広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

2021年12月16日号
キャリアフォーカス / 棚多 里美 代表

広島県の地域ケア部長、働く女性・子育て支援部長、県男女共同参画財団常務理事などを経て、2019年4月にコンサルタントで起業しました。
 約10年前の県健康福祉局こども家庭課課長時代にはカープ球団の松田元オーナーを訪れ、「子育て中の親が幼い子どもと一緒にカープ観戦ができて、家族みんなが幸せになるために協力していただけませんか」と要望。すると、二つ返事で「自分の思いと一緒。野球でみんなを幸せにしたい」と。とんとん拍子で子育て家庭の試合招待、県の子育て支援関連ポスターへの選手掲載などが決まり、ブラウン監督は記者会見を通じて「パパ、ママ、一人じゃないよ」とメッセージを発信してくれました。招待日は紙おむつ無料サービスを実施し、ベビーカー置き場やキッズスペース、ふわふわドームを設置。子どもを抱いたまま選手に熱い声援を送るファンの姿を見ると、うれしさがこみ上げてきました。グラウンド整備の合間にはスラィリーのダンスに加え、オーロラビジョンにパパ・ママの「子育てイクちゃんストレッチ」の模様が映され、みんなで一緒に体操。その後も招待が続き、子育て家庭のことを配慮した運営方針を見ると、松田オーナーの思いがとても反映されているのだと感動します。
 サンフレと広響でも招待が実現。普通は静かに聞くべきコンサートも、子どもの好きな曲が流れるたびに歓声が上がります。幼い頃から地元プロのスポーツや文化芸術を見聞きすることで情操教育になり、郷土愛も育まれます。赤ちゃんの時からカープファン、増えるといいな。

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