広島の経営者、注目のビジネスパーソンの「お気に入りのスポーツ」チームを紹介。
3月17日にラクア緑井2階にオープンしました。店舗面積は2380平方メートルと広く、豊富なアイテムをそろえています。アウトドア用品に特化した新業態で全国に40店舗あり、広島県ではアルパーク店に次ぎ2店目。「体験型」を掲げ、在庫のテントはすべて「試し張り」できます。毎週、LEDランタン点灯、装飾のオーナメント作りなどの体験イベントを企画。春先はピクニックやデイキャンプ向けの手軽なポップアップテントやタープ、テーブルチェアなどの売れ行きが良かったですね。トレッキング用品にも注力しており、シューズやリュック、ポール、服などの品ぞろえを充実させています。
愛知県出身で、青山学院大学を卒業し、アルペンに入社。スポーツデポ長野店などを経て、ハーヴェストウォーク小山店(栃木)、前橋吉岡店(群馬)、岡山伊島店で店長を務めました。アウトドアーズに移り、研修を経てアルパーク店の店長代務から着任。大学時代はスノーボードの同好会に所属。長野や新潟の店舗勤務時には、休日に白馬などのゲレンデに通いました。
現在は妻と4歳の長男と、聖湖やフォレスタ広島などでのキャンプにはまっています。たき火や自然の音に囲まれた食事、仲間との会話は格別ですよ。研修を兼ねてオープン前にスタッフで山登りもしました。初心者から上級者まで幅広く愛される店づくりを進め、アウトドアをより身近にするサポートをしたい。
2016年から個人でECサイトの受託制作を始め、22年9月に法人化しました。呉市広の出身でずっと広島県在住ですが、カープはたまにテレビで見る程度でファンになったのは約5年前。妻が大のファンで、2人で球場に見に行った際、終盤まで接戦が続く目が離せない緊張感とファンの熱狂的な声援が生む高揚感から生で見る試合の面白さを知ってしまい、一気にはまりました。
今季から秋山翔吾選手を推しています。プロ野球に関する知識が乏しく、カープに加入したときは秋山選手のことをよく知りませんでした。シーズン最多安打など数々の実績はもちろんのこと、学生時代の苦労や毎日100回の素振りなど努力を欠かさない人柄を知ってすぐにファンになり、初めてレプリカユニホームを購入しました。現在の好調を維持して、セ・リーグの首位打者を獲得してほしい。アンダーソン投手にも注目。ファンになりたての頃に大活躍したジョンソン投手の背番号を引き継いでおり、今季は彼を超える投球を見たい。
昨季は10試合ほど球場で観戦しましたが、運がないのかなぜか多くの試合で延長戦の末に負けてしまいます。試合後には妻と野球談義に花を咲かせるのも楽しみの一つ。今季はまだ球場に行けていませんが、チームは好調なので1試合でも多くの勝ち試合を現地で観戦したい。新井監督が「家族」をしっかりまとめ上げて、チームを日本一に導くことを期待します。
南区大州に事務所を構え、SNSを使ったマーケティング支援などを手掛けています。
幼い頃、生粋のカープファンだった祖父と頻繁に市民球場へ足を運び気づけば私も鯉党になっていました。本格的な応援は小学校高学年から。休憩時間はもっぱらカープの話題で、達川選手のものまねが流行したことも。当時の野村・緒方・金本・江藤選手といった主軸打者の中でも特に好きだったのは前田智徳選手で、学校が終わるとよく友達と球場へ向かったものです。
今年の新戦力として、力強い直球が持ち味のサウスポー戸根投手のほか、ドラフト3位の益田・5位の河野両投手に期待しています。最近は不調気味の栗林投手をはじめ、ケムナ・松本・島内といった救援陣にいい刺激を与えてほしい。
新井監督も魅力的ですね。キャンプ期間中に2軍の野手全員を1軍選手がそろう天福球場に呼び寄せて合同練習を行うなど、歴代の監督以上に1軍2軍を問わず積極的に話しかけている印象が強い。まさに理想のリーダー像で、私もさまざまな役割・立場の人に目を配れるよう見習っています。4月16日のヤクルト戦で田中広輔選手が満塁弾を打った瞬間、選手より派手に喜ぶ姿がほほえましく、実に新井さんらしかった。就任1年目で試行錯誤の年になると思いますが、5年ぶりのCS進出に向けて泥臭く、がむしゃらに頑張ってほしい。そして数年後には胴上げが見たいですね。
地元の廿日市市で鮮魚店を運営。4月に開業したばかりで、保育園などの営業先開拓に奔走しています。
父が大の野球好きで、幼い頃からカープはまさに生活の一部。小学生時はカープ黄金期で、家族で旧市民球場によく足を運んでいました。当時一番好きだった選手は小早川毅彦さん。パワーがあり、チャンスに強い打撃が特長で、巨人のエース江川卓さんを現役引退に追い込んだ本塁打のインパクトは忘れられません。高校卒業後に知人の紹介でお目にかかった際に頂いたサインボールは家宝です。
地元のガソリンスタンドに就職した20代に、同僚や仲の良いお客さんと草野球チームを立ち上げました。10〜40代の仲間と週に2回ほど仕事終わりに練習を重ね、地区リーグで4部から2部へと昇格を達成。チームは5年程で解散しましたが、世代を超えてできた交友関係をこれからも大切にしたいですね。
特に応援しているのは同郷の中村奨成選手。2017年の夏の甲子園を騒がせて鳴り物入りで入団して以降、思うような成績を残せていませんが、彼のポテンシャルはこんなものじゃない。持ち前の打撃力を生かし、坂倉将吾や會澤翼捕手との1軍のレギュラー争いを勝ち抜いてほしい。
待望の新井新体制はチームを「家族」と題して対話を重んじるなど、自分の色を存分に発揮しているように思います。投打がかみ合い出足は好調。一戦必勝で頂を目指してほしい。
西区・中区で産婦人科、内科、眼科、小児科と、レストランなどを運営しています。3月の米マイアミでのWBC準決勝・決勝戦はカープのユニホームを着てバックネット裏で観戦。皆さまをお騒がせし、ご迷惑をおかけしたこと、大変申し訳なく思います。印象深いのはやはり大谷翔平選手。準決勝の9回裏に二塁打を放ち塁上でベンチを鼓舞する姿、決勝でトラウト選手との世界一のプレーヤー同士の真剣勝負、そして帽子とグラブを投げ捨て歓喜する姿に感銘を受けました。しかし、私の中でのMVPは栗山監督です。選手や裏方を含む全スタッフに対する気配り、リスペクトの徹底でチームが団結したと思いますし、けがで出場できなかった鈴木・栗林両選手のユニホームを仲間が表彰式で掲げたことが、その象徴だと感じています。
少年時代は父に連れられて市民球場へ行き、山本浩二さんの打撃に憧れました。津田投手の直球も忘れ難い。おそらく地元での胴上げは全て現地で見たでしょう。新井監督にも期待していますが、3年計画でチームをつくってほしい。広島でもバックネット裏の年間席を50年保有しており、今年はマイアミで感じたような〝野球を楽しむ〟一年になれば。今回の米国視察の収穫は14年前、第2回大会決勝を共にテレビ観戦した息子との「いつか一緒に」の約束を守れたことの喜びと、チームジャパンから人材育成やチーム運営のあり方を学べたこと。それを今後の会社や病院経営に役立てたい。
安佐南区に本部を置き、ギョーザや皮の製造、飲食店の運営を行っています。小学校の担任がバスケ好きだった影響で始め、大学までバスケ一筋。大学卒業後にはNBA見たさにアメリカに留学したほどです。以降は社業でしばらく遠ざかっていたのですが、ドラゴンフライズの設立以来、また見たり応援するようになりました。
食を通して応援したいと、チームが1部に昇格した2020年にギョーザを無償で提供するフードパートナーに、昨年からはゴールドパートナーになりました。3月15日にはスポンサードゲームを実施。新加入で初のホーム戦となったカイ・ソット選手が大活躍して見事に勝利し、大いに盛り上がりました。キッチンカーでギョーザを販売したほか、子どもを対象にフリースロー体験なども企画。3850人が来場し、平日では過去最多規模の動員だったそうです。
名前が似ている辻選手に注目。スコアが拮抗している場面など大事なところで決めてくれる勝負強さが魅力です。マーフィーは見た目もプレーもかっこいい。マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントを彷彿(ほうふつ)とさせる速く高さのある動きに魅了されます。
女子が五輪で銀メダルを取るなど日本のバスケのレベルが上がっていると言われています。野球やサッカーのように世界で活躍する選手も増えるのでは。ドラフラも年々強くなっており、日本一になって広島のバスケ界をさらに盛り上げてくれるとうれしい。
和楽器演奏団体「ぐるーぷ〝樹〟」の尺八奏者「山本観山」として、定期演奏会や小・中学校での和楽器鑑賞会、海外公演などの演奏活動を長年にわたり続けています。
学生運動などが盛んだった1972年、流派にとらわれない自由な音楽グループを立ち上げたいと、広島大学の現役学生やOBら8人で樹を結成。卒業後は広島アルミニウム工業に勤めながら音楽活動を両立してきました。安佐南区長束の工場で「無水鍋」の開発、製造、販売に携わり、定年まで勤務。若い頃は宇品から通勤しており、市民球場付近でバスを乗り換えていました。ルーツ監督から始まる黄金時代が到来すると、それまでにない球場の盛り上がりを感じましたね。カープは試合成績よりも「人」に興味があります。新監督が就任すると、その人の人生のストーリーや選手時代に逆境を乗り越えてきたエピソードをテレビや本などで情報収集し、自分自身の生き方にも照らし合わせる。そういった意味で新井新監督には本当に濃い人生の物語があります。だから今季は監督へ注目していることはもちろん、その弟分でもある堂林翔太選手の活躍も見たい。努力の成果が花開いてほしいですね。
樹のメンバーは現在8人で、昨年に設立50周年を迎えました。それぞれ仕事・家庭もありながら、助演で駆けつけてくれるOBもいて、人と人との支え合いで続けてこられました。メンバー全員で、カープを応援しています。
西区観音本町に税理士事務所を構えています。子どもの頃、よく親に連れられて旧市民球場に出掛けていました。レフトスタンド側の席が多く、好きな山本浩二さんを間近で見られたのがうれしかった。父親が飲み干したビールの紙コップの底を抜き、メガホン代わりにして声を枯らして応援していましたね。修道高時代は放課後に友達と市民球場へ。当時はまだ紙吹雪が許されており、滞空時間の長いものをつくろうと切り方を工夫していたことが懐かしい。
どうやら頑張っている人の背中に〝声援を届ける〟のが好きで、昔からスクワット応援や選手応援歌を覚えて歌うのが私の観戦スタイル。関西学院大学時代はほとんどが阪神ファンの中、広島弁丸出しで現地のカープファンと会話する私に、「お兄ちゃんは何者」と不思議がられることもありました(笑)。マツダスタジアムでも思いっきり声援を届けられるパフォーマンスシートがお気に入り。周りの方たちもほかの席よりも熱量が高く、1球ごとに一喜一憂できます。
いよいよ待ちに待った球春到来。大学同窓の黒原拓未投手に期待しています。SNSでカープネタを投稿しているので、天気のように話を振られることもしばしば。カープのグチや不満も吐き出してしまいますが、それも常に勝利を信じて真剣に応援しているからこその裏返し。その証拠に、優勝の瞬間を目の前で見ようとシーズン終盤のチケットを押さえてありますよ。
広島で芸能活動を行い、TSSの「ひろしま満点ママ‼」などに出演しています。東京から活動拠点を移す直前の2018年4月、マツダスタジアムの試合前に国家斉唱を担当させていただきました。今だから話せますが、実は球団側に「やらせてください」と志願していたのはバックスクリーンに流れる応援歌への出演でした。なので、国歌斉唱は寝耳に水。俳優は皆が歌えるわけではなく、私は苦手な方。しかし依頼していただいたので期待に応えなければと燃え、そこから1カ月半はプロミュージシャンも通うボイストレーニングに通い詰め、本番に臨みました。そして試合当日、あまりの緊張に歌っているときの記憶はありません(笑)。やりきることができ、ほっとしたことだけを覚えています。その経験が後押しとなって出身地である廿日市市の応援大使に指名していただくなど本当に光栄な経験でした。もともとやり投げ選手だったので、肩には自信があります。次は始球式で球場に立てることを夢見ています。
年間指定席を持つ祖母と、幼少から頻繁に旧市民球場に通っていました。今ではあり得ませんが、グラウンドにユニホームを投げ入れて選手にサインを書いてもらっていましたね。当時からカープは貴重なエンタメでした。
現役選手では、下の名前が同じ漢字の上本選手を応援。ここ数年の活躍は目覚ましく、私も勝手に喜んでいます。今季は新井監督が就任。躍動するチームを見られるのが楽しみです。
ドゥプレは、広島市内の中小企業の勤労者に非営利で福利厚生をサポートしています。会員と同居家族がカープ、サンフレッチェなどのスポーツ観戦、スポーツ・文化施設、映画館、飲食店などを割引または無料で利用できます。宿泊・人間ドックなどの健康診断の助成、入学、結婚、出産等の給付金や全国ベースのサービスも受けられる。事業所単位で1人入会金500円、月会費1000円で加入でき、2023年2月1日現在で831事業所・3752人が入会しています。
広島と言えばカープです。特定の大企業をスポンサーとしない市民球団で財政事情が厳しい中、時間と手間をかけながら人づくりに努め、メジャーリーガー4人を輩出する程に実を結んでいる点に共感します。子供の頃は外木場投手や安仁屋投手が好きでした。最近では黒田投手が20億円のオファーを断って帰ってきて、優勝に貢献したことが印象深いです。ドゥプレでは、今シーズンの新井貴浩新監督によるワクワクするカープ戦を土日中心の37試合約2000人分、先行予約しています。多くの会員に参加してもらい楽しんでいただきたいですね。
昨年度末に市役所を定年退職。小学生の頃は友達と野球やサッカーをしていました。野球は投手を務め、サッカーではベッケンバウアーやペレ選手が当時の憧れ。今後はスポーツセンターで健康増進に励み、リフレッシュをしたいと思っています。
封筒の製袋加工や手提げ袋などの製造販売を営み、昨年10月に社長に就きました。
廿日市市出身で、実家の近くには大野寮。小学生の頃、登下校中に近くで選手が走っていると噂を聞きつけては、よく見に行っていました。大体は遭遇できませんでしたが。当時から緒方孝市選手のファンで、友達と公園で野球をする時にバッティングフォームをまねていました。
緒方選手の引退試合はテレビ越しの観戦でしたが、とても記憶に残っています。最終打席は、打った瞬間から全盛期にも劣らぬ全力疾走で駆け抜け、ヘッドスライディングでユニホームを泥だらけにする三塁打。けがに何度も泣かされた40歳の選手の引退試合とは思えないプレーに目頭が熱くなりました。翌年から私は広島を離れて大阪の大学に進学。慣れない環境で心細い中、何度も彼のプレーを思い出して勇気をもらいました。
一昨年のクリスマスには、家族で安佐動物園に行った時にたまたまやっていたカープのイベントに参加。運良く抽選に当たってサンタの帽子をかぶった遠藤投手と一緒に写真を撮ってもらいました。そのせいで娘は遠藤投手がサンタさんだと思っており、家族で応援しています。
今季は新井監督の新体制下で、緒方監督以来のカープらしい機動力野球の復活を期待。ハードルを上げず、まずは久しぶりにクライマックスシリーズに進出してほしいです。
地元の廿日市市で外構・エクステリア工事業を運営。昨年12月に設立したばかりで、社業発展に奔走しています。
祖父が大の野球好きで、2歳上の兄も地元のチームに入っていたことから、ほかに選択肢はありませんでした。小学2年生時に始め、当時好きだった選手は前田智徳さん。ヒットやホームランを打っても自分が納得できない内容だと満足しない姿勢や、侍のようなたたずまいなど、今も憧れの存在。マツダスタジアムでの引退試合を球場で見られたのは甚大です。
中学、高校でも白球を追い、廿日市高校硬式野球部では投手を経験。3年時の県の選手権大会は初戦敗退でしたが、ベンチやスタンドの仲間から受けた声援は今も忘れられません。野球を通じて良き友人に出会えたことが何よりの宝物です。社会人となった今も同級生と楽しんだり、OB戦に参加したりと、世代や学年を超えてできた交友関係をこれからも大切にしていきたい。
今季、特に応援しているのは同郷の中村奨成選手。2017年の夏の甲子園で時の人になって以降、思うような成績を残せておらず、歯がゆいはず。名プレーヤーぞろいの外野手や捕手との1軍レギュラー争いを勝ち抜き、将来はチームの顔になってほしい。
県民が待ちに待った〝新井カープ〟がいよいよ始動します。若手やベテラン関係なくチャンスを与える方針の下、どんなチームに育つのか。「日本一」の胴上げが待ち遠しい。