広島の経営者、注目のビジネスパーソンの「お気に入りのスポーツ」チームを紹介。
南区東本浦に製本所を構え、中とじ・糸ミシンなど幅広い製本方法に対応し、カレンダーや本などへの加工を手掛けています。
父親が熱狂的な鯉党で、幼少期にはカープが勝利しなければゲームをさせてもらえないという我が家独自のルールがありました。当初はゲーム目的で弟と必死に応援しましたが、いつの間にか二人ともファンに。泥臭く、粘り強いプレーで2度の首位打者に輝いた正田耕三選手は私のヒーローでした。
スポーツは小学生からサッカーに親しみ、強豪の皆実高校サッカー部で部活漬けの日々。それでも友人がチケットもぎりの仕事をしていたこともあり、市民球場には頻繁に足を運んでいました。今では考えられないですが、7回裏が終わると自由に球場へ出入りができた。数十年前には手書きのスコアブックの製本を当社が手掛けていた時代もあり、遊び心で余った白紙のスコアシートに試合を想像しながら選手名や数字を書き込んでいたことも懐かしいですね。
マツダスタジアム完成の1年目から継続して年間指定席を購入し、親をよく連れていきます。家族だけでなく社内にもカープファンが多いため、シーズンに突入すると昨日の試合など話題が尽きず収拾がつかないことも。昨年のリーグ2位から優勝を目指すためには、CSで華麗な盗塁で魅せた羽月選手のような「走る野球」を期待。同い年である新井監督の采配に目が離せません。
昨年9月30日〜10月1日、障害の有無に関わらず誰もが楽しめる「インクルーシブ・スポーツ・フェスタ広島2023」を初めて開きました。東広島市の運動公園をメイン会場に、周辺の呉、竹原、三原、三次市、大崎上島、世羅町で16競技の体験会やトークイベントなどを実施。
東京五輪・パラリンピックではボッチャの古満渉選手、やり投げの白砂匠庸選手ら広島県出身の日本代表パラアスリートも大いに活躍し、多くの関心を集めました。この機運を一過性にせず、さらに広く伝えたい。「インクルーシブ」の言葉には、あらゆる垣根をなくして共生社会をつくりたいという思いを込めています。フェスタには両名に加えて走り幅跳びの中西麻耶選手や車椅子バスケの香西宏昭選手のほか、元カープ選手の安部友裕さん、ヴィクトワール広島の宮﨑健太選手、広島ドラゴンフライズの朝山正悟選手も来場。障害のある人の家族や友人、職場の仲間、ボランティアや観客などを含む約3000人が参加。まさにインクルーシブの理念通りに、あらゆる人が一緒に楽しみ、体験を共有できました。来年以降も、県内を四つのエリアに分けて順次開催する予定です。
スポーツには社会を変える力があります。この平和都市広島で、皆で一緒にインクルーシブ・スポーツを楽しむ意義は大きい。オールエイジ・オールワンの共生社会の実現に向けて、今後も力を尽くしたいと考えています。
グッドウェーブ(東京)が運営するストレッチ専門店で、FC加盟の広島本通店は2021年2月に開店。このほか中国地方はゆめタウン広島店、イオンモール岡山店があり、新店舗の計画もあります。
廿日市市出身で、小学校1年からバスケットボールを始め、広島観音高校時代には県大会1位に。中国大会にも出場しました。広島修道大学では中国リーグで3位に。NBAで活躍したアレン・アイバーソン選手のファンで、私と同じポイントガードで得点力があるところが魅力です。バスケットのテレビ観戦のほか年に数回、広島ドラゴンフライズや広島カープの試合に出掛け、観戦を楽しんでいます。
仕事を通じてもスポーツに打ち込む人たちを応援。かたまった筋肉をほぐし、関節の可動域を広げ、けがしにくい体づくりを目指すのが基本です。顧客の要望に合わせ、僧帽筋や肩甲骨周りなど約100カ所の筋肉のストレッチに対応。機械は使わず、ベッドに横たわってもらい、約2カ月間の研修で取得する民間資格「CBST(コアバランスストレッチトレーナー)」を持つ7人のトレーナーがマンツーマンでストレッチ。料金は40分5940円からで、60分、80分、100分コースもあります。40〜60歳代の利用が多く、ゴルフやマラソンのパフォーマンス向上のために通う人もいます。他店舗ではプロチームに帯同するトレーナーがいるほか、プロスポーツ選手の来店もありますよ。
2020年に起業し、廿日市市でSNS運用代行を手掛けています。高校卒業後、生まれ育った山口県を離れて広島で就職してまず驚いたのが、熱狂的なカープファンの多さ。当時の同僚は選手の特長や試合結果がしっかりと頭に入っており、私の心もすっかり真っ赤に染まってしまいました。最近は子育てや仕事が忙しくて球場から足が遠のいていますが、テレビ中継時は画面にかじりついて応援しています。
推しは同世代の菊池涼介選手。俊足を生かして跳び回るプレースタイルはまさに「忍者」ですよね。セ・リーグ3連覇を達成した16〜18年は「タナキクマル」の息の合った打線や守備を見に、菊池選手の応援歌の歌詞が刺しゅうされたユニホームを着て、よく球場に足を運びました。
どの席で観戦するのも楽しいですが、やっぱり一番気持ちが高まるのはライトスタンド側のパフォーマンスシート。間近で流れる応援歌と、その場の全員で盛り上がる一体感は格別です。今年から声出し応援とジェット風船が復活して活気が戻ったことが、新井カープ躍進の原動力につながったのでしょうね。夏休み時期に催される「縁日ナイター」など子どもを飽きさせない演出もあるので、来年は家族で訪れたいです。
主力の西川龍馬選手がオリックス・バファローズに移籍し、来年は厳しいシーズンになるかもしれません。しかし、こんな時こそチームを後押しできるように一丸で応援しましょう。
東広島に拠点を構え、食品を中心とした商品開発やブランディング、販路拡大支援を手掛けています。
子どもの頃から野球が好きで、大学時代には京セラドームでファウルボールの注意喚起をする笛吹きのアルバイトを経験。国内で行ったことがない球場は残すところエスコンと仙台のみになりました。徳島出身ということもあり、特定の球団というよりは野球そのものが好きだったのですが、尾道出身の妻との出会いがきっかけでカープファンに。2014年に初めて二人で試合を見に行き、アメリカのメジャーリーグを思わせるスタジアムの雰囲気も含めて好きになりました。
特に応援しているのは同年代の野村祐輔投手。甲子園決勝でのきわどい判定が印象深く、明治大学を経てどこに入団するのかドラフトで注目していました。少し前までは40歳近くになっても活躍する選手がたくさんいましたが、最近は入れ替わりが早いように思います。カープでも気がつけば自分と同年代以上の選手は数えるほどに。野村投手にはまだまだ現役で頑張ってほしいですね。
今シーズンは惜しくもリーグ2位で、クライマックスでは阪神・岡田監督に見事にやられました。来シーズンは新井監督がどのように師匠を超えるのかに注目したい。25年ぶりのリーグ優勝を果たした16年には甲子園を真っ赤に染めたことがニュースになりました。敵地を圧倒する熱気を再び呼び起こし、来年こそは日本一へ。
役所勤めから、2002年に税理士へ転身。いま中区立町に構える事務所ではカープの新井貴浩監督の直筆サイン入りユニホームを飾っています。16年に25年ぶりのリーグ優勝を成し遂げたとき、顧問先のつてで入手。当時、選手だった新井さんは打率3割、19本塁打、101打点をマーク。自身初のMVPに輝くなど、チーム躍進の原動力となりました。
そこからの3連覇は、広島の街が昭和の黄金期のような盛り上がり。1975年に初優勝した際の、前に進めないほどの雑踏や振る舞い酒などのお祭り騒ぎを思い出しました。
実は2018年の新井さんの引退時にテレビ局の街頭インタビューを受け、「いつの日か監督としてカープに戻り、優勝に導いてほしい」と答えました。今年、新井カープは低い下馬評を見事に覆しリーグ2位。対話の中で選手を育て、皆がのびのびと力を発揮した結果だと思います。今のリーダー像を具現化しており素晴らしいですね。
当事務所にはイチローの大リーグ20年記念と大谷翔平選手の初本塁打・初勝利記念のサインボールを飾っていますが、カープからも世界に名だたる二人のような選手が出てくるよう期待しています。もちろん、海を渡る前には日本一を見せてもらいたい。
遊休地や空きテナントを賃貸ガレージとして活用する不動産コンサル・仲介業です。2010年の設立以降、主に広島市内で車・バイク合わせ約300台分のガレージを管理しています。
ドラゴンフライズの熱烈なファンです。私はバスケ未経験なのですが、現在大学4年生の次男が小学校でミニバスのチームに入ったことで興味を持ちました。その後、次男が広島皆実高校在学中に特別指定選手としてドラフラに帯同したのを機にプロの試合を初観戦。試合展開のスピード感や外国人選手の迫力に魅了され、一気に引き込まれていきました。
昨季はチャンピオンシップ初進出を果たしたものの、10月の今季開幕直後は苦戦が続き心配していました。月末頃から新戦力がチームになじんできたのか、11月にかけて6連勝。12月は強豪チームとの対戦が多く組まれているので、チームの真価が問われる時期になるでしょう。
一押しはエバンス選手。攻守両面で高い能力を持ち、バスケのIQが高いと言われる選手です。日本人ではセンスあふれるプレーが売りの中村拓人選手は高校生の頃から注目しています。
日本バスケは今年のW杯でアジア最上位となりパリ五輪出場権を得るなど、良い流れがきている。ドラフラもここから浮上し昨季以上の成績を残してほしい。そして将来は、広島のプロチームとしてカープに負けない存在感を放ってもらいたいですね。法人会員として応援しています。
南区金屋町に事務所を構え、飲食店専門のコンサルティング業を営んでいます。
物心ついた頃からカープファンですが、熱が上がったのは同じ歳の黒田さんがメジャーから復帰したころ。彼の男気に陶酔し、球場に足しげく通うようになりました。今ではチケット発売日の3月1日に全ての試合に申し込み、当選結果に合わせて仕事のスケジュールを組むほど。今季は25試合ほど観戦しました。通常応援やジェットバルーンが復活したうえ、ひょっとすると優勝できるかも、との期待感から広島の街全体にも良い空気感が漂っていたように感じます。
カープ熱が高まりキャンプ地の沖縄市コザにも訪れるようになり、趣味と実益を兼ねた1軒家貸切宿「カエルハウス」を開設。仕事も増え、今では月の半分をコザで過ごすようになりました。コザには、私の想像をはるかに超える数のカープファンがいてびっくり。といっても、新聞やTVなどのメディアではほとんどカープ情報は流れません。コザとカープの橋渡し役を担えればと、FMコザでパーソナリティーにも挑戦。毎週土曜日にカープ応援番組「それいけ!コザカープ!」を放送しており、緒方元監督やコザのカープファンなど、多彩なゲストをお招きして楽しく進行しています。
米軍嘉手納基地に隣接するコザの街はまるで海外のようで、独特のチャンプル文化が面白い。カープをきっかけに広島の方にもぜひ訪れてもらいたい。
東京出身で子どもの頃はベイスターズを応援していましたが、広島出身の妻との結婚を機に来広後はすっかりカープファンに。仕事の関係で初めて観戦し、試合前の広島駅や球場の熱気に圧倒されたのを覚えています。一致団結して応援する地元の方の姿を見ているうちに、気付いたら一緒に声を張り上げていました。今では年10回ほど球場に足を運びます。
資金力を武器に有力選手を引き抜くのではなく、育成に力を入れている点も魅力。二軍の選手もチェックしていて、練習を見てこれから成長しそうな金の卵を探すのが楽しい。注目しているのはシーズン終盤に一軍入りを果たした田村俊介選手。弱冠二十歳ですが、バットを構えた時の〝やってくれそう〟な雰囲気は、ヤクルトの村上や巨人の岡本をほうふつとさせます。将来は4番としてチームを引っ張る存在になってくれると思います。
新井監督のマネジメント手法からは学ぶところが多い。試合後のインタビューでエラーについて聞かれた時、「全然気にしていない」、「攻めた結果だから問題ない」といった発言をされており、絶対に選手を責めない。任せたからには信じるということを徹底されているのでは。だからこそ、皆がのびのびと力を発揮できる。点が入ったときには選手よりも喜んでいる姿も印象的。そういった姿勢がチームの雰囲気の良さにつながっているのだと思います。遠くない未来に日本一に導いてくれると確信しています。
5年ぶりにクライマックスシリーズに進出するなど、下馬評を覆した新井カープ。興奮そのままに当館では11月12日まで、関連書籍や中国新聞の切り抜きなどの特別展示を催しています。天満小2年生の新井少年が「文集ひろしま」に投稿した作文も披露。こうした貴重資料が見られるのも当館ならではですので、足を運ぶきっかけとなればうれしい。
小学1年時に悲願のリーグ初優勝を見届け、根っからのカープ党に。ルーツ監督の下、それまでの「紺」から「赤ヘル軍団」となって飛躍したチームにくぎ付けでした。特に好きだったのが、大下剛史さんと三村敏之さんの海田町出身の二遊間コンビ。ともに地元・広島商で培った技術と息の合ったプレーは今も頭から離れません。10月15日に海田町ふるさと館2階展示室がリニューアルオープンし、同町民栄誉賞を受けた二人の専用コーナーが設けられています。もちろん私も訪れ、感慨に浸りました。
旧市民球場時代は試合終盤の入場が無料だったため、県庁勤めの頃は仕事終わりによく行き、温かくも手厳しい往年のファンたちと一緒に声を枯らしました。今もマツダスタジアムに年4〜5回ほど訪れます。今年から声出し応援やジェット風船が復活して活気が戻り、ホーム戦の勝率は6割超えに。ファンの力は偉大ですね。私が見に行くと1勝3敗と散々でしたが。
来年こそはセ界制覇と日本一を。「家族」一丸で応援しましょう。
中区舟入川口町で軟包装製品や別注成形製品の専門商社を経営しています。先代の父が創業し、来年9月に30周年を迎えます。デザイン企画・シート開発から形状・材質選定、製造、品質管理、納入まで一貫したサポート体制が強みです。
修道中学時代にバスケットボールを始め、現在も母校の指導者としてバスケットに携わっています。これまでのバスケ人生で特に印象深いのは、広島県代表として出場した2004年の国体(成年男子の部)です。県選抜のメンバーには、広島ドラゴンフライズ社長の浦伸嘉さん、東京アパッチや島根スサノオマジックでプロとして活躍した仲摩純平さん、3人制プロバスケチーム「福山バッツ」を立ち上げた河相智志さんらがおり、現在もそれぞれの舞台で活躍しています。
このようなご縁がきっかけで、広島ドラゴンフライズは発足時から応援しており、今シーズンから会社としてもオフィシャルパートナーになりました。特に活躍を期待する選手はガードの寺嶋良選手です。近くの飲食店でたまたま出会い、娘が声を掛けたら非常にフランクに話してくれたので、以来、家族で応援しています。また、チームとしてカギを握るのがフィリピン代表でもあるカイ・ソット選手です。彼がけがから復帰し、試合に出続けることに加え、若手のシューターが台頭すれば、チャンピオンシップで昨年以上の結果を残すことも可能だと思います。
導き育てる〝導育〟をコンセプトに、修道中・高校サッカー部の外部講師として出向くほか、幼児向けのサッカー教室も手掛けています。
約12年前、推薦などで選ばれたメンバーが集まる練習会「トレセン」で、今季サンフレッチェ広島へ入団した山崎大地選手を指導したことがありました。練習会の参加対象は小学5年生だけでしたが、山崎選手は当時4年生で参加。足の出し方、反転方法など体の使い方が上級生以上に卓越していました。人並み優れた守備力で、特に1対1の場面になると勝負強さを発揮する選手です。そのトレセンがきっかけで、サポーターの一員として山崎選手を応援するように。サッカー好きな長男を連れて年10回以上はエディオンスタジアムへ足を運び、選手の動きや戦術の立て方などをじっくり観察。声出し応援はせず、静かな観戦スタイルで楽しんでいます。
1994年の広島アジア大会にはボランティアスタッフとして参加。当時の日本代表メンバーには「キング・カズ」が愛称の三浦知良をはじめ、武田修宏、北澤豪など名だたる選手が勢ぞろい。試合前に各選手とハイタッチした手の感触が今でも忘れられないほど、貴重な体験となりました。そんな長年お世話になったエディオンスタジアムとは今季でお別れとなり、来季からは「エディオンピースウイング広島」が新本拠地に。交通アクセスが良くなるので、以前にも増して現地での観戦回数が増えそうです。