広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

広島の経営者がおすすめするグルメやナイトライフのお店を紹介。

  • 2021年10月14日号
    らっこ文庫

    ブックカフェのりんご堂(中区小網町1-9あおば園1階)の2号店で、10月1日にバー併設の本屋としてオープンした。〝レトロでかわいい喫茶店のようなバー〟をコンセプトに、お酒やコーヒーを飲みながら本を楽しめる。野崎泰弘さん・あかりさん夫妻は、
    「当店のような形態は広島でも珍しい。くつろぎながら本を読んでもらい、お客さん同士で好きな本や作家について語り合う場としても利用してほしい」
     飲み物はウイスキーを1杯600〜1500円で20種類、自ら焙煎したコーヒーなどノンアルコールが15種類。600円でケーキも提供。本は新刊から中古まで全て購入でき、絵本や小説、料理本などをあかりさんが選び、仕入れる。
    「約200冊とあえて取り扱い冊数を少なくすることで、あまり本屋で手に取らないジャンルを読んでもらえるようにしている。新しい本や作家と出会い、楽しみ、共有できる空間を目指す」

  • 2021年10月7日号
    みにくらぶ五十棲

    重厚でシックな雰囲気の会員制ラウンジ。10月7日に12周年を迎える。五十棲加奈ママは、
    「連日の報道で不安な毎日を過ごされていることと思います。その中でたくさんのご心配のお声をかけていただき本当にうれしい。昨年から続くコロナ禍の脅威の中で、流川も元気がなく、疲労の色が濃い飲食業界。この日を迎えることができたのはお客さまのご愛顧があったからこそ。感謝の気持ちでいっぱいです」
     カウンターとボックスに加え、個室も用意。
    「人生でこんなになってしまうなんて。一番悲しいのは、愛しいお客さまへの送別ができないこと。そしてただただ皆さんに会うことさえかなわないことです。新たな生活様式に変わっていく世の中についていけなくなり、自分との戦いではありますが、この影響をマイナス面だけで捉えず、水と緑の町広島で、もう少しお仕事させてもらおうと思っています。一日も早くコロナ禍が収束し、平穏な日々が戻りますように。心の底から『乾杯』ができることを楽しみにしております」

  • 2021年9月30日号
    広島四川飯店

    広島電鉄本通駅から徒歩1分に立地し、ビジネスマンからファミリーまで幅広い客層に親しまれる。RCCテレビ番組「イマナマ!」の料理コーナーに10年以上レギュラー出演する代康徳オーナーが、肩肘張らず気軽に来店できる中国料理店を目指して2016年にオープンした。
    「特別な食材でなくても技術でおいしくするのが中国料理の基本です。看板メニューは熟成1年のトウバンジャンとサンショウを使ってより本場に近い味を再現した『陳マーボー豆腐』です。食べて自然と頬が緩むようなおいしい料理を提供していきたい」
     広島市出身で東京理科大学を卒業後、そごう広島で父が経営していた旧広島四川飯店に入社。31歳で中国・四川省に渡り、約2年間本場で中国料理を学んだ。マーボー豆腐やエビチリ、八宝菜などのメイン料理と小鉢、サラダ、おかわり自由のご飯とスープ、漬物、あんにん豆腐のランチセット(880円〜)が人気という。

  • 2021年9月23日号
    28カフェ&キッチン

    交流施設CLiP HIROSHIMA2階で、ランチや軽食、夜は本格的なコース料理を提供する。厨房を率いる吉川忠義さんは、
    「県産食材にこだわったメニュー提供に力を入れています。その日仕入れた食材に合わせて調理し、ときにメニューにない料理を作ることも。幅広い層に受け入れられる店に育てたい」
     和・洋食店、フレンチレストランなどで約20年の調理歴を持つ。メニュー開発を強化しており、1日5食限定で提供を始めたトマトラーメンは豚骨スープとホールトマトを煮込み、クリームで仕上げる。くせになるとリピーターが増え、売り切れる日は多い。キッチンカー導入やビアガーデンなどの新たな試みも進める。
     米カリフォルニア州の「ケンゾー・エステート」のワインを提供する県内でも珍しい店舗だ。
    「ランチはにぎわいますが、ディナーのお客さまをもっと増やしたい。当店を経営する広島トヨペット古谷社長とは、いずれ銀座やニューヨークに出店したいと夢を語っています」

  • 2021年9月16日号
    scelto

    南イタリアをイメージしたイエローの壁が目を引くイタリアンレストラン。九州直送の彩り鮮やかな有機野菜やブランド肉と、炒った小麦入りの香ばしい手打ちパスタなどを提供する。小國好伸シェフは、
    「昨年6月、福岡から帰広して開業。ワインと共にゆっくり料理を楽しんで1日の疲れを癒やし、明日への活力を養う場所にしたい」
     カウンターメインの店内で注文の料理を一品一品作る。契約農家から届く野菜は、例えばナスでも縞模様のゼブラナス、球形のタイナスなど珍しい品種がグリルやバーニャカウダ、パスタなどに使われる。メインは「糸島豚骨付きロースのグリル生胡こしょう椒ソース」「佐賀産骨付き有田どりのアクアパッツァ」などで、魚介類は新鮮な地元産食材を取り入れる。共に店に立つ妻・真紀さんはソムリエ資格を持つ。
    「一皿ごとに違うワインをグラスでなど、好みを気軽に相談してください」

  • 2021年9月9日号
    Calma

    女性が一人で仕事帰りに立ち寄れるカジュアルな伊料理店をコンセプトに、2020年4月に開業した。橋本康彦店長は、
    「常時12種類以上のグラスワインと、それに合う単品料理を用意。200円のおつまみから、パスタ料理まで一人で食べられる量に設定。3〜4品とワイン2杯で4000円ほど。2軒目や、食後のデザート利用での来店も歓迎です」
     13年間、旧ホテルサンルート広島の伊料理店「ヴィアーレ」でホールマネージャーを勤め、同僚だったシェフ2人と共に開業。洋食やワインへの敷居を低く、手頃な価格で提供しながらも、ホテルレストランで培った一流の料理技術とサービスを提供する。
    「南北に長いイタリアは地方によってワイン・料理が異なります。寒い北側では肉やチーズなどに合う赤ワイン、温暖な南側では魚やトマトに合う酸味のあるすっきりとした白ワインなど。当店でも、魚・肉・野菜に合うそれぞれのワインをご提案します。ワイン初心者も気軽にお立ち寄りください」

  • 2021年9月2日号
    RIVA

    ダイヤモンドダイニング(東京)が運営する和食店。看板はなく、上生菓子を扱う店「島々」が入り口になっている。知る人ぞ知る〝隠れ家〟感を演出し、記念日やデート利用が多い。和食店やおばんざい店の運営に長く携わった土井克朗店長は、
    「地元の漁師、生産者さまから仕入れた食材を生かして、少しのアイデアと手間暇を加えた料理やコースを提供しています。店名の由来となったフランスの女優エマニュエル・リヴァにちなみ、フレンチの要素や調理法も取り入れています」
     誰にでも気軽に懐石料理を楽しんでほしいとの思いから、4900円(1日4組限定)で提供。れもん鍋など郷土料理のコースも人気という。
    「『先を読んで、先を満たす』を信念に、接客マニュアルは作らず、お客さま一人一人に合わせた対応を心がけています。暑そうにされているお客さまに冷たいおしぼりをお持ちするなど、ささやかな気遣いを大切にしたいですね」

  • 2021年8月26日号
    炙焼 楽群

    12月で開店から20周年を迎える焼肉店。肉や野菜は県内の契約農家から直接仕入れており、生産者の顔が見える安心・安全な地元食材の使用がモットー。牛肉は全て神石牛を使う。運営するC&Eコーポレーションの名越鉄治社長は、
    「お客さまに非日常空間を楽しんでもらえるように工夫しています。料理は写真映えするように立体的に盛り付け、ノンアルコールカクテルやデザートも豊富。内装は現代と過去との融合がテーマ。古民家風の外観で店内には大型スクリーンも設置しています」
     誕生日や歓送迎会などの記念日には、メッセージ付きデザートプレートの用意など積極的なサプライズ演出を行っている。顧客層は平日にカップルや若い女性、週末は家族連れが多い。
    「目指すは食のディズニーランド。また来たいと思えるようなサプライズのお手伝いもぜひ協力させてください」

  • 2021年8月19日号
    燻製×鉄板 心

    2015年にオープンした広島で珍しい燻製料理専門店。県内の鉄板焼き店で約8年間修行した滝本健オーナーが趣味の燻製と鉄板焼きを掛け合わせた新たなスタイルの料理を提供する。肉や魚、卵などの食材を長時間かけて低温で燻製する冷燻を得意とし、注文を受けてから鉄板で調理するのが特徴。香りと食感のバランスが良く、燻製が苦手な人でも楽しめるという。「燻製と聞いて一番に思い浮かべてもらえる店を目指しています。看板メニューは国産牛ロースを使った燻製のステーキです。ウイスキーなどの酒と相性が良く、燻製ポテトサラダと一緒にお楽しみください」 コロナ禍でランチの営業をスタート。時期ごとに具材を変える燻製スパイスカレーを提供している。8月はエビとココナツを使ったカレーを用意する。「アウトドアブームで燻製人気が高まっています。女性客が多く、カップルでの利用もお勧めです」

  • 2021年8月5日号
    酒と辛味 のそのそ

    「痺れる辛さとジンの店」がコンセプトの中華料理店。7月12日に店舗を22席から42席に拡張し、メニュー数も増やしてリニューアルした。麻婆豆腐、ラーズーチー、スペアリブなど花山椒の利いたクセになる料理に加え、ジンは国内外から100種類以上そろえる。本多琢磨オーナーは、
    「お客さまにとって家(日常)と外(非日常)の中間である、日常ほど刺激が少なくなく、非日常ほど刺激が強すぎない縁側やベランダのようなお店づくりを目指しています。ジントニックとシビ辛料理が生み出すマリアージュをぜひ試してもらいたい」
     独自のルートから仕入れた台湾夜市のようなせいろ蒸し料理に加え、生ガキや広島菜など地産地消の商品も取りそろえる。
     「エキニシの古民家の趣ある梁や柱を生かしつつ、清潔感にこだわりたい。本格韓国料理が楽しめる韓国屋台ベッコウや、メキシコ食堂ガラパゴもエキニシで営んでいます。お好きな料理に合わせて使い分けてください」

  • 2021年7月29日号
    遊食処 江間

    店主自らが全国の仕入れ先に直接足を運び選んだ食材を使い、中華や和食、韓国料理などさまざまなジャンルの料理を提供する居酒屋。5月末に銀山町から移転した。江間宏志店主は、
    「年中刺身で提供する鳥取県の幻のグルメといわれるモサエビに加え、北海道の花咲カニなど、広島では珍しい食材を取りそろえています。一方、中華などさまざまなジャンルで腕を磨いた麻婆豆腐や特製焼売、海鮮チャプチェなども好評です」
     アルコールは日本酒に力を入れ、常時20本程度を用意。JALのファーストクラスで提供された上川大雪酒造(北海道)や屋守(東京)、美丈夫(高知)などを扱う。
    「感染リスクを抑え、快適な環境で食事を楽しんでもらいたいと個室のほか、タバコのにおいなどを取り除くオゾン発生機なども備えました。食材、仕入先、お客さまといった『すべての出逢いに感謝‼』をモットーに、皆さまに喜んでいただける店を目指します」

  • 2021年7月22日号
    中華料理 三国苑

    2016年に開業し、21年3月に西区の天満屋広島アルパーク店から移転オープンした。経営全般と接客を担う小林芊オーナー(30)は、
    20歳で中国から留学で来広し、いつかは自分の店を構えたいと考えるように。中国の大手ホテルで料理長を務めたシェフが、日本人の味覚に合わせた広東、四川料理を提供。辛いのが苦手な人も食べやすいと好評です」
     エビやニラ、豚肉を自家製の生地で包んだ三鮮水ギョーザや、中国産サンショウを利かせたマーボー豆腐は開店当初から人気があり、常連の大半が注文する。
    「お客さまとの距離感を大切にし、誕生日にささやかなプレゼントを贈るなど、喜んでもらえる方法を常に考えています。ありがたいことに毎日利用してくださる方も。おいしい食事と、明るい接客でファンを増やしたい」
     近隣に水ギョーザのテークアウト専門店開設を視野に入れる。