広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    欧州進出、海外展開加速 / 秋月 大輔 氏
    NEWSな人
    ゴブンノにみっちゃん開業 お好み焼き文化の発展促す / ジブランド 吉岡 忠晃 社長
    デジタル化で生産性向上 折り箱部門が7年で7倍に / 日野折箱店(福山) 日野 貴文 社長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
生肉専門店 焼肉 金次郎 / 井手 孝徳 店長

山口県岩国市を拠点に、岩国・大竹・広島で焼き肉店や喫茶店「麻里布珈琲」など8店を展開する1984年創業のカンパーニュが運営。8年前に開いた岩国本店に続く2店舗目を2月5日、中区堀川町にオープンした。
「保健所の厳しいチェックを経た和牛をユッケや肉刺しなどで提供。黒毛和牛、神戸牛、地元岩国の高森和牛など、予約限定メニューを合わせると牛刺しは30種類以上を用意しており、品数は日本一です」
 ハツ・ツラミなどのほか、希少部位が充実。岩国本店で1番人気のタン刺しは、午後6時に売り切れることもあるという。生肉のほか、焼き肉にもこだわっている。
「長年の夢だった念願の広島繁華街への出店。広島一の焼肉屋を目指して、一切の妥協を許さず、これから足を運んでくださるお客さまが笑顔になるようなおいしい肉を提供したい。明るく元気に、感じの良い接客を心掛けます」
 広島店では接待や記念日などに利用できる、個室のVIP席を用意。

    INFORMATION
  • ◆住所:中区堀川町4ー20ー2階
  • ◆電話:082‒569‒9922
  • ◆席数:85席
  • ◆営業時間:午後5時〜午後12時(土日祝は午後4時〜)
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
大建産業 / 菅原 博之 社長

広島市内や近隣市町をエリアに、一般住宅から大規模ビルまで各種建物の解体を手掛けています。会社でマツダスタジアム内野の年間指定席を持っていて、約半分の試合はお客さまと社内の福利厚生に。余りは自分が使うため、球場至近の自宅マンションから通っています。
 1979、80年の連続日本一の時に私は小学生。強いカープへ憧れる地元の子どもの一人でした。特に山本浩二さんの、ここぞという場面で必ず打ってくれる勝負強さが印象的です。
 高校卒業後、専門学校への進学で上京。そのまま東京で就職し20代半ばで辞めるまで、神宮球場でのカープ戦はかなりの高頻度で左翼席に陣取っていました。神宮のカープファンは熱狂的で、私も試合のたびに応援用メガホンを壊していた気がします。
 帰広後は、現在の会社とは別の解体業者へ。当社に移るまで20年以上勤めたのですが、その間に一度転職し、出戻った経験があります。外の世界を知ったことで、復帰後は会社をより客観視できるようになりました。新井監督が昨年いきなり好結果を残せたのも、これまでのカープに多い生え抜き監督とは異なり、移籍を経験して多角的な視点を持ったことが要因ではないかと感じます。
 今年は西川選手の穴を誰が埋めるかに注目していて、特に楽しみなのは大砲の末包選手と打撃センス抜群の田村選手。若い力が育ち、長らく遠ざかる日本一へ導いてもらいたい。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
わが得意を生かす

うちの得意は力仕事です。総合印刷業で、今年12月に創業105周年を迎える中本本店(中区東白島)の中本俊之社長(62)の答えに、少し驚いたことがある。
 1998年12月に4代目を継いだ間もない頃、同社の得意分野を尋ねたところ、いかに大量の、納期の厳しい注文だろうと必ず仕上げる「力仕事」だとけれん味がなく、品質、納期厳守などの答えを予想していただけに、その言葉が新鮮に響いた。引き受けたからにはきっちりと約束をこなしてきた高い技術力に自負があったのだろう。
 印刷業界の技術革新はすさまじい。活版、オフセット、デジタル印刷へと目覚ましくその都度に相当額の設備投資を求められる。職人から技術者へと世代交代していく人材の確保も並大抵ではない。
 同社は2015年に機密印刷サービスがものづくり革新事業に採択されたほか、「ひろしま食べる通信」創刊、クリエイティブ部門ライツ・ラボを立ち上げるなど持ち前の技術、提案力を動員し、新しい市場開拓に挑んできた。そうした経験を重ね、さまざまな養分を吸収しながら独自の力を蓄えてきた。
 昨年10月中旬、50年ぶりに開いた「全日本印刷文化典広島大会」は、全ての都道府県から580人が集まった。どうやって印刷業界を元気づけるのか、広島大会の主題だった。メイン企画の全工連フォーラム「未来はバックキャストで切り拓け〜事業家魂に火をつけるSFプロトタイピング経営戦略〜」は、
「30年後といってもおそらく我々、人が知りたい、感動したい、伝えたい、これはそう変わらないと思うが、情報コミュニケーション、そしてテクノロジーは大きく様変わりしている」
 と切り出す言葉から始まった。先に未来を描いて「今何をなすべきか」の問いに次々意見が飛び出す。県印刷工業組合の理事長として大会委員長を務めた中本社長は、
「何をなすべきか。時代が移り、技術革新のある限り永遠の課題だが、その発想の実現は事業家魂に懸かっている。紙でも、デジタルでも情報が円滑に伝わることが一番。やみくもにデジタル化を進め、本当は紙媒体の良さを生かせる場面であっても、紙媒体がなくなってしまうのはもったいない。もっと広く紙媒体の良さを再認識してもらう行動を起こし、新たな光を当てたい。刺激し合い、一人一人がとことん考えることが大切。広島大会は将来、大きな成果へつながると確信している」
 利用する側も媒体を使い分ける判断力が試される。研究機関の調査によると、紙媒体は①一覧性が高い、②保存性が高く、繰り返し見ることができる、③記憶に定着しやすい、④伝えたい相手に物として情報を届けることができるほか、視覚的な魅力、手触りといった利点を挙げる。しかしデジタルメディアの即効性にはかなわない。
「印刷することは目的ではなく手段。印刷を注文する顧客の後ろには必ずニーズが隠されている。そのニーズを捉えて紙媒体以外の解決策も提案できるソリューション提供事業を目指す。どのような業界にも通底する商いの原点ではないでしょうか」
 イベント広告を扱う経験を生かしてイベント運営に乗り出した会社、コンビニ向け販促ツールを集約して配送業務まで請け負う会社も現れている。いかに得意を生かすか、反攻の決め手になりそう。

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