広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    広島県公立大学法人理事長に就任 / 鈴木 典比古 氏
    NEWSな人
    1月に社長就任 凡事徹底し3年で売上14億円へ / 河内 後河内 心平 社長
    リングひろしまMVdd受賞 「くず米」製粉し価値創出 / KURUKURU 森本 真希 代表 矢野 智美 代表
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
イタリア料理 ソッジョルノ / 岩本 庄司 代表

地元の野菜や旬の素材を、添加物・化学調味料不使用で料理するイタリアン。4月25日、中区小町から同区幟町に移転する。
「地元の主婦らを中心に、多くの人に愛してもらった。新店舗では既存メニューやコンセプト『カラダにやさしく』を引き継ぎ、座席のバリエーションを増やした。個室や半個室、ロフト席を用意するほか、テラス席の設置も検討しています」
 イタリア産の小麦粉を使った自家製の生パスタが看板メニューで、定番の「渡りガニのパスタ」など常時約30種類を用意。イタリア料理はワインとの相性が良く、ソムリエが予算や味の好みを聞いて、相性の良い銘柄と料理を提案する。常連にも毎回楽しんでもらえるよう、新メニューや期間限定品の開発に力を入れる。
「今春は桜の花びらを練り込んだパスタを提供しており、新店でもしばらく提供予定。桜は別れと出会いを連想させます。新旧店舗それぞれへの思いを込めた一品をぜひ味わってほしい」

    INFORMATION
  • ◆住所:中区幟町10-10 吉村ビル1階
  • ◆電話:082-962-1501
  • ◆席数:44席
  • ◆平均予算:5000円
  • ◆営業時間:午前11時半〜午後3時、午後5時半〜10時
  • ◆定休日:月、第一日曜
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
井辻ホールディングス / 井辻 龍介 社長

安佐南区に本部を置き、ギョーザや皮の製造、飲食店の運営を行っています。小学校の担任がバスケ好きだった影響で始め、大学までバスケ一筋。大学卒業後にはNBA見たさにアメリカに留学したほどです。以降は社業でしばらく遠ざかっていたのですが、ドラゴンフライズの設立以来、また見たり応援するようになりました。
 食を通して応援したいと、チームが1部に昇格した2020年にギョーザを無償で提供するフードパートナーに、昨年からはゴールドパートナーになりました。3月15日にはスポンサードゲームを実施。新加入で初のホーム戦となったカイ・ソット選手が大活躍して見事に勝利し、大いに盛り上がりました。キッチンカーでギョーザを販売したほか、子どもを対象にフリースロー体験なども企画。3850人が来場し、平日では過去最多規模の動員だったそうです。
 名前が似ている辻選手に注目。スコアが拮抗している場面など大事なところで決めてくれる勝負強さが魅力です。マーフィーは見た目もプレーもかっこいい。マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントを彷彿(ほうふつ)とさせる速く高さのある動きに魅了されます。
 女子が五輪で銀メダルを取るなど日本のバスケのレベルが上がっていると言われています。野球やサッカーのように世界で活躍する選手も増えるのでは。ドラフラも年々強くなっており、日本一になって広島のバスケ界をさらに盛り上げてくれるとうれしい。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
信用こそ一番の財産

看板サイン、広告塔、店舗内外装などを企画、設計、製作、施工するウエル・ユーカン(佐伯区湯来町)が3月で創業50周年を迎えた。ユニクログループ、トヨタ系ディーラー、ドン・キホーテ、ソフトバンク、大創産業、ツルハグループなど全国へ店舗展開する大手チェーンの“顔”ともいえる看板を製作し、信頼を築く。
 掛宗智(かけむねとも)社長の父・常夫さんが1973年、中区白島で関芸(現ウエル・ユーカン)を創業。安佐南区に工場を構えていたが、その後に業績の拡大とともに移転集約しながら現在は、本社を置く湯来町の芸南テクニカルセンターと、廿日市市の県営佐伯工業団地内の安芸テクニカルセンターの2工場を設ける。大型看板や大量受注もこなし、企画段階から施工まで手掛ける一貫体制を敷く。
 2019年12月期決算で売り上げ68億円を計上。翌年からコロナ禍の影響を受け、2期減収となったが、22年度は3期ぶり増収に転じ、前期比31%増の売り上げ59億5700万円を計上。営業利益は45%増の8億6800万円で増収増益だった。看板広告市場は屋外向けが3000〜4000億円で推移し、全体では6000億円規模と推計されている。同社は、業界の“壁”とも言われてきた売り上げ50億円を突破して業績が安定してきたのを見極め、「市場開拓の余地は大きい」と成長戦略を描く。
 納期厳守や品質はむろん、きめ細やかな要望に応えていくために直接受注を選択。創業時からこの受注体制にこだわってきた。まだ生産体制が小規模だった頃は、納期に間に合わせるために夜を徹して製作し、ようやく朝を迎えて現場に納めることも少なくなかったという。オーダー通りにつくるだけでなく、必ず設置現場まで足を運んで実測した。市町村ごとに異なる屋外広告物条例に関わる設置申請手続き代行から年中無休365日の体制で全国対応するアフターメンテナンスまでを一貫して取り組むことにより、何より大事な顧客の満足と信頼を引き出した。
 自社工場を持つことで低コスト化を図り、品質維持を徹底。技術の向上へ絶え間なく挑戦を続けてきた。今後は人材の確保〜育成、全体的な組織力の強化、将来の核となる新規取引先の開拓と受注増をこなせる設備増強などを課題にあげる。
 1994年に開設した東京営業所(現・東京支店)を皮切りに97年に大阪、98年に福岡へ順々に営業所を設け、全国的な営業ネットワークを構築する。経営コンセプトに掲げる「DECSS(デックス)」は、
 ▽ディスカウント=低価格の追求、▽エモーション=感動・ワクワク感・新発見・驚き、▽クリエーション=創造・新しいスタイル、▽セキュリティー=安心、▽スキルフル=巧み・品質向上ーの英語の頭文字から取った。
 創意・工夫・実行のシンプルな指針を基にオンリーワン企業を目指す。二つのテクニカルセンターは最先端の機械設備を整え、長年培ってきた高度な専門技術を持つ職人がそろう。掛社長は、
「創造や新しいもの造り、技術の向上は仕事に限りない夢を与えてくれる」
 2020年12月に亡くなった創業者常夫氏の遺志でもある「取引先の立場に立って誠実」を重ねた50年の実績と信用こそが同社にとって一番の財産なのだろう。

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