広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2021年5月13日号
はしおか社会保険労務士事務所 / 橋岡 雅典 所長

息子2人が小学校からリトルリーグ、ボーイズリーグで野球を始めたのをきっかけに、私も審判としてグランドに立ちました。講習を受けて一から学びましたが、奥深く面白い世界ですね。主審と塁審の4人がサインを出し合い、打球やランナーの状況によって連係し動いています。公平性は当然のこと、一つのジャッジが試合を左右することもあり、緊張感があります。少年野球と言えど、選手は真剣に試合に向き合っており、半端なジャッジはできません。瞬間の判断に迷うこともありましたが、それでも正確な判断が求められます。次男が小学6年生の時、最後の春の全国大会予選決勝で2塁審を担当した時は、ひどく緊張しましたね。
 カープの試合でも審判の判断が勝敗を分けたことがあります。2015年の対巨人戦。9回1死満塁で主審が塁審のインフィールドフライの宣言を見落とした結果、カープがサヨナラ勝ちしたことがありました。17年4月にはアウト、セーフの誤審と思われる判定が1試合で2度続き、1塁審に抗議した緒方監督が退場処分になった試合も。審判の責任は重たいですね。実体験からつくづく思います。
 カープで好きな選手と言えば、ひたむきなプレーの新井選手と、メジャーから戻ってきてくれた黒田投手です。2人が優勝で抱き合ったシーンは感動で忘れられません。今は若い選手らが活躍しており、期待は大きい。監督の采配次第ですが、優勝できる可能性はあると信じています。コロナで不透明な時勢ですが、カープが広島の明るい希望になってほしいですね。

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