広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2022年10月27日号
伯和ビクトリーズ / 内山 孝起 監督

東広島市を拠点とする社会人野球チームで監督を務めています。今年の目標は、夏の都市対抗野球と秋の日本選手権という2大全国大会への2年連続出場でした。選手は全力を尽くしてくれたのですが、結果はどちらも残念なものに。中国地区から全国への枠は各大会で二つしかなく、どのチームも力は拮抗。エースに続く投手陣の厚みが足りなかったことが、予選敗退の主因だと感じています。
 チームの特徴は守りの野球です。打線は水物と言われ、一発勝負の社会人野球では計算が立ちづらい。失点を最小限にとどめ、接戦をものにする戦い方を磨いています。
 プレー以外の面では東広島の皆さんに愛される存在を目指し、野球やスポーツを通じた地域貢献活動に力を入れています。直近では10月に市が主催する中学生向けの野球教室に参加。要望があれば高校生なども指導します。コロナ前には地域の保育園を訪問し、園児と一緒に運動することもありました。都市対抗という大会は名前の通り、出場チームは地域の代表という位置付けで、私たちは「東広島市代表」となります。市民の中には東京ドームまで応援に来てくださる方もいるので、地元への感謝を忘れることなく、夢や希望を与えられるチームでありたい。
 高校野球に比べると、社会人野球の認知度は劣ります。しかし迫力やレベルは想像以上だと思うので、ぜひ多くの方に試合を見てほしい。来年は必ず全国大会に駒を進め、活躍した選手には過去にうちからヤクルトに入団した七條・中元両投手のように、ドラフト会議で指名があればうれしいですね。

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