広島の経営者、注目のビジネスパーソンの「お気に入りのスポーツ」チームを紹介。
理学療法士、鍼灸師として病院などで10年以上勤めた経験を生かして8月、中区東千田町に「よつ葉訪問看護ステーション」を開設。介護保険や医療保険を使った訪問看護に加え、リハビリやトレーニング、鍼灸施術にワンストップで対応しています。
学生時代は県立広島皆実高校などでバスケットに打ち込んでおり、野球への関心はそれほど高くありませんでした。転機は2015年、黒田さんがメジャーからカープに帰ってきたこと。出る時も戻る時も「男気」あふれた彼の一挙手一投足にほれ込み、自然と球場に足を運ぶように。3連覇を果たした18年には、年間50試合以上を生観戦していました。毎年争奪戦になるスローガンに合わせた限定ユニホームを購入するため、前日の深夜から球場で並んでいたことも懐かしい。ユニホームは10着以上所有しており、ツテで頂いた新井監督のサイン入りは額縁に入れ飾っています。
リハビリなどで伺う利用者さんとの共通の話題ももちろんカープ。それだけに9月以降の大失速はこたえました。カープの不調で多くの利用者さんが日に日に落ち込んでいくのが手に取るように分かり、カープが私たち市民の〝元気の源〟になっていることを改めて実感。試合のないシーズンオフもどこか物足りなさが募り、早くも来春の開幕を待ち遠しく思っています。近く「外出支援サービス」も始める予定。いつかはマツダスタジアムに利用者さんをお連れし、一緒に喜び合いたい。
安佐北区大林の工場を主拠点に産業廃棄物の処理や、それを原料とする石炭代替燃料RPFの製造を手掛けています。祖父が創業し、現在は父が社長。3代目となる私は社業のほか、2021年には広島JCにも入会してさまざまな経験を積む日々です。
父は熱烈なカープファンで、幼い頃は旧市民球場に連れて行ってもらいました。まだ野球のルールもよく分からず、楽しみはカープうどんと7回裏のジェット風船。カープが勝つと父は機嫌が良くなり「これで好きなグッズを買ってこい」と1万円札を渡された思い出もあります。
その後は小学4年でソフトボールを始め、打席では当時の主軸で下の名前が同じ、栗原健太選手のフォームをまねていました。名前つながりでは前田健太投手も印象的です。ただ、中学からはバットをテニスラケットに持ち替えました。
東京の大学に在学中の4年間は、25年ぶりの優勝を果たすなど最も盛り上がった時期。父と一緒に東京ドームの左翼席で応援したこともあります。関東の球場は私のように広島から上京した人が集まり、独特の一体感と仲間意識を感じましたね。
会社でも旧市民球場時代から年間指定席を持っており、取引先に進呈するほか、余りは社員に提供しています。好調だった今年の春〜8月は特に喜ばれましたが、9月の急失速が残念でなりません。来年こそは頂点をつかみ、広島の街を盛り上げてほしい。
広島ドラゴンフライズの2013年発足からパートナー(支援企業)を務めており、社員みんなでこのたびの優勝を喜びました。2連覇を期待する人が多いでしょうが、余計なプレッシャーを与えては本末転倒。個人的には肩肘張らずに良い試合をしてもらいたいですね。当社は物流が本業。今後も試合用機材を運ぶ〝ドラフララッピング〟トラックで全国を駆け巡り、多くの人の目にとまる広告塔を意識したい。
スポーツは大切なことを教えてくれます。実は12年の日本陸上競技選手権大会800メートル走で優勝した久保瑠里子は私のめいっ子。そのひたむきに努力する姿から、アスリートの世界の厳しさや壁を乗り越えたときの感動、周囲に与える夢や希望について身近に感じました。日本歴代2位のタイム達成時には打ち震えましたよ。
こうした経緯もあり07年からほぼ毎年、少年ドッジボールの「KUBOXTドリームカップ」を開いています。今年は12月に廿日市市のサンチェリーで実施し、28チームが参加予定。子どもの生き生きとした様子には大人も元気づけられます。
広島出身で北米プロアイスホッケーのNHL選手を目指す、小学6年の堀江虎太郎くんを応援するプロジェクトにも協賛。当社副社長で弟の真也は日本アイスホッケー連盟の理事などを務め、彼を指導したことも。今は練習場が整った北海道で暮らしていますが、「広島から世界へ」と話しているそう。夢の実現を祈っています。
埼玉のPOSシステム開発会社に30年ほど勤め、出身地である広島で昨年12月に独立。地場の同業と連携し、多店舗展開する小売店などの開拓を目指しています。
幼い頃に父がカープの私設応援団に所属し、家庭はカープ一色。勝利に傾倒する父への反動からか、当時はカープをあまり好きになれませんでした。今でこそヤクルト本拠地の神宮球場や巨人の東京ドームでも赤いユニホームがスタンドを埋め尽くす人気ぶりですが、大学進学で上京した時は地方の一マイナー球団。私が応援しなければと、会社のドーム年間指定席を使って巨人とのゲームはほぼ欠かさず観戦するほど、一気に熱が入りました。
思い出深いのは、マツダスタジアムで開いた結婚式の2次会パーティー。球団への猛烈なアピールで2016年8月11日に実現しました。25年ぶりにセ・リーグ制覇した記念すべき年だったこともあり、約150人収容のパーティールームにあふれるくらい多くの友人が集まって大盛り上がり。途中でマスコットキャラクターのスラィリーが来てくれたり、センター後方のスコアボードに式中の様子を映してくれるなど、ご尽力いただいた球団には感謝しかありません。試合も「逆転のカープ」を発揮し、阪神に5-3で勝利という最高の結果でした。
今季は歴史的な大失速で苦汁をなめましたが、来季こそ「家族一丸」で栄光をつかみ取ってほしいです。
佐伯区に酒蔵を構え「八幡川」などの清酒を生産。近年は海外向けブランド「六儀(りくぎ)」や、日本酒をあまり飲まない層に向けた甘酸っぱい酒「たちまち小町」の拡販に注力しています。
現在小学1年生の娘が保育園児の頃、五日市「ゆうゆう鍼灸整骨院」で子ども向けの運動コースに参加。そこにはドラゴンフライズの選手も何人か治療に通っており、娘の相手をしてくれるようになりました。中でも身長208センチでセンターの河田チリジ選手に初めて会った時の娘の反応が忘れられません。大人から見ると河田選手は体に合った大きな車に乗っていましたが、娘から見ると「体を縮めて、すごく小さい車で帰った」と語るほど、背の大きさに衝撃を受けたようです。その後も彼が娘とよく遊んでくれる様子を見て私はファンになりましたが、娘いわく「寺嶋選手がイケメンで好き」だそうです。女の子ですよね。
今年3月30日、娘と試合を初観戦。バスケットボールは未経験ですが、演出や応援が楽しく非常に良い思い出に。また、試合中のルール解説が分かりやすく、娘にも説明できたので助かりました。娘は今でも家で応援を口ずさむほどで、今季は2人でファンクラブに入会し、私は河田選手の背番号入りTシャツも購入しました。家庭や仕事の都合もありますが年4〜5試合は見に行きたいです。次は妻もぜひ連れて行ってあげたいですね。朝山新監督の下で広島が熱くなるような楽しい試合を期待しています。
サンフレッチェ広島とクラブパートナー契約を結んでいます。その一環で9月、中区の本通商店街に構える「三井のリハウス」の店舗シャッターに、クラブマスコットのサンチェとフレッチェを身長約2メートルの大きさでデザインしました。写真を撮って楽しんでもらえれば。2月には新スタジアム開業に併せて、紫色の駐車機器などを置いたサンフレ仕様の「三井のリパーク」を中区八丁堀に開設しました。
店舗シャッターのお披露目には、森崎浩司アンバサダーをお招きしました。ルックスは無論、振る舞いを含めて人間的に素晴らしい。ファン感謝デーに参加しても、選手の皆さんのファンに対する姿勢、素敵な人間性にいつも感心しています。
マツダスタジアムを含め、広島のスポーツを通じた街づくりは素晴らしいと思います。新サッカースタジアムの建設費の3割弱が企業や個人からの寄付で賄われた事実はすごい。これは地元のスポーツ熱が高いことを物語っています。
当社を東京本社の支店だと思っている方が多いですが、広島本社の会社です。約180人の社員のうち、東京からの出向者は私を含め2人だけで、地域採用の社員が活躍しています。こういった地元スポーツへの応援を含めて、一層地域に根差した活動を広げていきます。
廿日市市永原に事務所を構え、建築資材などを運ぶユニック車に特化し、中国5県をカバーしています。初代社長の父が熱狂的なカープファンで、マツダスタジアム建設の際には会社で寄付に協力。内野スタンドを覆う屋根に取り付けた太陽光パネルの資材の運搬も担わせてもらいました。
実は新井監督は、県立広島工業高校機械科の3年間、クラスメートでした。その当時から体格が良くてオーラがあり、明るい性格でクラスの人気者。練習で常に走っていた印象の厳しい野球部では、実力と人望が買われて4番キャプテンとしてチームを懸命に引っ張っていた。彼が監督に就任した時は同級生として本当にうれしかったですね。
年1回の運送会社の集まりでは、パーティールームで観戦することがひそかな楽しみなのですが、今年はなんと優勝を決められた9月28日の巨人戦で、屈辱の胴上げを目の当たりに。宿敵の胴上げを見るまいと帰る人やブーイングが多いのかと思いきや、阿部監督のスピーチまでしっかりと目に焼き付けるファンが多かったのが驚きでした。
今季は9月の大失速で悔しい結果となりましたが、終盤までCS進出の可能性を残し、私たちファンをドキドキさせ、楽しませてくれました。来季に向けて首脳陣には、今のカープに必要な「真の4番バッター」を育ててほしい。新井さん、今シーズンお疲れさまでした。来年こそは優勝を奪回してほしい。
本通商店街では今年4〜9月に、加盟店で買物した1000円以上のレシートを応募はがきに貼って送ると抽選でカープ戦とサンフレッチェ戦ペアチケットが当たるキャンペーンを行いました。10月からはドラゴンフライズと女子サッカー・レジーナの観戦チケットキャンペーンも始めます。
カープ優勝を想定し、ちょうちん行列の話し合いをしましたが、9月の失速が残念です。今年2月の新サッカースタジアムのこけら落としのサンフレッチェVSガンバ戦を観戦。利便性が高く、選手との距離が近く迫力あるプレーが楽しめ、「また来たい」と思えるいいスタジアムでした。観戦後にユニホーム姿で本通を歩くファンも増え、経済効果が出ています。サンフレッチェの優勝イベントも話し合っています。現在、1991年に完成した3代目アーケードの幕下鉄骨塗装更新工事を実施中。アーケードは7色のLEDライトを備えており、ドラゴンフライズ優勝時には、オレンジ色の照明で祝福しました。本通商店街はドラフラのオフィシャルパートナーを務めています。
現在は週1回のペースでゴルフを楽しんでいます。ハンディ4で、先日広島カンツリー倶楽部西条コースを74で回りました。父との約束で、大阪商業大学では体育会のゴルフ部に入部。厳しい練習でしたが、基礎ができたと思っています。卒業後ゴルフから離れていましたが、40歳頃に再開。今はゴルフ部のOBコンペにも参加しています。
精神的な病気や障害を抱える人向けのフリースペースを運営するNPO法人です。日中の活動や交流の場として、約30人が利用しています。
サンフレッチェの年間パスを持っており、ホーム戦は全てモリタカ(南区)常務の義父と観戦。新スタジアムの自席はスタンド2層目で、高い位置からピッチ全体を見渡せます。アグレッシブで得点力の高い今年のサンフレは、サッカーに詳しくない人にとっても面白い。加えて新スタの優れた立地、選手との距離の近さ、試合前後の演出、充実したキッズスペースやベビーカー置き場など、誰もが楽しめる場所になっているので、ぜひ訪れてもらいたいですね。
一番の注目は満田誠選手です。攻守両面でのハードワークに加え、感情を表に出すところが魅力。入団した2022年の京都戦での得点も忘れられません。相手のチョウ監督とは大学時代の師弟関係にあり、満田選手はサンフレユースからトップチーム昇格を逃し失意の進学、監督は不祥事でJリーグでの指導資格停止と、それぞれ苦しみを味わった身。2人がJの舞台で相まみえ、目の前でゴールを決めた瞬間には、それまでの物語も含め心が震えました。
サンフレの特徴は、けが人が出ても誰かがポジションを埋められる全体的な戦術理解度の高さだと思います。アジアチャンピオンズリーグ2にも出場し過密日程になる終盤戦こそ、その強みが生かせるはず。全選手が一丸となってJ1優勝へ突き進んでほしい。
佐伯区利松などに拠点を構え、ハウスクリーニングや終活事業などを展開。出張買取などにも力を入れており、今夏には中区大手町にリサイクルショップ「トレジャーマーケット鷹野橋店」を開きました。
カープとは縁遠い半生でしたが、リーグ連覇の2017年の優勝パレードに出向いたことがきっかけで一変。広島に感動を届けてくれたナインを間近で見たことで熱狂的なファンになり、当日配布された真っ赤な旗は今でも宝物として家の柱に飾っています。年齢もあり球場観戦はしませんが、テレビとラジオで欠かさず応援。特に新井監督と菊池選手がお気に入りで、新聞のスポーツ欄に目を通すことが日課です。新井監督は勝っても負けても選手をたたえるコメントを残しており、人格者だなと感服します。
数年前から植えている花「ポーチュラカ」で、自宅のある安芸太田町の法面に植栽文字をつくりました。開幕と同時に近隣の花屋を巡って買い求め、見事な「カープ日本一」の文字が完成。今年は暑さが厳しい上に雨も少なく水やりが大変でしたが、写真を知り合いに見せるとみんなが喜んでくれ、苦労が報われた気分。シーズンも佳境を迎えています。今年はぜひ日本一を祝うパレードをこの目でみたい。
ドラフラのB1リーグ優勝おめでとうございます。苦しい時代からチームを引っ張ってきた朝山選手が引退の花道を飾り、多くのファンに感動をもたらしました。監督に就任され、これからも活躍を願っています。
当社は、チーム初参戦の2014年度からスポンサードゲームを毎年1回開催。当時は知名度がなく、土日以外は観客もまばら。地元プロなのにそれは寂しいと感じ、平日の試合の冠協賛を申し出ました。とにかく見てほしいと、地域の学生にチケット数百枚を毎回配布。皆実高出身の若手、三谷桂司朗選手はその招待観戦がきっかけでドラフラに興味を持ったそうです。ハーフタイムでは当社の和太鼓倶楽部の演奏を披露し必勝祈願。ロードレースのヴィクトワールの選手を招き、地元プロとして相互にファンが増えるようにPRしてもらっています。当社はヴィクトワールのユニホームパートナー。昨年7月のホーム戦初優勝は大いに盛り上がりました。
ところで同月にはプロゴルファーの鍋谷太一選手とプロアマ戦でご一緒しました。スポンサーがほとんどいないと聞き、これも縁だと3年契約。それから彼は次々と活躍し、カシオワールドオープンで優勝。当社主催の祝勝会を喜んでくれました。日本シリーズに出場し、なんと年間賞金は7位。頑張る人たちが報われる。うれしいですね。
パーソナルストレッチ&トレーニングスタジオ「トリム広島」を段原南と的場町で経営。島根県松江市出身で野球少年だった私は開星高校時代に甲子園に出場したほか、広島経済大学時代にも全国大会を経験。高校では梶谷(巨人)、大学では柳田(ホークス)という素晴らしい選手たちと共にプレーできたことも私の財産であり誇りです。
高校野球部恩師の野々村直通先生の「挑戦をやめること、それは退化だ」を今も教訓とし、日々チャレンジを続け今春はトレーナーとしてメジャーリーグのスプリングトレーニングに参加。テクノロジーの進歩と現場での実用化に衝撃を受け、心の底からワクワクしました。加えて意外にも基礎練習ばかり。印象的だったのはバックハンドキャッチ練習の多さです。華麗な守備の裏には、こうした地道な積み重ねが欠かせないのだと痛感。アメリカの大学で指導現場にも立ち、個々の能力評価の重要性やトレーニングの選択、競技ごとのピリオダイゼーション(トレーニング計画)を学んでいきました。こうした経験を基に9月11日、「パフォーマンスラボ トリム広島 松川店」を新規開店。運動パフォーマンス向上において密接な関係を持つ床反力が測定できる機器などを備え、トップアスリートに対応する最先端のコーチングを目指します。
カープでは私と同じ二塁手の菊池選手に注目。唯一無二の守備でお金を取れる選手ですね。いよいよシーズン佳境。ぜひ優勝をつかんでもらいたい。