広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    広島競輪場の再整備に着手 / 大谷 剛 氏
    NEWSな人
    家具販売で顧客接点強化 “創建ブランド” 向上へ / 創建ホーム 山本 慎 専務
    元カープ選手が起業 野球中心にスポーツ振興 / TYR 安部 友裕 社長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
小次郎寿司 / 山本 浩紀 大将

地元住民をはじめ、経営者やスポーツ選手などから長年愛され、今年で50周年を迎える。にぎり、刺身のほか鯛の荒煮、のどぐろ揚げ出し、しめさばの昆布巻きなどを提供する。2代目で、2016年に先代の父から引き継いだ。
「ネタとシャリのバランスは一切妥協しない。鮮魚や貝類など厳選したネタに、シャリは広島で好まれる甘めの味付け。シャリの温度は変わりやすいため、冷めないうちにお客さまのテーブルへ。人肌を感じながらご賞味いただきたい」
 店内はカウンター6席、テーブル23席、4人用個室を備える。冬になると、ふぐ刺しなどの注文が増え、同メニュー目当ての来客が多いという。
「フットワークが軽く、話し好きな父に比べると物静かなタイプです。弟子として働いていた当時、先代の技術や人柄のとりこになった客は多かったと感じます。今は、良い意味でプレッシャーを感じながら仕事と向き合っている。技術承継とこれからも愛される店づくりに向け、日々精進ですね」

    INFORMATION
  • ◆住所:西区井口台1-13-32
  • ◆電話:082-278-0800
  • ◆平均予算:昼4000円、夜6000〜8000円
  • ◆営業時間:午後12〜2時、午後6時〜10時
  • ◆定休日:水曜
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
HS(ヒロタクスポーツ)/ 飯村 敏文 社長

原田鋼業(現瀬戸内スチール)の卓球部を経て、2004年に卓球教室を開業。22年に法人化し、今夏にはマリーナホップ内から西区観音町に移転予定です。小学校5年生で卓球を始め、回転を掛けたサーブの習得や、ラリーの回数が増える喜びからどんどんのめり込むように。小学校の県大会での優勝をはじめ、高校では1年生時に団体戦で全国制覇を達成。5番手でゲームオールジュースの接戦となりましたが、常に先手を取るという攻めの姿勢で勝利をつかみました。男子ホープスナショナルチームのコーチも務めており、プロを目指す小中学生から生涯スポーツとして親しみたい一般の方まで、老若男女幅広く指導。ジュニア選手の強化へ、21年12月からスポンサー募集活動を始めました。卓球で試合に勝つためには心・技・体に加え、相手の癖などをいち早く見抜くなどの「知」が必要です。対外試合などで全国を巡るほか、合宿やバーベキュー、送別会などの行事も盛りだくさん。競技を通じて明るく、協調性を持った子どもを育てられたらうれしい。
 昨年は3人の日本ランカーが誕生したほか、9月には当スクール卒業生が19歳以下アジアユース選手権のダブルスで優勝。夢は30年までの県内初卓球プロチーム創設です。広島はスポーツ王国でさまざまなスポーツに親しめる反面、卓球は全国的な強豪高校がなく、好選手は県外に出ていってしまう。プロチームを通じて裾野を広げ、広島県の卓球をもっと盛り上げたい。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
人生の主人公

新しい芽を大きく育てていくため、中国地域ニュービジネス大賞の表彰制度を創設。同協議会の内海良夫会長(データホライゾン社長)は、
「受賞企業の事業内容はさまざまだが、社会や人、時代が何を求めているのか、ここに着眼した経営者の熱い思いがあり、本気で立ち向かった軌跡がある。全ては自分が源という覚悟が大切だと改めて気付かされる」
 将来を語り、ビジョンを実現させる情熱と能力を備え、世に役立つ気構えが根底にあると言う。過去30回のうち広島市内企業では、▷ダイイチ=インターネット利用による洋書販売、▷データホライゾン=保健事業支援システムとレセプト監査システムの開発・販売、▷テクノクラーツ=次世代アンダーカット形成ユニット装置「すっぽん」の開発・販売、▷アイグラン=サービス業の視点を取り入れて保護者ニーズに応えた保育事業の展開、▷福徳技研=ASRや塩害で劣化したコンクリート構造物の補修技術、▷キャンパスメディコ=固定化抗菌剤EtakとL8020乳酸菌特許によるライセンシングビジネスの展開。それぞれ成長を遂げている。株式上場の目標を立て、実現したデータホライゾンはレセプト解析技術を得意技とし、社会が求める医療費適正化とQOL向上に照準を合わせてデータヘルス関連サービスを全国展開する。しかし内海社長は創業から十数年は〝ボロボロ会社〟だったと話す。
「入社後ようやく仕事を覚えてやっと戦力になったと思ったら会社を去っていく。この間休みなく働き詰め。例え社員の倍以上を働いたところで状況を一変させるほど力はなくあくせくするばかり。その頃、一倉定先生の社長学セミナーに参加したことが重大な転機になった。社長の仕事はどうあるべきか、事業経営における原理原則などを根本から学び直し、これを実践することに全力を傾けた。業績は好転し方向性が定まった」
 世の中が何を望んでいるのかキャッチし戦略を立てる。自然界に、水は高い所から低い所へ流れる原理原則があるように事業経営も外してはいけない原理原則がある。これを残らず実践していくうちに「出会い」の運も引き寄せたと明かす。さらに医療費適正化とQOL向上を突き進めようとインターネット関連大手のDeNAと資本・業務提携を締結。医療ビッグデータの二次利用も視野に入れながら新たな市場創出へ挑戦を始めている。
 同協議会は、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラムで中国エリアを対象とした「J‐Startup WEST」事業の事務局を中国経産局と共同で新年度から本格始動する。4月中旬に関連イベントを開く予定。ユニコーンや大学発ベンチャーを発掘し支援する。世界で戦い、勝てるスタートアップ企業を育み、革新的な技術やビジネスモデルで新しい価値の提供を目指してもらう狙いだ。
 内海社長はニュービジネス大賞30周年記念誌のはじめに「自己が 自己を 自己する」という禅語を紹介している。道元の経典「正法眼蔵」にある言葉で「私たちが今見ている世界は私たち自身・自らが考え、作り出し、そしてそれを自分自身で眺めているだけだ」と訳す。全ては自分が源。「自分の人生の主人公になる」という決意をその言葉に込める。起業家へ伝えたい勘所なのだろう。

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