広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    【巻頭特集】クラフトマンシップ / 弘中 武都 執行役員 足利 恵一 会長 佐伯 祐二 社長
    NEWSな人
    大野練習場・寮を移転 選手とファンの交流施設へ / 広島東洋カープ 松田 元 オーナー
    砂防えん堤をライトアップ 若手起用で次世代につなぐ / 山陽工業 鈴江 克彦 社長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
おでん酒場 るつぼ / 上中 博文 店長

おでんと中華料理を提供する居酒屋。以前は旧広島駅ビル南口ASSE2階でおでん屋を営業していたが、建て替えに伴い閉店。2018年に、昔、中華料理店で修業していた頃の先輩と共同で新装オープンした。
「前の店は場所柄、会社帰りの利用が多かっただけに当初は客離れを心配しましたが、こちらは勤め先に近いからと寄ってくれる人がいてありがたい。サラリーマンが大半の中、中華一筋だった先輩の強みを生かしてメニューに加えたところ、若い人や女性客も増えて、グループ客に好評です」
 おでんはかつお・昆布だしの飽きがこない薄味で、食材の持ち味を生かす。地元の酒をそろえ、時季に合わせて小イワシやしめさばなどの刺身、一品料理を用意。中華も自家製ラー油のマーボー豆腐、塊肉からたたいて作るシューマイ、担々麺など定番がそろう。コース料理の希望にも応じる。
 昨年7月には2店舗目として、堀川町にカウンターだけの「チャーハン るつぼ」を開業した。

    INFORMATION
  • ◆住所:中区中町10-10
  • ◆電話:082‒240‒3525
  • ◆席数:23席
  • ◆営業時間:午前11時半〜午後2時(水・土除く)、午後5〜11時
  • ◆定休日:日曜・祝日
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
MSファーマシー / 宮本 誠二 社長

2018年に薬剤師として独立し、舟入南薬局(中区)などを経営。昨年10月に大塚薬局(安佐南区)を開局して、現在7店舗を構えています。
 奈良県で生まれ育った私がカープファンになったのは小学校3年生の時。友人に阪神や巨人ファンが多い中、きっかけをくれたのは鳥取からの転校生でした。彼は野球のテレビゲームで遊ぶ際、選ぶチームはファンのカープ一択。そのゲーム内で登場する野村謙二郎選手のステータスがとても高く、走攻守どれを取っても一級品で、こんな選手が現実にいるのかというのが第一印象です。それ以来、カープの野村選手は野球少年だった私にとってのヒーロー。奈良県にはプロ野球の試合がなく、ニュースなどでテレビ越しに映る野村選手の活躍に目を凝らしては、彼の打ち方をまねしていましたね。初めてのプロ野球生観戦もカープです。広島出身の妻と結ばれ、こちらに移住した29歳の時でした。巨人戦で、臨場感と迫力に圧倒されたのを覚えています。プロ球団が地元にあるのはとてもすてきなことだと身にしみて感じました。
 キャンプも中盤に差し掛かり、間もなく球春到来。個人的には末包昇大選手に期待しています。東洋大学時代もレギュラーではなかったそうですが、それでもコツコツと練習を重ね、社会人を経てプロ契約を獲得。そうした遅咲きで努力家の選手には、見ているこちらも勇気付けられます。多くの放物線を描いて広島を沸かせてほしい。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
為せば成る

幼い頃、為せば成ると刷り込まれた。チャンスと見たら素早く動く。倒産さえ再起のチャンスとした。そうして起業したアスカネットの上場(東証グロース)まで成し遂げた福田幸雄さん(75)は特有のひらめきから商機をつかみ、自分流ビジネスを貫く。いま「私の終活」と、はばかることなく、新年早々、新ビジネスを立ち上げた。
 1月18日、東京都港区の南青山にスイーツ店「BEYOND SWEETS 表参道店」を開業。おいしいとカラダにやさしいという二つを両立し、スイーツの常識を越えた発想を店名に込めた。デジタル写真加工のアスカネット創業者で、5年前に同社会長を退任後、ファブ(中区幟町)の社長に就く。5年後には誰もが知るスイーツブランドに育てたいと意気軒昂だ。
 すぐにはできないが、できない理由を解決すればチャンスになる。商売人だった祖母から為せば成ると教わった。「中学生の頃、白黒テレビで複数のチャンネルを視聴するには高額のチューナーが必須だったが、チューナーが無くても視聴できる方法を編み出した。自分が見たかったからみんなも同じと仮説を立て、近所の家に営業して回ったら大当たり。誰も手を付けていないことからチャンスが生まれると実感した」
 20代の頃。海外のファッション雑誌に載っている、洗練された服が全国どこを探しても無く、作れば売れると考えた。生地屋と縫製工場の出資を得てアパレルメーカーの経営に打って出ると、服は飛ぶように売れた。 
 噂になり、一時は工場から東京の会社へ納品される商品を有名店舗のバイヤーらが朝から待ち構えているほどだった。だが、過度な拡大路線があだとなり、倒産に追い込まれる。事業に失敗した経営者がもう一度立ち直るための勉強会「七転び八起き会」に入り、学び直した。
 広島に戻り、趣味のカメラで再起をかけた矢先の機転がまさに真骨頂といえる。当時の葬儀社は遺影写真を作成するため写真屋に持ち込み、出来上がるまで数時間ほど待たされた。そうした手間暇をはぶくことができないか。
「ユーザーは新しいことが大好きだが、面倒なことは大嫌いだ。電話一本で遺族宅に出向いて一緒に写真を選び、遺影写真にして祭壇に飾るまで全部を引き受けたところ、広島の葬儀社の大半から仕事が取れた。本当は相手がやらないといけない領域へも飛び込み、ユーザーが大変だと思っていることを代行するサービスにまで引き込む。商いの根っこに気付いた」
 新事業を立ち上げたファブの着眼もユニークだ。健康な食べ物を切り口にした食品があふれる中、甘いものを食べるときは多少の罪悪感があるせいか、スイーツの分野は比較的競合が少ない。動物性食品を使わないビーガンスイーツのジャンルはあるが味や見た目がいま一つ。世界のブランドがひしめく「表参道」においしさと健康を追求したスイーツ店を出そうと計画して有名ブランドのパティシエにビジョンを語り、ようやっと口説き落とす。
「メディアや有名インフルエンサーに、本当においしい健康系スイーツができたからぜひ試食会に参加してほしいと大見えを切ったところ、一気に取り上げられ、複数の大手百貨店から誘いを受けるなど、大変な反響だった。カラダに良い食べ物は、みんながみんなに薦めてくれる」

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