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エディスタ最終年で有終の美を
サンフレッチェ広島後援会
会長 迫谷 章
-就任の抱負をお願いします。 1月30日付で第4代後援会会長を仰せつかりました。前任の加藤会長は08年から15年の長きにわたり後援会の発展に大きく貢献されました。ご功績に敬意を表するとともに、責任の重大さを感じています。
スポーツには、見る者に元気や勇気を与える力があります。競技は違いますが、メジャーリーガーの大谷翔平選手が投打に活躍するニュースを見て、元気が出た方も大勢いるのではないでしょうか。同様にサンフレッチェが勝利すると地域が盛り上がり、一つになれます。後援会長として、広島県民また一人のファンとして、最大限チームを支えていきたいです。
選手・スタッフを激励するため、宮崎キャンプを訪問しました。トルコキャンプの疲れも見せず、はた目にも厳しい練習に、全選手が楽しみながら励んでいました。スキッベ監督が選手の長所を褒めて伸ばしているのでしょう。選手の向上心に火を付けるのがとてもうまいと感じました。昨季はコロナ禍の影響で監督の合流が遅れ、最初の数試合は監督不在となるなど、苦しいスタートを強いられました。しかし、監督合流後はアグレッシブで見ていて楽しいサッカーを展開し、Jリーグ3位、ルヴァンカップ優勝、天皇杯準優勝と見事な成績を収めました。今季はJリーグ制覇を目指し、なお一層戦術を磨き、躍動するサッカーでサンフレファミリーを大いに楽しませてくれると期待しています。
-後援会の現状は。コロナ禍でスタジアムの入場制限などもあり、2016年の2万5000人をピークに法人、個人会員共に減少しました。現在は約2万3000人と厳しい状況が続いています。一方で来年の新スタジアム開業は会員数の底上げを図る絶好のチャンスです。私もいろいろな会合などに積極的に出向き、会員増につなげていきたいと思います。
-新スタジアムに期待することは。スキッベ監督に後援会に要望することを伺うと「ぜひスタジアムに足を運んでください。それが選手の一番の力になる」とおっしゃいました。新スタジアムは街中の一等地で、非常にアクセスが良く、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいです。ハード面では申し分のないスタジアムになると思うので、スタジアムが一体となる臨場感あふれる演出、誰もが楽しめるにぎわい空間など、ソフト面の充実が重要と考えています。広島県民、そしてサンフレファミリーの期待を一身に背負う新スタジアムの開業を前に、われわれ後援会も地域の活性化、にぎわい創出に寄与していかねばと感じています。
プロフィール迫谷 章(さこたに あきら)1951年10月10日生まれ、広島県出身。早稲田大学大学院を修了し、中国電力に入社。同社副社長などを経て2018年に中電工社長、22年6月から会長に就いた。
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