。面倒見が良く、場の雰囲気を明るくするような人柄に好感が持てます。監督としては勝ちにこだわる指揮を期待。例えばチームの勝ちを最優先に考え、先発ピッチャーの出来を見定めて早めに交代させるといった采配をしてほしい。チームにとって何が一番大切なのかを周知徹底し、それぞれ果たす役割は違っても同じ方向を向いて進むことが重要。そうすればサインが出ていなくても自分で考え、「次の打者に懸けて自分は犠牲になってバントをしよう」といった行動につながるのでは。3連覇した頃のカープにはそんな雰囲気があった気がします。今、注目しているのは坂倉選手。汚れたユニホームやしぐさ、表情から感じる泥臭さに引かれます。いつか首位打者になってほしいですね。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
市信用70周年

広島市信用組合は1952年の創業から70周年。2022年9月中間期で売上高に当たる経常収益94億700万円を計上。バブル期の1991年9月期の90億6100万円を超え、過去最高になった。山本明弘理事長は、
「91年の頃は預金利息が8%、貸出金金利が10%以上という時代でした。近年は本業の収益を示すコア業務純益や経常、当期純利益などが過去最高を更新する一方、経常収益は91年実績を超えられないでいたが、低金利が続く中、30年間のブランクが解消された思いです」
 この10年を振り返ると、役職定年廃止、初の女性支店長登用=2014年、西日本豪雨の復旧対応、広支店19年ぶり新店舗=18年、営業区域を県全域に拡大=19年、JCR格付A見通しポジティブに格上げ=21年などがあった。そして13年に山本理事長が全国信用協同組合連合会の会長に就任。18年にはNHKのテレビ番組「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演し、大きな話題になった。
「預金、貸出金の本来業務に特化し、不良債権も徹底して処理。財務内容を充実したことが大きかった。矢継ぎ早に支店の新築移転、広支店の新設などの店舗拡充、初任給・給与・手当の引き上げ、基本給への振り替え、定年延長など職員の待遇改善等を行うこともできた。純利益も来期末に54億円、3年後に60億円を見込んでいます」
 当初、預金を28年3月期、貸出金を31年3月期としていた「残高1兆円達成」目標を、今年1月にそれぞれ1、2年早め、この中間期での好業績を受け、さらに預金を26年3月期、貸出金を27年3月期に前倒しした。
「毎日リアルタイムで預貸金残高を把握していますが、9月末からの3週間で、預金が34億円、貸出金が25億円増えています。今年度の事業性融資の新規開拓目標1115軒に対し、10月17日現在で666軒と順調です」
 地元金融機関が軒並み店舗統合を進める中、広支店新設ほか、新築移転・建て替えでは14年に東雲支店、16年に可部支店、17年に宮内支店、20年に駅前支店、22年に己斐支店を完了。23年7月に海田支店、同11月に五日市支店、24年6月に府中支店、同11月に薬研堀支店、25年に鷹の橋支店を計画している。
「五日市、薬研堀、鷹の橋支店は駅前支店と同様に3階建てで1階に駐車場、2階に店舗を配置する予定。新築移転の場合、土地と建屋で6〜8億円かかりますが、支店の新築移転は主に賃貸物件で行っている。34年の減価償却で家賃より安くなるという判断もある。古江、南支店も移転先の用地を探しており、新築移転完了のめどがたった後、広島市内も含め新店舗の開設を検討します」
 今後の情勢については、
「日本銀行の黒田総裁の任期満了が来年4月に迫り交代が取りざたされている。米国の金利上昇や円安もあって金利上昇の可能性がある。コロナ対策のゼロゼロ融資の返済期が来て倒産が増えることも想定されるが、破綻懸念先には100%の引当金を積んでおり、環境変化に対応できる状況です。外務力を強化し5年先、10年先も盤石の経営を進めたい」
 微塵(みじん)の油断もない。

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