広島の経営者、注目のビジネスパーソンの「お気に入りのスポーツ」チームを紹介。
安佐南区長束に本社を置き、社長の森嘉子と2代表制の1級建築士事務所を運営。大手ハウスメーカー、地場工務店から建築確認の申請や省エネ計算などを請け負っています。
父が野球をしており、幼い頃からカープ一色。当たり前のように兄とファンクラブに入会し、旧市民球場にも度々足を運んでいました。1991年のセ・リーグ優勝を最後に低空飛行が続く中、打撃や足の速さなど各選手の強みを結集して勝利を目指すチームの姿に、子どもながら熱くなっていました。経営者となり、プロジェクト達成に向けてそれぞれの力を発揮する社員たちの姿が重なります。
コロナ禍で球場になかなか足を運べていませんが、スマートフォンアプリで勝敗や各選手の成績などをチェックしています。2016〜18年にセ・リーグ3連覇を達成した緒方元監督の後を継ぎ、難しい局面でバトンを渡された佐々岡監督ですが、就任3年目の今季は上本選手などつなぎ役や、末包選手などルーキーを含めた若手の台頭で、鈴木誠也選手が抜けてもチームとしてのすごみが増しているように思います。柔らかい人柄や、当初から掲げる「一体感」が浸透し、雰囲気が良いのかもしれませんね。
設立6年目の当社は「縁を大切にする仲間」というのが社名の由来です。ヨガ講師を招くリラックスタイムを導入するなど、縁あって入った社員の働きやすい環境づくりに取り組んでいます。カープを見習って個々の強みを合わせ技にし、今後もお客さまの幸せ追求に尽力します。
根っからの野球好きで、当時は弱かった新庄高校野球部で主将を務めました。その母校は2014年春の甲子園初出場から昨夏までに通算6回という見事な結果を見せてくれ、うれしく思います。輩出したプロ選手の中でなじみ深いのは、元カープ選手で現在は投手コーチの永川さんでしょうね。
試合は偶然の要素も大きく、観戦時は結果に一喜一憂するよりも、勝つための体制づくりの分析が面白い。会社経営の人員や経営資源の采配と共通点が多く、結果を呼び込むための準備の重要性を実感します。カープは今季、選手を適度に休ませながらも巧妙に得点機をつくり、うまく回っています。時々の戦術や采配、選手の判断が最終順位に表れる。一人の観戦者として、いつの試合の何が最終的にカギを握っていたのかを振り返り、合点できると満足感があります。
森下や栗林、小園ら若手が頑張っていますが、実は私の次男は崇徳高校から関西大学野球部に入り、対戦相手に末包や黒原がいました。森は大学の先輩です。野手でほぼレギュラーだった次男と違い、崇徳から摂南大学に進んだ長男は最終戦に一度だけ公式戦のマウンドに立たせてもらい、後輩たちが長男の登板機会をつくろうと頑張る姿に目頭が熱くなりました。結局、長男は打たれましたが、息子たちに野球を教えたことなどを思い出して感慨深かった。長男の結婚式には多くの部員が参加してくれるそうです。野球は人間力など多くの財産を築かせてくれます。広島がそんな環境に恵まれるのもカープあってこそ。これからも地元スポーツを盛り立ててほしい。
女性起業家へのコンサルやマッチング、企業や行政と連携したセミナーなどを行っており、4月からはユーチューブで経営情報を配信中です。
小学生の頃は放課後に毎日友達と野球をし、それが終わるとテレビや旧市民球場でカープの試合を観戦。中学では野球部に入るも、高校に部がなかったので友人とソフトボールチームを作って試合に出ていました。社会人になり神宮球場や京セラドームなどでビジターゲームをよく観戦していると3塁側から外野の半分まで客席が真っ赤に染まることもあり、広島県民として県外でのカープ人気は誇らしかった。
一番好きな選手は「ミスター赤ヘル」こと山本浩二さん。最も印象的な試合は1975年のリーグ優勝前最後のホーム戦です。外木場投手が好投するも終盤まで両チーム無得点。子どもだった私は打席の山本選手を内野席から必死に応援しました。すると放った打球がスタンドに飛び込み、それが決勝点となってチームは見事に勝利。自分が後押ししたような気になり、一生の思い出に。
今季のカープは主力だった鈴木誠也選手が抜けるも快進撃が続いています。この状況は2016年にエースの前田健太投手が抜けてもチーム一丸で25年ぶりのリーグ優勝を達成した時のよう。そして当時のファンの中心にいたのは「カープ女子」。最近はあまり聞きませんが、球場では今も多くの女性を見かけます。女性に多いグッズを使った応援は球団の経営状況を支え、何より黄色い声援の方が選手もうれしいのでは。応援を糧に、今季はぜひ日本一を達成してほしいですね。
2021年1月設立で、つぼやきカレーのキートン井口店とまがりDEバナナを運営。22年2月に社名変更し、不動産事業にも注力しています。
小学2年生でソフトボールを始めたことがきっかけでカープファンになりました。当時は前田智徳、江藤智、金本和憲選手の超強力クリーンナップに加え、野村謙二郎、緒方孝市選手などカープ史に名を残す強打者がそろっており、なぜ優勝できなかったのかと今でも不思議でなりません。中学1年生の時には、入団間もない新井貴浩選手が当時の達川光男監督と一緒に野球教室に来てくれました。達川監督は新井選手のことをチームで一番下手だと言っていたのが強く印象に残っています。その後の新井選手が強くなっていく過程を見ることができ、FAで移籍したときの悔しさ、戻ってきた時のうれしさを体験できたことはファンとして誇りに思います。
今季のカープは先発投手がそろっており、打線も鈴木誠也選手の海外移籍を全く感じさせない試合が続いています。開幕前には解説者が軒並み最下位を予想していたことが嘘のように、首位争いをしている選手たちの姿はとても頼もしく感じます。そんな選手たちの中で私が最も注目しているのはルーキーの末包昇大選手。江藤、新井、鈴木選手に続く貴重な右の強打者で、将来は4番打者として活躍してくれると信じています。開幕から約1カ月とまだまだ先は長いですが、現状チームの調子が良いことは明らか。このまま選手たちには怪我なく完走してもらい、クライマックスシリーズや日本シリーズを勝ち抜いてほしいです。
子供の頃から父親に連れられ、よく市民球場へ。黄金期で華のある選手が多い中、特に高橋慶彦さんが好きでした。攻守は当然、一瞬のタイミングを付く盗塁がかっこよかったですね。中学生の頃、授業中にこっそりとイヤホンでラジオ中継を聞いているのが先生にばれて激しく怒られたことも。一方、カープ好きな先生もいてカープが負けると宿題が増えたり、昼休みに一緒にテレビ観戦したり。今では考えられない大らかな時代でしたね。大学時代は福岡ドームでアルバイト。野球はいつも近くにありました。
テレビゲームのファミスタで打たせない投球術を身につけ、監督の采配や投球術を分析するのが楽しみの一つ。同じ気持ちのファンは意外と多いのではと思いますが、自分が監督なら優勝できる、なんて妄想しています。
プロモーション企画などを手掛け、2年前に子供が通う幼稚園の周年記念で新井貴浩さんをゲストに招く手伝いをしました。好きな選手だったので楽しみにしていましたが、コロナで中止になったのは本当に残念でした。
今季のチームの好調はコーチ陣の影響だと考えています。1軍に戻ってきた東出野手総合コーチ、選手との距離が近い新任の小窪内野守備・走塁コーチ、他球団で実績を積んで復帰した高橋投手コーチなどが基盤を固めており、去年とは采配が変わったと感じています。投手も粒ぞろいだし、下位打線ながら良い働きをする上本選手をはじめ、新入団のマクブルーム選手も期待できそう。今の戦い方を続ければ、優勝の可能性はあると思います。
2014年に独立し、インスタグラム(untitled plants)で情報発信し、〝店舗を持たないお花屋さん〟を営んでいます。
佐伯区の出身で、我が家のテレビはカープのナイター中継一色だったため、幼い頃から当たり前のように応援していました。一時期は父親の仕事の都合で千葉に住んでいたこともありましたが、当然のようにカープ中継を見ていたのが懐かしい。俊足巧打のリードオフマンとして活躍した野村謙二郎さんが好きでした。彼が現役時代にビッグレッドマシンと称された打線は、今考えても歴代最強だったのではないでしょうか。
カープは球団記録に並ぶ開幕6連勝と好調なスタートを切りました。コーチ陣に人柄の良い小窪、高橋さんが加わったほか、投手陣では3連覇を経験している中﨑投手が復帰したことが大きいでしょう。佐々岡監督の目指す投手王国の復権も近いのでは。個人的にはノビのある直球が武器の中村祐太投手に期待しています。バッター陣では新たに4番を務めるマクブルーム選手がいいですね。この時期にこれだけ日本の野球に適応できている助っ人外国人は例がないのでは。存在そのものが市民の活力となっているカープと同様、生き物である花もその空間に一輪あるだけでエネルギーをもらえるのが魅力。店舗などの空間プロデュースも手掛けており、摘んでしまった命をどう生かすかを心掛けています。花をもっと日常に取り入れ季節を感じてもらいたい。秋桜(コスモス)の頃には、今季こそ悲願の日本一を手にして、歓喜の瞬間を市民に届けてほしいですね。
三次市君田町で道の駅ふぉレスト君田を運営しています。
子どもの頃からカープが好きで、中学時代は左利きでピッチャーだったことから江夏ファン。しなやかできれいなフォームから内角低めに繰り出すストレートに憧れました。江夏投手といえば、1979年の日本シリーズ最終戦「江夏の21球」ですが、満塁のピンチで衣笠選手に掛けられたといわれる一言に感銘を受けました。古葉監督に交代させられるのではないかと動揺している中で「周囲のことは気にせず、目の前の打者に集中しろ」と言われ、江夏投手は冷静さを取り戻してスクイズ阻止などで9回裏を抑えました。この言葉は、私の現在の仕事観にもつながっています。
温泉や宿泊、美術館の運営など複数の事業を手掛けますが、一番大切なのは「目の前のお客さまに集中する」こと。特にあいさつの声掛けは「ありがとうございます(ました、ではなく)」と進行形にすることで常に感謝の気持ちを持つよう意識し、「いらっしゃいませ」の後に「お待ちしておりました」などと続けることで、コミュニケーションを図ります。何事も目先の一つ一つに集中することが大切です。
先日のカープ開幕3連勝も同じで、打者一人一人が目の前の投手に向き合い、着実に次の打者につなぐことを常に意識したと思います。ホームランは菊池選手のソロ1本ながら、3戦合計28得点という大量得点に結びついたのはそれが理由ではないでしょうか。鈴木誠也選手が抜けた穴を打者全員でカバーすることでリーグ優勝、さらにその先の日本一を達成してほしい。
NPOは2011年12月に設立し、当初は岸田文雄現総理大臣が理事長でした。JR横川駅の大改装を機に、広島市の職員と横川の活性化を、と話が持ち上がり、日本初の乗合バスといわれる「かよこバス」、横川シネマを中心にしたアート、サンフレッチェのファンが利用することが多いサッカーをテーマに活性化策を企画。県サッカー協会から女子サッカーチームを手伝ってほしいという声掛けもあり、12年に女子サッカーのアンジュヴィオレ広島が発足しました。
選手の住居支援として、横川の商店街ビルに選手3人が居住するほか、関係者にマンションの紹介を受けるなどお世話になっています。職場も今年は選手22人が、広島信用金庫、広島カープ球団、オタフクソース、広川、ヒロテックなどで働かせてもらっています。選手は朝7時から朝練、勤務後に筋トレやリハビリに取り組んでいます。所属するなでしこリーグ1部はセレッソ大阪堺レディースなど強豪が多く、昨年は12チーム中11位でしたが、今年は2月のサンフレッチェ広島レジーナとの練習試合で1−2と善戦するなど活躍を期待しています。
リーグ戦は年間22試合あり、広島県内では三次、東広島、尾道などでも試合を開き、ファン層拡大を図っています。試合は毎回ボランティア含め約50人が、グラウンド整備や片付けなどを担当し、チームを下支えしています。NPOでは元カープの北別府学さんと協力し、安芸太田町にキャビン付き貸し農園の北別府ファームも運営していますよ。
魚肉エキス由来の有機肥料を自社製造・販売しています。知人の紹介でドラゴンフライズの浦伸嘉社長と話をする機会があり、地域に根ざし、地域を元気にしたいという思いに共感。2018年以降、後援会やパートナー企業の形で応援しています。
私自身は学生時代から現在までサッカーやフットサルをしていてバスケの知識はありませんでしたが、観戦してみると見事にはまり、年5〜6回程度見に行っています。社員やその知人も観戦に行くと、「あんなに大きな人たちが早く動き、迫力がすごい」と、必ずと言っていいほどファンになり、私もうれしくなります。今季、来季はチャンピオンシップに出て一層ファンを獲得し、満員のアリーナでの試合を達成してほしい。特に注目しているのは21年に加入したアメリカ出身のニック・メイヨ選手。優しい顔からは想像できない、気迫のこもったプレーは本当に最高の一言。今後も活躍が楽しみです。
海外ではバスケをはじめとした屋内スポーツの観戦を楽しむ人が多いと感じます。学生時代にアメリカでスポーツ観戦をしようとした際、野球はチケットが取れたのに、NBAは取れず、驚いた。ヨーロッパやアジアでも卓球やバレー、バドミントンなどの人気が高く、日本でもこれらがもっと盛り上がれば。中でもバスケは高校生以下の競技人口が多く、可能性が秘められているスポーツだと思います。コロナが落ち着いたら、自社農園で育てたトマトやトマトジュースを会場で提供し、少しでも来場者を楽しませるお手伝いができればと考えています。
出身地の安佐南区伴東でエクステリア工事を手掛けています。
小学生の頃のカープは、山本浩二さんや衣笠祥雄さんら名プレーヤーが活躍する「黄金期」でした。その中で、特に応援していたのが正田耕三さん。チーム屈指の練習量で、小柄な体格ながら首位打者やゴールデングラブ賞を獲得。打線のつなぎ役など自身の役割を理解し、徹されていたように思います。社長になった今では正田さんのような人材がほしいと、つい考えてしまいますね。
最近の「推し」は中村奨成選手。母校が同じ広陵高校ということもあり、プロ入り前から注目しています。高校3年時2017年の甲子園で3試合連続や2度の1試合2本を含む6本塁打を放ち、大会記録を32年ぶりに更新。しかしカープ入団後は、なかなか1軍の舞台で活躍できていないのが現状です。正捕手として100人以上の部員をまとめて甲子園準優勝を果たし、自身も圧倒的な成績を残して入ったプロの世界は、これほどまでに厳しいものかと感慨深い。
新聞で話題に上がると、欠かさずチェックします。本職の捕手ではなく外野手として出場機会を狙ってひたむきに練習に取り組む姿勢に、逆境でも常に高みを目指す〝広陵魂〟を感じます。1試合でも多く1軍で躍動する姿を待ち望んでいます。
コロナ前は福利厚生の一環で協力会社を含め球場で観戦していました。こうした状況下で足が遠のいていますが、応援する気持ちは変わりません。佐々岡監督が掲げる一体感の下、勝利を重ね、ファンを楽しませてほしい。
広島ホームテレビグループの制作会社で、最近は企業動画やオンライン配信などに力を入れています。2021年12月に、社長に就任しました。
竹原市出身で、もちろんカープファンです。少年時代は地域の野球チーム「大井カープ」に所属しており、旧広島市民球場での野球観戦は年に1回の夏休みの楽しみ。ほとんど観戦に行けないのに、ファンクラブに入っていました。当時、ファンクラブ会員に配布される選手名鑑には選手宅の住所が記載されていました。偶然にも広島市内の親戚の家の近所に外木場義郎さん宅があり、同選手の大ファンだった私は菓子と画用紙を持って、自宅を訪問。夫人だけが出てこられて、サインはいただいたのですが、外木場さんに会うことはできなかった。実は、その前日の試合の先発投手で負けていて、とても悔しいのだろうとその時は子供心に思っていました。数年前、仕事関係の会で一緒になったときに当時の話をしたら、「そうか、その時は、ごめんね」と言ってくださりうれしかったですね。衣笠祥雄選手も好きでした。骨折しても立ち向かう姿や、江川卓投手の誰もが振り遅れていた速い球を大根切りでレフトスタンドに放り込んだ姿を目の当たりにしたときは胸が熱くなりました。
当社ではカープ情報番組「カープ道」を制作しており、地上波だけでなく、スポーツ番組配信の「Jスポーツオンデマンド」でも配信。全国のカープファンから反響が大きいです。
カープの試合がない日はつまらないし、勝つと心が躍るのは少年時代も今も変わりません。がんばれカープ。
当社が冠スポンサーとなり、3月29日〜9月23日の毎週火〜金曜にRCCラジオ番組「脇地運送プレゼンツ Veryカープ!ハイライト」が放送されます。午前6時36分からの2分間と早朝ですが、初実施の昨年は予想外に聴取者が多く、取引先からも反響があって驚きました。
山口県で生まれ育ったため、もともとはテレビ放映される巨人のファンでしたが、広島に移り住んでからは一気にカープファンへ。旧市民球場で往年の野村謙二郎選手のサヨナラ本塁打が勝利を決めた試合で、スタンドの盛り上がりに心を動かされました。当社のお客さま(荷主)や取引先もファンが多く、一緒に観戦するとより深い関係が構築できて有意義です。毎年100〜150部のカープカレンダーに社名を印刷し、お客さまや社員に配布。昨年は数が足りなくなるほど好評です。
数年前のファン感謝デーで、球団指定の松山選手ら5人からサインをしてもらえるイベントに当選。一押しの菊池選手のレプリカユニホームの背面に所狭しと選手名が並んでいます。とてもうれしい出来事でした。ただ、肝心の菊池選手が指定対象外だったため、真ん中のスペースは今も空けておき、チャンスを待っています。
プロ球団は地域活性化の面で大きな存在だと思います。当社は西区草津港に本社を構えており、サンプラザがホーム拠点の広島ドラゴンフライズの後援会(法人会員)に加入。サッカースタジアム建設の企業寄付にも協力しました。市中心部のにぎわい創出の起爆剤になってほしいと願っています。