広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2022年3月31日号
NPO法人 広島横川スポーツ・カルチャークラブ / 村上 正 副理事長

NPOは2011年12月に設立し、当初は岸田文雄現総理大臣が理事長でした。JR横川駅の大改装を機に、広島市の職員と横川の活性化を、と話が持ち上がり、日本初の乗合バスといわれる「かよこバス」、横川シネマを中心にしたアート、サンフレッチェのファンが利用することが多いサッカーをテーマに活性化策を企画。県サッカー協会から女子サッカーチームを手伝ってほしいという声掛けもあり、12年に女子サッカーのアンジュヴィオレ広島が発足しました。
 選手の住居支援として、横川の商店街ビルに選手3人が居住するほか、関係者にマンションの紹介を受けるなどお世話になっています。職場も今年は選手22人が、広島信用金庫、広島カープ球団、オタフクソース、広川、ヒロテックなどで働かせてもらっています。選手は朝7時から朝練、勤務後に筋トレやリハビリに取り組んでいます。所属するなでしこリーグ1部はセレッソ大阪堺レディースなど強豪が多く、昨年は12チーム中11位でしたが、今年は2月のサンフレッチェ広島レジーナとの練習試合で1−2と善戦するなど活躍を期待しています。
 リーグ戦は年間22試合あり、広島県内では三次、東広島、尾道などでも試合を開き、ファン層拡大を図っています。試合は毎回ボランティア含め約50人が、グラウンド整備や片付けなどを担当し、チームを下支えしています。NPOでは元カープの北別府学さんと協力し、安芸太田町にキャビン付き貸し農園の北別府ファームも運営していますよ。

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