広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    JR西日本の広島支社長に就任 / 広岡 研二 氏
    NEWSな人
    12月17日に40周年 空調メンテで快適空間に貢献 / ジェーシーエンジニアリング 大沢 繁治 社長
    廃棄品を活用し商品化 ブランド認知に注力 / たびまちゲート広島 松江 卓 地域商社事業部長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
Ivory(アイボリー) / 髙橋 将也 社長

モニターに表示された的にエアガンを撃てる本格シューティングゲーム「ガンアリーナ」を備えるカジュアルバー。6月に3周年を迎えた。運営会社Fam(同所)の髙橋将也社長は、
「『大人の遊び場』を意識し、ハンドガンやショットガンなど約40種類を展示。銃の貸し出しや、メンテナンスにも応じます。初めて触れる人を含め幅広い層が来店され、当店をきっかけにのめり込んだ女性客も。お客さまの輪が広がり、手応えを感じています」
 ジビエ肉やインドカレーなど国内外のさまざまな缶詰最大100種類をそろえ、ツナコンビーフ缶やサバ缶を使うチャーハン、パスタが人気という。結婚式の二次会利用など貸し切りにも応じる。
「目の前のお客さまにいかに楽しんでもらえるかを大切にしています。スタッフとお客さま混合のサバイバルゲームチームを近く結成予定で、主催大会を開くのが目標です」

    INFORMATION
  • ◆住所:中区流川町4-5 東邦ビル1-501
  • ◆電話:082-567-4403
  • ◆席数:30席
  • ◆平均予算:4000 円
  • ◆営業時間:午後9時〜翌5時
  • ◆定休日:火曜
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
倉本杓子工場 / 倉本 充明 代表

廿日市市深江に工場を構え、宮島しゃもじや木製料理ベラなどの製造を手掛けています。
 50年以上前の小学5年生時に転校生から誘われたのを機に、サッカーに出会いました。同級生のほとんどが野球に熱中する中、足の速かった私はボールを追っかけ回すのが楽しく、大野中学、廿日市高校で部活に打ち込みました。もちろん当時は国内のプロリーグがなかったので、イングランド・プレミアリーグやドイツ・ブンデスリーガなどを再放送の深夜テレビ番組で見て、世界の名プレーヤーに魅了されていました。
 「広島にサンフレッチェがある」ことは子どもたちにとって大きな影響力があると思います。縁あって20年ほど前から地元小学生チームの指導をしています。華麗なプレーや考え抜かれた戦術など、一流の技術を間近で見られることは何よりもの学び。また、選手としてのステップアップを目指せるジュニア〜ユースの育成環境が県内に整っているのも本当に素晴らしい。これまで3人の教え子がジュニアユースに入りましたが、上の階級に進んだ子はおらず、厳しい世界という現実を身に染みて感じています。
 今季はミヒャエル・スキッベ新体制下でリーグ戦は3位でしたが、トーナメント方式の「天皇杯」で準優勝、「ルヴァンカップ」では優勝し、見事に〝シルバーコレクター〟の汚名を返上。強いサンフレは広島の誇りであり、子どもたちの希望の存在です。諦めず、自分たちの力を信じ、挑み続けることの大切さを教えてくれるサッカー、サンフレッチェが私は大好きです。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
微差が大差

9月にリニューアルした中区本通の「ひろしま夢ぷらざ」が好調に滑り出した。1999年3月に開業以来の大規模改装で集客力を高め、若い人や観光客などの新たな客層を開拓した。近年、年間売上高は3億5000万円内外で推移し、産直品を扱う量販店などに押され気味だったが、来店客が復活。いまはピークの5億円超を視野に入れる。中山間や島しょ部ほか、県全域の産品や地域情報の発信に知恵を絞り、思い切った売り場改善を実施。のぞいてみたくなる入りやすさ、ざっと店内を見渡せる開放感がある。
 出展事業者の商品開発や販路拡大に寄り添いながら産地と街をつなぐ実践的な仕掛けにも工夫を凝らす。高本統夫店長(61)は、
「広島は海や山の自然の恵みが充実している。大消費地に向け、山海の幸や特産品を売り込む効果的な作戦を練り、官民一体のオール広島で取り組む一端を担いたい」
 広島修道大学商学部経営学科を卒業後、広島そごうに入社。94年の食品名店課係長を皮切りに食品畑一筋にバイヤーとして目利きの力を養った。2020年にそごう・西武本部で品質管理担当として食品衛生・表示を指導。21年1月に定年を迎えて再雇用を選択するさなか、経験を買われ、今年6月に店長に就く。百貨店時代は〝全国ブランドを広島で売る〟〝東京や大阪の人気食品を広島で味わう〟といった販売戦略を展開していた。
「百貨店がその役割を果たし必要とされた全盛期は、例えば礼服一つ、同じ黒でもその違いが評価される時代。ファストファッションやネット販売が台頭し、所得が上がらない中で消費の構造が様変わりした。さらに長引くコロナ禍や物価高騰の影響が市場拡大を阻む。しかし地域の生産者や加工メーカーの良いものを一生懸命につくろうという気持ちを絶やしてはならない。本物は必ず生き残る」
 自らの体験で得た確信なのだろう。百貨店勤務で培った知見や幅広いネットワークなどを生かし、集客できる店づくりのポイントや目を引く売り場、買いたくなる売り場づくりに力を注ぐ。一方で出展者には〝良いもの、おいしいものをつくってさえいればいい〟という考えを改め、既存商品のブラッシュアップや食品表示の徹底を求める。
「本気で大消費地に打って出るにはパッケージや表示をないがしろにできない。微差が大差になる。広島サミットを控え、インバウンドも次第に増えてくる。逃す手はない。海外へ打って出る気概で商品開発に挑戦する第一歩を踏み出してしてほしい」
 夢ぷらざは都会と産地が交差するプラットホーム。生産者にとって踏み台の役割も担う。第1弾で生カキを扱うマルヒロ水産(中区江波本町)の燻製オイル漬けカキの缶詰を商品化。保存料未使用で賞味期限を延ばした。2、3弾も仕込み中。ショールームや商談の場としても有効活用を図り、土産店や量販店などに売り込む〝BtoB〟にも目配りを欠かさない。地域を元気にするのが一番の目的だ。
 古里の景色に癒やされる。その心を宿し、街中で心身をリフレッシュさせてくれる夢ぷらざの価値は大きい。むろんG7広島サミットへの備えにも抜かりがない。

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