店主の病気のため、昨年に閉店したお好み焼き店「YU―SUN(ユーサン)」の経営を引き継ぎ、1月に屋号を変えてオープンした。
「優しく職人かたぎな前店主の人柄にほれ、20代の頃から通っていた大好きな店を守りたい一心で、20数年勤めた運送会社を退職。知人が営むお好み焼き店の冨士山(西区)とゆりちゃん(安佐南区)でイロハを学んだ。キャベツの甘みを引き出す切り方など、2店の良いところを採り入れている」
看板メニューはユーサンでも人気だった「お好み焼きグラタン」(1300円)。グラタンをイメージし、肉玉うどんにホワイトソースなどを入れる。今春からサルサソースをかけるメキシカンな肉玉そばも始めた。砂ズリとニンニクの芽、みそホルモンなど鉄板焼きもそろえ、夜は酒を楽しみながらゆっくり過ごす客が多い。
「活気にあふれ、ふらっと気軽に入れる店が理想。富山や鹿児島からのリピーターもおり、今後もできる限り毎日営業してファンをつくりたい」