広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2021年5月20日号
横山セイミツ / 横山 宗治 社長

当社は約150年前に製針で創業し、針製品やプラスチック成形などOEMが中心の町工場です。33歳のとき、父の他界を機に入社。安佐南区長束の本社からは旧広島市民球場のナイター照明が見え、父親に連れられて球場に行きカープファンになりました。
 後継してからは、次世代のものづくりや働き方を検証する活動の一環で、CADや3Dプリンターを導入。職務発明取扱規程なども整備しました。その過程で2009年に「赤ヘル耳かき」を開発。ホームセンターで購入した樹脂棒を切削して、遊び半分で試作したのがきっかけでした。当時売れないと言われましたが、10年を超えるロングラン商品に。その後も「ペットボトルオープナー」や「応援しゃもじ」を開発。オープナーは、苦心の末に30と32ミリメートルのキャップ全てに対応する形状を開発。しゃもじはプラスチックの特性を生かした遊び方や使い勝手を追求して改良を繰り返し、今では有名アーティストのライブ用に依頼を受けるほか、野球以外のプロスポーツからも注文が来るようになりました。
 21年に新発売の「カップホルダー」は、観戦時に飲み物を片手で2つ持てたら便利だという社員のアイデアから生まれた商品。ファン目線でも喜んでもらいたいという願いが込められています。縁あってカープ商品の企画制作に携わっていますが、球団や選手だけでなく、ファンも応援したいと、ものづくりに思いを込めています。

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