広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    近畿大学工学部長に就任 / 荻原 昭夫 氏
    NEWSな人
    県内最大手クリーニング3代目に 守破離で前進、高収益体制へ / 小柴クリーニング 小柴 義貴 社長
    竹原で社会課題解決事業 耕作放棄地の再生に注力 / プルメリア 藤﨑 大輔 社長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
炭火焼肉 楽月(ラムーン) / 名越 鉄治 社長

神石牛など国産和牛を炭火で楽しんでもらう。やわらかさとうまみが特徴の「神石黒毛和牛ハラミ」や、厚さ約1㌢の「特選厚切りタン」が人気。4400 〜8800 円でコースを複数そろえ、飲み放題では日本酒やカクテルなど100 種類以上が楽しめる。運営するC&Eコーポレーションの名越鉄治社長は、
「全席半個室のプライベート空間で、カップルや家族も周りを気にせず楽しめます。料理はもちろん、幻想的な内装や段差のある盛り付けにもこだわっています」
 クリスマスや誕生日などには、和牛を盛り付けた「肉のケーキ」やデザートをメッセージ付きプレートに乗せて1500 円で提供。忘年会や歓送迎会などで最大25人まで団体客も受け付ける。
「『お客さまに食を通じて、喜びと感動をお届けします』が当社の理念。サプライズの演出にも注力し、また来たいと思ってもらえる店舗を目指します」

    INFORMATION
  • ◆住所:中区三川町1-7
  • ◆電話:082-543-2941
  • ◆席数:68席
  • ◆平均予算:5000円
  • ◆営業時間:平日=午後5〜12時、土日・祝日=午前11時半〜午後3時、午後5〜12時
  • ◆不定休
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
ヒロデンプラザ テイサンソジム千田店 / 沖 弥生 営業課長

広島電鉄グループのヒロデンプラザが中区東千田町のマックスバリュ千田店1階に5月にオープンしました。低酸素トレーニングジムの個室6室を備え、そのうち4室にランニングマシン、2室にサイクリングマシンを設置しています。各室にエアコンを設け、好みの室温でトレーニングしていただけます。
 地上の酸素濃度は21%程度ですが、各室は16.4%と標高2000メートルの擬似高地環境でトレーニングできます。マラソン、卓球などの大会に出場するアスリートが心肺持久力アップのトレーニングをするほか、血圧コントロールなどの生活習慣病予防での利用があり、新陳代謝向上によるアンチエイジングも期待できます。1回30分を上限にしていますが今後、目的別のメニュー作りをしたいと考えています。個室の低酸素ジムは中国地方で初めての開設です。「息苦しくなるのでは」という声も聞きますが、30分程度の運動では苦しさは感じません。まずは無料の体験・見学をしてほしいですね。料金は1カ月4回利用8800円からです。
 私は小学3年生から20歳までバトントワリング(バトンさばきを披露する競技)をしていました。高校1年生の1996年にイタリアで開催された世界選手権に出場し、女子ジュニアで4位入賞。日本選手権では2位の実績もあります。現在は、知人が運営するバンヴスバトンクラブでコーチを務め、来年の日本選手権に向けて選手を指導しています。バトントワリングは見てもらえる喜びに加え、難しい技ができた時の達成感が魅力ですよ。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
マツダの電動化戦略

製造業の世界的な半導体部品不足やコロナ禍によるサプライチェーンの乱れを受け、地域で開発し調達する「エコシステム」構築の機運が高まっている。電動化に待ったなしの自動車業界。将来、車載用電池の争奪戦に発展しかねない。マツダは独自の電動化戦略を描き、手を打った。
 新エネルギー・産業技術総合開発機構のグリーンイノベーション基金事業(実施期間2022〜30年度)に採択され、次世代高容量高入出力リチウムイオン電池の自社開発に乗り出す。30年時点の世界販売に占めるEV(電気自動車)比率はこれまで25%と想定していたが、40%に引き上げる。早速、8月には地元の部品メーカーなどと共同出資で電動駆動ユニットの開発会社を設立。基幹部品のシリコンカーバイドパワー半導体を含むインバーターも共同開発する。広島から独自性の強いEVを世に出す。丸本明社長は11月22日の記者会見でこれらの方針を打ち出し、決意を示した。
「グローバリゼーション崩壊の兆候が明らかになり、多極化やブロック経済へと枠組みが変わりつつある。経済安全保障上の摩擦や分断と対立の顕在化など、経営環境は不透明。こうした中でも各国の電動化政策や環境規制を踏まえると、EV比率を高めていく必要がある。変化に柔軟に応じられるよう、三つのフェーズに分け、パートナー企業と共に電動化を加速する」
 EV時代への移行期間には内燃機関をはじめ補助モーター含む電動化技術、代替燃料をさまざまに組み合わせ、地域の電源事情に応じて適材適所で提供していく。第1フェーズはこのマルチ展開を中心に据え、第2フェーズで新しいハイブリッドシステムを導入する。電動化が先行する中国市場でEV専用車を投入し、それからEVの世界展開を開始。最終段階でEV専用車の本格導入を進め、電池生産への投資などをもくろむ。
 一方で、ガソリンエンジンなど内燃機関の製造に携わる企業はどうするのか。中国地方で内燃機関の製造従事者は約1万人に上り、無視できない。マツダは電動駆動ユニット関連の並行生産と段階的な業態転換を促す方針という。その第一歩として8月にオンド、広島アルミニウム工業、ヒロテックなどと三つの共同出資会社を設立。電動化計画の第2〜3フェーズに開発を完了させ、段階的に内燃機関専用の部品メーカーの生産品目移行が進むと予想する。
「半導体と物流のひっ迫によって、原価低減やサプライチェーンの在り方も考え直さざるを得ない。材料調達からユーザーに商品を届けるまでの全工程で物がよどみなく流れるよう、スピードが最大化される『全体最適の工程』を実現する。部品を早く取り寄せるために、協力会社で連なる深い階層を浅くしなければならない。バリューチェーンとサプライチェーン全体に視野を広げ、ムダ・ムラ・ムリを徹底的に取り除く」
 他メーカーも電動化の自社開発を進める中、半導体部品の安定調達が鍵を握る。広島の公的機関が半導体関連の産業振興協議会やコンソーシアムを結成する動きもあり、新たな半導体企業を創出する可能性を秘める。ものづくりを得意とする広島産業にとってチャンス到来である。

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