広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2022年11月3日号
福幸 / 本岡 正規 社長

竹原市で酒類販売卸売業を営んでいます。1866年に乾物屋として創業し、昭和に入ってから酒を扱うようになりました。私が5代目で、次代は5年後をめどに娘の里佳子に継承予定。親子そろって大のカープファンで、娘にはホームランは打たなくても良いが堅実に売り上げを積み上げる、打率の高い経営者になってほしいと話しています。
 本格的にカープを応援し始めたのは高校生の頃から。ちょうど山本浩二さんや衣笠祥雄さんの全盛期で、チームにも勢いがあったので広島県民はみな熱狂。印象深いのは大学受験の模擬試験の最中に、先生が日本シリーズのスコアボードを黒板に書き写して速報を伝えてくれたことです。日本一になったときは生徒会長が音頭を取り、万歳三唱しました。
 特に大好きだった山本浩二さんの後輩になりたいと思い、法政大学に進学。カープには人生の進路を左右するほどの魅力があり、いつも経営の参考にしています。自宅のリビングのような感覚で野球観戦できる寝そべりゾーンやバーベキューシートなど球場に足を運びたいと思わせる仕組みづくり、ファンを熱狂させる体制、アルコールの売り方などが見ていて面白い。今はメジャーに行きましたが、鈴木誠也選手も応援しており、ニュースでもっと取り上げられるように頑張ってもらいたい。新井貴浩さんが監督に就任し、今からワクワクしています。広島県民は熱しやすく冷めやすいとよく言われるので、若手を中心とした強いチームをつくり、常に球場を真っ赤に染めてもらいたい。

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