広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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広島経済レポート2026年3月5日号

HEADLINE
その他の記事
決算概況
サタケが東南アで炭素クレジット事業 精米工場もみ殻使うバイオ炭など検討
精米プラントで世界トップメーカーのサタケ(東広島市西条西本町、松本和久社長)は海外グループのサタケアジア(SAA、タイ)を通じて1月7日、日本最大級の植物由来炭素クレジット(CC)開発事業者のフェイガー(東京)と東南アジアでの事業展開へ覚書を結んだ。CC関連の提携はサタケ初。詳細はこれから協議するが、SAAの顧客が精米工場で生み出すもみ殻をバイオ炭に加工して活用するといったCC創出が検討候補に挙がっている。
ユナイテッド社が水素燃料三輪バイク共同開発
電動小型モビリティーの輸入販売や整備を手掛けるユナイテッド・ソリューション(南区元宇品町、北浦弘久社長)は、3人乗り三輪バイク「EQV―PICNIC」の水素燃料版の開発に乗り出す。水素燃料電池で動くドローンなどを開発するロボデックス(横浜市)と1月26日に業務提携し、早ければ3月頃に試作・検証フェーズに移行。電源設備のないアウトドアや災害時など、多様な場面での活用を見込む。
県内中古車の25年販売台数が3年連続増える
2025年の県内の中古車登録数(軽自動車や二輪など含む)は前年比3.5%増の3万7948台となり、3年連続で前年の実績を上回った(中国運輸局の速報値から本誌集計)。コロナ前の19年の販売台数3万7955台と同じ水準に回復。需要の底堅さが表れている。
広島信金が基幹系システム移設、業務共同化も
広島信用金庫(川上武理事長)は基幹系情報システム、業務系情報システムのサーバーについて、中国地方の20金庫が出資する中国しんきん総合サービス(CSS、南区比治山本町・NTTデータ比治山ビル)が提供するハウジングサービスの導入を進めている。現在、基幹系情報システムの更改とCSSへの移設を進行中で、2026年度中に稼働を予定。導入によってセキュリティーやBCP(災害時などの事業継続計画)を強化する。
  • 広島の25年輸出額 米国関税で2年連続減少
  • 広島空港の国内線保安検査場 スマートレーンを導入
  • マツダ 1月の輸出2カ月ぶり増
  • 1月の県内倒産件数 前年比8件増の16件
  • 県信組協会とオリコ 東部里親連合会に寄付
  • リノベートファーム 業務用空調レンタルサービス刷新 東京のフランチャイズ展で販売店募る
  • 山口FGの3行が寄付 地域医療で広島県などに3億円
  • ミノリグループHD 狩留家の医院跡に本社移転へ スタジオ併設、グループホームなども開設
  • めっき加工の柿原工業 くしでカープとコラボ
  • 働き方改革支援センター 助成金活用サポート
  • 農業ベンチャーの佐々木 29年にキノコ菌床工場を計画 京都の脱炭素先行地域で太陽光発電も
  • エフピコとユアーズが協働 全26店でプラ容器回収強化
  • エブリイが開業へ 岡山に業務スーパー3店
  • 栗本五十一商店が発売 タンパク質補給のスープ
  • リフォームの志興業 積載車で運送業を開始
  • 光和物産
  • ミウラ
  • 商研
  • カジオカL.A
  • ホンダ自動車販売広島
  • ヒロマツホールディングス
  • 広島マツダ
  • 双葉運輸
  • アンフィニ広島
  • 豊国工業
  • 豊国ファシリティーズ
  • 理舎
  • 豊国エンジニアリング
  • 三光産業
  • 日成産業
  • A&C
  • 有木
  • 豊国プラントシステム
  • さくら不動産
  • 明宣社
  • ヒラタコーポレーション
  • 菱光産業
  • OMUクリエイト
  • 中村酸素
  • 九船建設
  • 上万糧食製粉所
  • MCAT
  • WiNEEDS HOLDINGS
  • なるみ物産
  • 理工サービス
  • 永進産業
  • 大旗連合建築設計
  • 豊国エコソリューションズ
  • 山下商事
  • 藤井建設
  • ウメソー
  • 豊国ビジネスサービス
  • 豊国安芸調査設計
  • ビーライズ
  • 江田島バス
  • 広島荷役
  • 富士メカティクス
  • マリモホールディングス
  • マリモ
  • 三光電業
  • 出田生花
  • 小田億
  • 不動産プラザ
  • 2026年3月5日号をチェック
    • 2026年3月5日号
      ホルモン裏島

      2月13日に中区舟入南で開業したホルモン焼き肉店。グループのお好み焼き店「裏島」に隣接する。女将(おかみ)は県外の店で目にした、カウンター越しに店員が焼く提供スタイルを気に入り、新店に取り入れた。自慢の肉を絶妙な焼き加減で振る舞う。
      「全10種類を用意し、特に口の中でジューシーなうま味が広がるマルチョウ、濃厚な味わいの和牛ホホ肉、希少部位のシビレが絶品です。合わせるのは当店特製のあっさりねぎ塩ダレと、深い味わいのみそダレ。もやしと一緒に口に運べば、やみつきになること間違いなしです」
       鉄板に空いた穴から肉のうま味たっぷりの油がしたたり落ちる。それに、みそダレを合わせたベースを使う焼きうどんで締める。一品料理も含めた全11品コースは3850円。口直しのサイドメニューとして、日替わりの手作りアイスクリームも魅力的だ。
      「和を基調とした空間でゆったりとした時間を過ごしていただきたい。カウンターでお待ちしております」

    • 2026年1月8日号
      スポーツMC / 渡部 裕之

      広島ドラゴンフライズをはじめ、ハンドボール、ラグビー、フットサルといった県内スポーツの試合会場MCや実況を担当しています。ラジオやケーブルテレビなどのスポーツ番組にも長年出演。特にマイナースポーツの振興に注力してきました。
       2017年、DJを務めていたラジオ番組を通じ、創立3年目だったプロロードレースチームのヴィクトワール広島と出会い、三原市で試合を初観戦。コースと観客の近さや、時速50キロで目の前を走り抜ける自転車に圧倒されました。また、1人のエースを勝たせるために各選手が献身的に役割を全うするチームスポーツだということも驚きでした。チームの中山卓士社長に熱心なオファーを頂き、23年からホーム戦の会場MCに就任。初めて放送席で見届けた佐木島ロードレース(同市)では雨天の中、同チームのレオネル・キンテロ選手が数センチ差の接戦を制し、初のホーム優勝をつかみ取りました。記念すべき勝利を声高らかにアナウンスできたことは、忘れられない思い出です。
       ロードレースはファンと選手の距離が近く、移籍した選手にもファンが優しく声をかける文化があります。勝負事ですが、相手があっての試合。対立をあおるより、アウェーのファンを含む全員で最高の応援をつくり上げ、誰もが良い試合を見たと思える会場にしたい。今年3月に開催予定のホーム戦でも気持ちの良い声援で選手を後押しし、広島優勝の一助になれば。

    • 2026年3月5日号
      移住者を呼び込む

       広島県の人口減少に歯止めがかからない。何と5年連続で人口転出超過が全国最多になった。打つ手はないのか。県は本年度予算で若者の減少対策に98億円を投じたが、一朝一夕で成果は出ない。なぜ若者が広島を飛び出し、広島に戻ってこないのか。県外から人が移ってこないのか。
       少し都会的な風情があり、田舎の趣もある。瀬戸内の温暖な気候、二つの世界遺産、豊富な山海の幸、盛んなプロスポーツ、世界に展開する企業群など、多くの人を引きつける魅力がそろう。
       土木建設の新川(東広島市安芸津町)専務の新川隼人さん(43)は、自治体任せにしない民間主体のまちづくりに取り組み、成果をあげる。2021年から安芸津町への移住者支援を始め、これまでに家族連れやカップルなど5組12人の移住を実現させた。
      「関東の人から良い町なのに若い人が何も活動していないと指摘された。ショックを受け、わがふるさと安芸津の魅力は何か、1人でも多く伝えたいと思い、できることから始めた。移住者との交流は何より楽しく、さらにモチベーションを高めてくれる」
       建設業の傍ら21年に新事業としてコワーキングスペースを開設。生け花教室など地域活動の場を提供し、自らまちづくりのワークショップも毎月開く。23年には地域で事業を営む人を紹介するポータルサイト「あきつとあしたに、」を開設。併せて移住希望者をネット上でスカウトできるサイトに登録し、直接的な提案活動も始めた。
       昨年3月、埼玉県から子ども2人を含む家族4人で移住した福島悟史さんは、
      「広島や山口県で移住先を探すうち新川さんからメッセージをもらった。第一候補地を訪ねるついでに立ち寄ったが良い面だけではなく、課題も率直に伝えてくれているのがよく分かった。行政の担当者より地域の当事者として言葉に説得力があり、熱量と行動力に感銘。信頼できると感じ移住を決めた」
       自然体で相談に応じ、移住者側の視点に思いを寄せる。移住者の人数を増やすだけが目的ではない。新たな挑戦を生み出してくれる現役世代を増やすことに主眼を置く。
      「それぞれ移住者はさまざまな経験や能力を備えている。地域に足りないところを補ってくれる。何よりも町を元気にしてくれる」
       その動きが次第に広がってきた。福島さんは東京で会社役員を務めた経験を生かし、地域商社「やぎなだ商店」の立ち上げを計画。新川専務と連携し、近郊の農水産物などを掘り起こし、商品開発から販売までを担う。2月からクラウドファンディングを始め、特産のジャガイモなどを使った「おでん」の土産物開発に乗り出した。
       移住を支援した30代の男性と20代女性が率先し、地域の魅力を語るインターネットラジオ番組「アキツカンパイラジオ」の配信をスタートさせた。新川が機材購入を肩代わり。
      「当社を含め、地元の会社では働き手の確保が年々難しくなっている。面白いことをしている人の周りには、きっと面白い人が集まる。移住者との新たな取り組みが呼び水となり、地域が元気になり、そうして移住を促す好循環を生み出したい」
       行政の補助金や支援制度が移住を後押しするが、決め手は地域に住む人の力と情熱が大きい。都会では近所付き合いが希薄という。