広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

広島の経営者、注目のビジネスパーソンの「お気に入りのスポーツ」チームを紹介。

  • 2024年10月3日号
    スマイル中山 / 田坂 基 理事長

    精神的な病気や障害を抱える人向けのフリースペースを運営するNPO法人です。日中の活動や交流の場として、約30人が利用しています。
     サンフレッチェの年間パスを持っており、ホーム戦は全てモリタカ(南区)常務の義父と観戦。新スタジアムの自席はスタンド2層目で、高い位置からピッチ全体を見渡せます。アグレッシブで得点力の高い今年のサンフレは、サッカーに詳しくない人にとっても面白い。加えて新スタの優れた立地、選手との距離の近さ、試合前後の演出、充実したキッズスペースやベビーカー置き場など、誰もが楽しめる場所になっているので、ぜひ訪れてもらいたいですね。
     一番の注目は満田誠選手です。攻守両面でのハードワークに加え、感情を表に出すところが魅力。入団した2022年の京都戦での得点も忘れられません。相手のチョウ監督とは大学時代の師弟関係にあり、満田選手はサンフレユースからトップチーム昇格を逃し失意の進学、監督は不祥事でJリーグでの指導資格停止と、それぞれ苦しみを味わった身。2人がJの舞台で相まみえ、目の前でゴールを決めた瞬間には、それまでの物語も含め心が震えました。
     サンフレの特徴は、けが人が出ても誰かがポジションを埋められる全体的な戦術理解度の高さだと思います。アジアチャンピオンズリーグ2にも出場し過密日程になる終盤戦こそ、その強みが生かせるはず。全選手が一丸となってJ1優勝へ突き進んでほしい。

  • 2024年9月26日号
    (合同)ハウスドクター / 猪 待子 代表社員

    佐伯区利松などに拠点を構え、ハウスクリーニングや終活事業などを展開。出張買取などにも力を入れており、今夏には中区大手町にリサイクルショップ「トレジャーマーケット鷹野橋店」を開きました。
     カープとは縁遠い半生でしたが、リーグ連覇の2017年の優勝パレードに出向いたことがきっかけで一変。広島に感動を届けてくれたナインを間近で見たことで熱狂的なファンになり、当日配布された真っ赤な旗は今でも宝物として家の柱に飾っています。年齢もあり球場観戦はしませんが、テレビとラジオで欠かさず応援。特に新井監督と菊池選手がお気に入りで、新聞のスポーツ欄に目を通すことが日課です。新井監督は勝っても負けても選手をたたえるコメントを残しており、人格者だなと感服します。
     数年前から植えている花「ポーチュラカ」で、自宅のある安芸太田町の法面に植栽文字をつくりました。開幕と同時に近隣の花屋を巡って買い求め、見事な「カープ日本一」の文字が完成。今年は暑さが厳しい上に雨も少なく水やりが大変でしたが、写真を知り合いに見せるとみんなが喜んでくれ、苦労が報われた気分。シーズンも佳境を迎えています。今年はぜひ日本一を祝うパレードをこの目でみたい。

  • 2024年9月19日号
    三光電業 / 森脇 喜美代 社長

    ドラフラのB1リーグ優勝おめでとうございます。苦しい時代からチームを引っ張ってきた朝山選手が引退の花道を飾り、多くのファンに感動をもたらしました。監督に就任され、これからも活躍を願っています。
     当社は、チーム初参戦の2014年度からスポンサードゲームを毎年1回開催。当時は知名度がなく、土日以外は観客もまばら。地元プロなのにそれは寂しいと感じ、平日の試合の冠協賛を申し出ました。とにかく見てほしいと、地域の学生にチケット数百枚を毎回配布。皆実高出身の若手、三谷桂司朗選手はその招待観戦がきっかけでドラフラに興味を持ったそうです。ハーフタイムでは当社の和太鼓倶楽部の演奏を披露し必勝祈願。ロードレースのヴィクトワールの選手を招き、地元プロとして相互にファンが増えるようにPRしてもらっています。当社はヴィクトワールのユニホームパートナー。昨年7月のホーム戦初優勝は大いに盛り上がりました。
     ところで同月にはプロゴルファーの鍋谷太一選手とプロアマ戦でご一緒しました。スポンサーがほとんどいないと聞き、これも縁だと3年契約。それから彼は次々と活躍し、カシオワールドオープンで優勝。当社主催の祝勝会を喜んでくれました。日本シリーズに出場し、なんと年間賞金は7位。頑張る人たちが報われる。うれしいですね。

  • 2024年9月12日号
    ラフテル / 長野 竜二 社長

    パーソナルストレッチ&トレーニングスタジオ「トリム広島」を段原南と的場町で経営。島根県松江市出身で野球少年だった私は開星高校時代に甲子園に出場したほか、広島経済大学時代にも全国大会を経験。高校では梶谷(巨人)、大学では柳田(ホークス)という素晴らしい選手たちと共にプレーできたことも私の財産であり誇りです。
     高校野球部恩師の野々村直通先生の「挑戦をやめること、それは退化だ」を今も教訓とし、日々チャレンジを続け今春はトレーナーとしてメジャーリーグのスプリングトレーニングに参加。テクノロジーの進歩と現場での実用化に衝撃を受け、心の底からワクワクしました。加えて意外にも基礎練習ばかり。印象的だったのはバックハンドキャッチ練習の多さです。華麗な守備の裏には、こうした地道な積み重ねが欠かせないのだと痛感。アメリカの大学で指導現場にも立ち、個々の能力評価の重要性やトレーニングの選択、競技ごとのピリオダイゼーション(トレーニング計画)を学んでいきました。こうした経験を基に9月11日、「パフォーマンスラボ トリム広島 松川店」を新規開店。運動パフォーマンス向上において密接な関係を持つ床反力が測定できる機器などを備え、トップアスリートに対応する最先端のコーチングを目指します。
     カープでは私と同じ二塁手の菊池選手に注目。唯一無二の守備でお金を取れる選手ですね。いよいよシーズン佳境。ぜひ優勝をつかんでもらいたい。

  • 2024年9月5日号
    Rita / 東 酉大 社長

    2012年から安佐南区古市で美容院「Rita」を営み、22年には近辺でエステサロン「リタエクラ」を開業。このほか、乳児から大人まで使える自社開発のオーガニックシャンプーやワックス、オイルなどを百貨店とエステサロンへ卸しています。
     幼少期はJリーグが発足したばかりでサッカーが大盛り上がりの時代。私はサッカー少年で、小学校時代はサンフレッチェジュニアに所属。中学では中国大会で元サンフレ選手の森崎兄弟と対戦したことが良い思い出です。進学した広島国際学院高校でもサッカー漬けの日々で野球とは全く無縁の人生でした。そんな私がカープを好きになったのは、美容院の常連客からカープ関連のDVDを借りたことがきっかけ。また、当時は球団初のCS進出を果たし「6位中3位で盛り上がるカープっていいな」と感じ、ケーブルテレビを契約して毎試合の結果を欠かさずチェックするほど夢中になってしまいました。
     6年前には初めて球場のパフォーマンス席で観戦。その試合ではエルドレッド選手が4〜5打席連続で三振をしてしまい、本人が怒ってバットを投げたのですが、次のイニングで応援団のリード担当が「バットじゃなくてボールを前に飛ばしてもらいましょう」と鼓舞。劣勢でも楽しいと思える、素晴らしい士気の上げ方でしたね。
     巨人との首位攻防戦が続き激烈な日々ですが、新井カープが日本一になる瞬間をこの目で見てみたいです。

  • 2024年8月29日号
    ハイエレコン / 井上 雅雄 常務

    家族全員カープファンで、カープ帽で走り回る野球少年でした。小学2年生ぐらいの時、山本浩二さんにサインをもらおうと練習場へ行き、大勢のファンでもみくちゃになる中、山本さんの手の甲をマジックのインクで真っ黒にしてしまったことがあります。その日のナイター中継で、黒い手のままプレーする姿を見て親近感を抱き、いっそう球団のファンになりました。
     どの選手も好きですが、最も印象に残っているのは津田恒美さん。当時、150キロを投げる選手は他におらず、「打ってみろ」と言わんばかりのストレート勝負が格好良かった。30年以上たった今でもあの投げっぷりは心に焼き付いています。現在では大道温貴選手がそれを引き継いでいる。一昨年にゴルフ練習場でばったり会い、「持ち味の腕を振って頑張って」とエールを送ったところ、その翌年のシーズンで見事に中継ぎ役を務めてリーグ2位に大きく貢献してくれ、自分のことのようにうれしかったですね。
     メイドインひろしまIoT協議会でマッチング部会長をしていることもあり、企業間の交流促進へ、3年前に観戦サークルを発足。約30人のメンバーと球場で声援を送っています。
     積極的に盗塁などに挑戦させ、失敗しても決して責めない新井監督の姿勢は、当社の社員育成の方針と通じるものがあり、大いに参考にしています。ポジティブ思考で選手を躍動させる新井監督の下、今年こそ40年ぶりの日本一を勝ち取ってほしい。

  • 2024年8月22日号
    ネオライフ / 齋木 正則 代表

    安佐南区古市に事務所を構え、8人のスタッフとともに保険代理店を運営。相続、資産運用に関するセミナーや勉強会を定期開催し、お客さまとの関係づくりに力を入れています。
     カープが初のリーグ優勝を果たした1975年の、9月18日生まれ。父はテレビやラジオのチャンネルを常にカープ中継に合わせ、母は私の出産を控えて大きくなったお腹で優勝間近の試合を現地観戦するほど、幼い頃から家庭にカープは当たり前の存在。そんな「鯉党一家」で育ち、当然のように球場によく足を運んでいました。学生時代からの憧れの選手は、孤高の天才・前田智徳さん。試合で安打や本塁打を放っても、自身の納得のいく打撃内容でなければ喜ばない。ひたむきに理想を追求する姿勢や考え方は、常にお客さまの幸せのために汗を流す保険営業に通じるものがあります。前田さんの姿を自らに重ね、日々仕事にまい進しています。
     新井貴浩監督のマネジメント術にも学びが多い。「選手は将棋の駒じゃない、感情がある生身の人間だ」という思いで、若手やベテランに関係なく選手を信じて送り出す。選手もその気持ちを理解し最大限の努力で起用に応える、という好循環が強い組織をつくり上げているのだと思います。安打が出なくても〝がむしゃらに〟1点を奪い、それを最後まで守り抜く。接戦を制するその強さで、リーグ優勝、さらには40年ぶりの日本一を目指して突き進んでほしい。

  • 2024年8月8日号
    加島鍼灸接骨院 / 加島 敏光 代表

    ひろしまゲートパークの近くで鍼灸(しんきゅう)接骨院を運営。37年前に父が立ち上げた思い入れのある店舗です。今年1月から、たるみやむくみに効果があると言われる美容鍼コース、鼻から水素を吸引して活性酸素を減らすアンチエイジング施術を始めました。
     5〜6年前に友人に誘われたのがきっかけで、サンフレッチェを応援するように。ビッグアーチの時はたまに試合を見に行く程度でしたが、ピースウイングができてからは職場に近いということもあり、応援熱が高まっています。新スタジアムでの初観戦は3月9日のサガン鳥栖戦。ディフェンダーの塩谷選手のミドルからのゴールが最高でした。試合は4対0で勝利。1点の重みが他のスポーツよりも大きく、点が入ると会場が一気に盛り上がるのが魅力です。日本代表戦を含め、すでに5回観戦。趣味でヨガをやっているのですが、ピッチを囲む人工芝エリアでイベントがあり、選手と同じ目線に立つこともできました。東スタンド1階の広島サッカーミュージアムをまだしっかりと見られてないので今度確認しようと思います。
     イングランドのチームへ移籍の決まった、フォワードの大橋選手の今後には注目しています。今シーズンの得点ランキング上位なので、次のチームでも頑張ってもらいたいですね。ミッドフィルダーの川村選手もオーストリアのザルツブルクに移籍しました。この穴を埋める強い選手が出てくることを期待しています。

  • 2024年8月1日号
    ルピナス / 岡田 翔吾 代表

    今年5月、理学療法士として独立し、整体院「ルピナス」を東区牛田中2-1-12に開業しました。膝や腰の痛みに対しては施術のほか、歩行や立ち・座り姿勢を基にした改善提案も行っています。
     スポーツ観戦が大好きで、カープ、サンフレ、ドラゴンフライズに加え、ラグビーやバレー、ホッケーなども見ます。私自身は学生時代にサッカーをしていたのですが、バスケットのスピーディーな試合展開は特に面白い。職業柄、選手の守備の姿勢やジャンプの仕方など、体の使い方にもつい注目してしまいます。例えばレイアップシュートは片足で踏み切るため、シュート成功率を高めるには、バランスがとても重要になります。どんな競技もできるだけウオーミングアップ時には会場に入り、どんな準備をしているのかまで観察。私自身も清水ヶ丘高校サッカー部のトレーナーなどを務めており、指導の参考にさせてもらっています。
     当整体院では、一人一人の体に合った「オーダーインソール」の作製にも力を入れています。足裏にまめやたこができるのは、負荷がかかりすぎている証拠。適切なインソールを使って足の負担を減らすだけで姿勢や歩き方が改善され、疲労軽減やけがの予防につながる。より多くの方に効果を実感してもらえるよう、自社製インソールの量産化も目指しています。プロアマ問わず、スポーツを楽しんでいる人を足裏という土台から支えたい。

  • 2024年7月25日号
    Atllon / 西本 駿 社長

    ホームページ制作や公立小中学校でのICT支援、営業支援システムなどを提供する会社を今年4月に起こしました。大学でのスポーツ専攻やJリーグ育成組織で勤務した経験から、サッカーを中心にスポーツクラブの業務効率化・価値表現のためのウェブ制作やシステム開発も行っています。
     中学時代はサンフレのジュニアユースに所属し、県内屈指の選手たちと腕を磨き合いました。特に衝撃を受けたのは2歳上でトップチーム昇格を果たした川辺駿選手。圧倒的な技術とゲームコントロール力に今でもとりこにさせられます。それから2歳下には先日、オーストリアに移籍が決まった川村拓夢選手も。豊富な運動量と左足からの多彩なパスやシュートを、今後は海外や代表で見せてくれるはずです。こういった同世代の活躍は、日々の励みになっています。
     当時のトップチームのホーム戦は、ほぼ欠かさずスタンドで応援しました。サンフレはトップの方針が下部アカデミーまで浸透しており、目指すべき選手像や戦術を観戦のたびに確認していました。またJ1初優勝〜連覇した際、一ファンとしてのうれしさと、いつか自分もあの舞台にという思いが強くなったことを覚えています。
     今年のサンフレは好調に滑り出したものの、勝ち切れないゲームもあり伸び悩んでいます。総力戦で優勝を目指してほしいですね。私もようやくチケットを入手したので、勝利の後押しができるよう声援を送ります。

  • 2024年7月18日号
    ゲイソー・ロジスティクス / 古川 浩延 社長

    地元プロバスケチーム「広島ドラゴンフライズ」のB1リーグ優勝、本当におめでとうございます。
     チームは開幕当初に負けが重なり、3月には主力の寺嶋選手がけがで離脱しました。一方で新人の中村選手の成長や山崎選手による3点シュート量産のほか、一丸のディフェンス(守備)で奮闘。西地区3位のワイルドカードから下克上を果たしました。優勝が決まった試合では残り時間5分で寺嶋選手が泣いているシーンがテレビ画面に映り、グっときましたよ。シーズンを通して選手一人一人が役割を理解し、チームプレーがうまくかみ合っていたように思います。ミリング監督が有終の美を飾り、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた朝山選手が引退して新シーズンの監督に就任。これからも活躍を願っています。
     当社はドラフラのゴールドパートナーで、社員にブースター(ファン)が多い。観戦チケットをあげると、とても喜んでくれます。社員から「普段は業務のやりとりがない役員や上司、部署の違う社員ともドラフラの話題で盛り上がり、風通しがよくなる。家族で観戦に行って楽しかった」などと聞くにつれて、よい効果を実感します。当社に入ったことでドラフラに興味が出て、あっという間にブースターになり毎試合のように応援に駆け付ける社員も。ドラフラの創設から約10年。見る人を楽しく元気にする、地元になくてはならない存在だと感じています。

  • 2024年7月11日号
    佐伯区役所地域起こし推進課 / 長尾 岳 主事

    7月21日開催の「八幡川リバーマラソン」の事務局を担当。1984年に始まり41回目(大雨やコロナでの中止含む)ですが、経費の高騰やスタッフの高齢化のため今年で最後になります。6月21日まで募集し、24日時点で個人523人、リレー(6人1組)21チームの計649人が参加予定。2020〜23年はコロナと大雨で中止となり5年ぶりの開催ですが、前回19年の計487人を大幅に上回りました。「今まで出てみたかったが、最後の大会なので参加する」など思い入れのある人も多いですね。
     大会に向け2月に事前会議、4〜7月に大会委員会、実行委員会、競技部会、救護班会議などを開き、当日は受付、コース管理など市職員とボランティア約150人がサポートします。
     地元出身で五日市東小学校の時に、リバーマラソンに出場。普段経験しない「川の中を走った記憶」は今も鮮明です。世界選手権メダリストの為末大さんも小学生の時に連覇するなど、人気の大会でした。大会が終了するのは寂しいですが、「最後を飾るいい大会にしよう」と準備しています。明治大学を卒業し、18年に市役所入り。市教委、南区役所を経て現職。まちづくり百人委員会の部会長会議や五日市港の客船寄港時のおもてなしなども担当。19年の最後のひろしま国際平和マラソンでは5㌔の部で上位に。八幡川沿いで5㌔のジョギングを続け、岡山のそうじゃ吉備路マラソン(5㌔)の出場を考えています。