広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

広島の経営者、注目のビジネスパーソンの「お気に入りのスポーツ」チームを紹介。

  • 2021年1月28日号
    広島経済大学 / 石田 恒夫 理事長

    1月13日、サンフレッチェ広島と包括連携協定を結びました。これまでもインターンシップやキャリア教育、カリキュラム面での連携実績があるほか、自ら課題を見つけて解決できる人材を目指す「興動館プロジェクト」の一環でスポーツを通じた地域活性化に取り組んでいます。学生の成長に大きなプラスとなっているようです。
     昨年11月には「サンフレフェスタ2020」を開催。子どもたちにサンフレの魅力を知ってもらうとともに、新型コロナに負けずに広島のまちを元気づけたいと、学生たちが企画しました。今後は、学生が選手から人間性や努力する大切さを学べる機会などを検討。卒業生も集めてスタジアムを紫一色に染めるプロジェクトもいつか実現したい。さまざまな可能性があり、楽しみです。
     サンフレの仙田信吾社長から女子プロチームを結成して今秋開幕のウィーリーグに参戦すると伺い、お役に立ちたいという気持ちが一層強くなりました。当大学のフットボールパークを練習場所として提供することになり、学生にとっても自分の大学でプロが活動することは誇らしいでしょう。サンフレにはもともと女子チームがなく、まさにゼロからの挑戦。〝ゼロから立ち上げる興動人〟を目指す学生には、チームの勇姿から学んでもらいたい。新たな挑戦には「天の時、地の利、人の和」が必要ですが、チーム結成と開幕のタイミング、練習場の確保、仙田社長の人脈に加えて日本代表クラスの選手が多く集まったことなど、新チームには全てそろっていると思います。優勝をお祈りします。

  • 2021年1月21日号
    スポーツアクティベーションひろしま / 神田 康範 代表

    広島県が2020年4月に県庁内に設置し、県内市町の「わがまちスポーツ」推進、スポーツ情報の戦略的発信、スポーツネットワークの構築などに取り組んでいます。20年度は新型コロナの影響でイベントなどが延期になりましたが、府中市でものづくり技術とスポーツを融合したブランド化を図り、ゼロハンカー大会の継続開催をサポート。北広島町のスポーツコミッション設立、福山市の新アリーナを拠点にしたスケートボードやボルダリングなどの振興を支援しています。12月には柔道の日本代表監督の井上康生さんらを招き、スポーツミーティングを開きました。
     熊本市出身で、濟々黌高校時代は野球部で、カープの古葉竹識元監督の後輩です。大阪外国語大学を卒業し、ブリヂストンスポーツ、同USAで勤務。スポーツマネジメント会社を経て、サッカーの本田圭佑選手の所属事務所HONDA ESTILOに入社し、本田氏のマネージャーや広告セールスを担当。本田氏が経営に携わったオーストリアのSVホルンのCEO兼副会長も務めました。2018年に当時のオーナーの誘いで、プロバスケットボール・ライジングゼファーフクオカの社長に就任。19年に熊本の独立プロ野球球団KPB Project社長に就き、九州独立プロリーグ開幕の準備もしています。
     スポーツには地域を元気にする力があります。広島にはトップチームが多く、マイナー競技のチームもある。これまでの経験を生かし、スポーツのネットワークづくりやビジネス化支援に貢献したいですね。

  • 2021年1月14日号
    (社)東広島青年会議所(JCI) / 山田 章夫 理事長

    2020年11月から、JCI東広島の新たな取り組みとして、広島大学スポーツセンターと共同でスポーツ体験教室の動画をユーチューブ配信する「未来のアスリート発掘事業」を展開しました。ゲームやインターネットが普及し、体を動かして遊ぶ機会が減少する中、少しでもスポーツと触れ合う機会を提供しようと前任の木村優一理事長が発案。今も同スポーツセンターのHPで閲覧できます。
     高校、大学とバスケットを経験しましたが、スポーツを通じて勉強だけでは得られないコミュニケーションやチームワークなどを学ぶ事ができました。健康面でも重要ですが、特に子どもたちがスポーツを始めるきっかけは親の影響が大きいように思います。例えば親が社会人になってもサッカーを続けていれば、自然と子どももサッカーに触れる時間が増えます。本事業では大学生が球技や柔道、合気道、馬術など10種目を紹介し、特別な器具がなくてもできる基礎運動や応用練習を説明しています。普段スポーツに触れる機会が少ない人でも、気軽に視聴してもらいスポーツに取り組むきっかけにしてほしい。
     県内には野球やサッカー、バスケットなど多くのプロチームがあります。野球では鈴木誠也選手や森下暢仁投手に今後も活躍してもらい、地元を盛り上げてもらいたい。また、県内には数多くのゴルフ場があり、プロゴルファーも多数輩出しています。特に賀茂CC出身の平本穏プロのツアー初優勝に期待しています。キャディー育成ツアーなどスポーツと観光をセットにした企画ができれば面白いですね。

  • 2021年1月7日号
    広島テレビ放送 / 小野 宏樹 アナウンサー

    小学生の頃から野球好きで、スポーツに携わりたいとアナウンサーを志望。入社して8年、カープの25年ぶりのリーグ優勝で、ビールかけを中継するなど、貴重な機会に恵まれています。一番の思い出は、2018年のCSファイナルステージ2戦目、新井貴浩さんが同点タイムリー、菊池涼介選手が逆転ホームランを放ち、日本シリーズへの王手を決めた試合。二人がヒーローインタビューに登壇し、私がインタビュアーを担当。明日への意気込みはと聞き、新井さんが「家族一丸で頑張りたいと思います」と答えた瞬間、スタジアム全体が歓喜に満ち、今までにない一体感が湧きました。結果、引退前の最後のヒーローインタビューになったのですが、新井さんの言葉を機にカープは〝家族〟と表現されるように。新人選手の入団会見にも圧倒されます。当時18歳の坂倉将吾選手は「四季折々の季節を感じながら生活しています」と話していました。入団してすぐの取材の際にも、帽子をとり報道陣一人一人に丁寧に頭を下げてあいさつ。高校を卒業したばかりとは思えない受け答えやたたずまいに、将来ビッグな選手になると大きな期待感を持ちました。
     今季のカープの見どころは大瀬良大地選手を中心とした、豊富なピッチャー陣。互いが切磋琢磨(せっさたくま)し、カープらしい「守り勝つ」野球ができるのではと楽しみです。コロナ禍でファンが球場に足を運ぶ機会が少なくなっている中、テレビを通して野球の面白さ、カープの魅力を届けたい。県民の元気の源カープ、目指せV奪回。いつかは実況で優勝の瞬間に立ち会いたい。