広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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スポーツ応援談― SPORTS TALK―

広島の経営者、注目のビジネスパーソンの「お気に入りのスポーツ」チームを紹介。

  • 2022年1月20日号
    杉本芳樹税理士事務所 / 杉本 芳樹 所長

    中区広瀬北町に税理士事務所を構え、「キャッシュフローコーチ」として資金調達や財務健全化の支援に力を入れています。
     岡山県の出身で、広島修道大学進学を機に広島に移住。以来、応援はしていましたが、熱が上がったのは黒田さんが復帰したころから。母校で非常勤講師を務めていた際、教え子のお父さんが経営する飲食店が黒田さんのなじみの店だったことがきっかけでした。逆転のカープとして、打ちまくった3連覇の時代が懐かしいですね。昨季のファン感謝デーでは、なんと森下投手との2ショット写真の権利をゲット。一瞬ですが、オリンピック金メダルの祝福を伝えました。
     ここ4年くらいは事務所名入りのカープカレンダーを顧問先などにお配りしています。お送りした先には大変喜ばれるのでこれからも続けたいですね。カープ好きを公言していると、カープに関するさまざまなご縁をいただきます。今年一番うれしかったのは、ある保険会社の勉強会でいただいた達川さんのサイン。納税貯蓄組合がご縁の新井さんのサインボールに加え、選手会のサイン入りボードや黒田さんにいただいた私の名前入りサイン色紙もあります。
     他県出身者として、ビジネスの場でもあいさつ代わりにカープの話で盛り上がれるのはやはりうらやましい。昨季は苦戦しましたが、ヤクルトとの相性が悪かっただけで他球団との勝率は悪くない。今一番注目しているのは林晃汰選手。将来の4番候補として打ちまくってもらい、チームをクライマックス進出に導いてもらいたい。

  • 2022年1月13日号
    ノーエンジンデン / 西 英貴 社長

    出身地の世羅町に本社を置き、農業、飲食店運営、菓子の製造販売を行っています。カープ好きの父の影響で、物心ついた頃からほとんど全ての試合をテレビで観戦。大学生の時には暇さえあれば旧市民球場へ通い、主要選手の節目となる試合は全て生で見ました。前田智徳さんが2000本安打を達成した試合では、待ち遠しくて前日夜から球場前でスタンバイ。2009年にマツダスタジアムが完成して初めての試合も夜通し並んで入場しました。当時、成績が低迷する中でも孤軍奮闘する黒田、緒方、野村、前田選手らが好きで、応援することで元気をもらっていました。
     11年に起業してからは球場に行くのが難しくなりましたが、魂はここにあるという思いで、カープロードの電柱に店の看板を出しています。
     しばらく観戦できていなかったのですが、25年ぶりの優勝を果たした16年には、日本シリーズの相手が日本ハムだと決まった瞬間に北海道行きの飛行機を予約。なんとなく黒田選手の最後の試合になる予感がして、試合前のキャッチボールまで一挙手一投足を食い入るように見たのを覚えています。結果的にその試合が最終登板に。メジャー挑戦前の最後の試合も見ていたので、とても感慨深かったですね。
     資金が乏しく存続も難しい時代からずっと応援してきたので、順位は二の次で、球団が続いてくれればそれだけでうれしい。中区本通で営む居酒屋「のーえんど〜」は農園と〝NO END〟をかけて名付けたが、カープと同じく多くの人に愛され、続いていけるよう頑張りたい。

  • 2022年1月6日号
    広島電鉄 / 椋田 昌夫 社長

    子どもの頃から約70年のベテランカープファン。小学生時代は月500円のお小遣いをすべて、たる募金に入れたことが懐かしい。1975年の初優勝の瞬間は、札幌に新婚旅行中。その夜にホテルで号外を見ながら涙を浮かべる私を見て、妻は「結婚式でも泣かなかったのに」とあきれていました。妻に贈った指輪に刻まれた日付は、かけがえのない二つの出来事をいつも思い出させてくれます。
     最も印象深い試合は、2018年7月20日にマツダスタジアムで見た巨人戦です。優勝争い中の相手との直接対決は8回が終わって8−8と大接戦。しかし9回表にホームランを打たれ、8−9と一気にピンチを迎えました。その裏、点が取れぬまま2アウト1塁の場面で打者は途中出場の下水流選手。打った球はライトスタンドに消え、一瞬場内が静まり返りました。ファールかなと思った次の瞬間、球場は特大の歓声に包まれ、そこでようやく逆転のサヨナラ2ランホームランだと判明。あれほど手に汗握る、互角の展開から劇的な勝利を収めた試合はありません。あの勝利がリーグ3連覇に導いたと思っています。
     当社は旧市民球場時代から福利厚生で、不定休の乗務員などが家族と観戦できるよう毎年およそ1000人に弁当を持たせて球場へ送り出してきました。昨年はコロナ禍でできておらず、私自身もなかなか球場に足を運べていません。広島県民は大人も子どももみんなが監督であり、コーチだと思っています。球場で声援を飛ばし、皆がそれぞれの〝おらがカープ〟を語りながら観戦できる日が待ち遠しい。

  • 2021年12月16日号
    キャリアフォーカス / 棚多 里美 代表

    広島県の地域ケア部長、働く女性・子育て支援部長、県男女共同参画財団常務理事などを経て、2019年4月にコンサルタントで起業しました。
     約10年前の県健康福祉局こども家庭課課長時代にはカープ球団の松田元オーナーを訪れ、「子育て中の親が幼い子どもと一緒にカープ観戦ができて、家族みんなが幸せになるために協力していただけませんか」と要望。すると、二つ返事で「自分の思いと一緒。野球でみんなを幸せにしたい」と。とんとん拍子で子育て家庭の試合招待、県の子育て支援関連ポスターへの選手掲載などが決まり、ブラウン監督は記者会見を通じて「パパ、ママ、一人じゃないよ」とメッセージを発信してくれました。招待日は紙おむつ無料サービスを実施し、ベビーカー置き場やキッズスペース、ふわふわドームを設置。子どもを抱いたまま選手に熱い声援を送るファンの姿を見ると、うれしさがこみ上げてきました。グラウンド整備の合間にはスラィリーのダンスに加え、オーロラビジョンにパパ・ママの「子育てイクちゃんストレッチ」の模様が映され、みんなで一緒に体操。その後も招待が続き、子育て家庭のことを配慮した運営方針を見ると、松田オーナーの思いがとても反映されているのだと感動します。
     サンフレと広響でも招待が実現。普通は静かに聞くべきコンサートも、子どもの好きな曲が流れるたびに歓声が上がります。幼い頃から地元プロのスポーツや文化芸術を見聞きすることで情操教育になり、郷土愛も育まれます。赤ちゃんの時からカープファン、増えるといいな。

  • 2021年12月9日号
    広島テレビ放送 / 寺岡 貴光 報道制作局次長

    広島カープOB会、中国新聞社と共催で2022年3月21日に、08年以来となる広島東洋カープOB紅白戦「カープレジェンドゲーム」をマツダスタジアムで開催する。コロナ禍の広島をカープの力で元気づけたいと企画。復刻版のユニホームを着て、全盛期のように選手が戦うほか、25年ぶりの優勝に導いた黒田博樹さんと新井貴浩さんの直接対決も見どころ。観客はコロナ感染防止の観点から定員の半分の1万6500人を入れ、広島テレビ開局60年記念番組として大会の様子を生放送します。
     私は少年時代に背番号8のTシャツを年中愛用するほど、山本浩二さんの大ファン。カープの取材をしたいとスポーツ記者を志して、テレビ局を志望した。入社後の約7年間はカメラマンとして日南キャンプなどに同行。朝から晩まで練習を撮影した後、我々は仕事を終えるのですが、選手らは夜間も練習している。カメラには撮りきれないほど陰の努力を目にしました。一軍マネージャー補佐の小畑幸司さんは当時、休日返上で練習していましたね。それだけ努力を重ねても、試合出場は少しだけ。一軍になることも難しく、さらに試合で活躍できるのは、ごくわずか。球界の厳しさを肌で感じました。 
     夕方ワイド番組「テレビ派」の制作担当時の18年に三連覇。マジック点灯に合わせ、番組内で特別コーナーや新しい仕掛けを次々に企画。仕事を通じて優勝への機運を醸成できたのは、非常にやりがいでした。
     来季はドラフト4位の田村俊介選手に注目。話題の〝二刀流〟選手が広島から誕生するかもと期待しています。

  • 2021年12月2日号
    広島市文化財団 広島市青少年センター / 廣田 稔之 館長

    当館は55周年を迎えました。かつて吉田拓郎さんらが参画した広島フォーク村の活動拠点でもあり、例年ダンスや音楽など600〜700グループが登録し、「ヤングフェスティバル」で成果を披露しています。特にダンスの利用が多く、レッスン用の大鏡を整備し、全日本ガールズダンスコンテストで優勝した利用者もいます。スポーツ関連では、陸上クラブ・オリンピアプラスなどの利用があります。10月に旧市民球場跡地近くの「勝鯉の森」の清掃活動を市民グループと共催。清掃後の紙芝居やカープうどんを楽しみにしている親子連れなどの参加がありました。
     長崎県出身で川棚高校時代に県大会陸上800メートルで優勝し、インターハイに出場しました。広島大学教育学部を卒業し、市立似島学園付属小中学校の体育教師を務め、市教育委員会、中区役所などで勤務。市を退職し、昨年4月に館長に就きました。市スポーツ協会時代にサンフレッチェ広島の応援に誘われてファンになり、年間パスポートを購入。北海道、長崎などアウェイの試合にも駆け付けます。J2転落時に「J1に戻ろう」と呼び掛けた佐藤寿人選手の姿には涙が出ましたね。近くでサッカースタジアムの建設が進んでいます。10月にはカープのユニホーム、11月には私が持っているサンフレのユニホームを職員に着てもらい、青少年にスポーツの応援をしてもらう機運醸成を図っています。
     スキューバダイビングが30年来の趣味で、沖縄やパラオなど国内外の海に潜って水中写真撮影などを楽しんでいます。

  • 2021年11月25日号
    オオアサ電子 / 長田 克司 社長

    子供の頃からカープ一筋。北広島町の大朝地区で育ち、旧市民球場はいつでも来られる場所ではなく、テレビの奥にある遠い存在でした。しかしチームへの愛着は深いです。勝敗によって翌朝のモチベーションが大きく変化してしまいます。これは多くのカープファンが同じようなものでしょうね。
     1983年に当社を創業してからは、さまざまな場面でカープ選手との付き合いが増え、思い出は数え切れません。特に監督まで務めた長谷川良平さんには家族ぐるみで懇意にしていただきました。会社に何度もお越しいただき、ご自宅に伺ったことも。その付き合いから北別府学さんや大野豊さん、川口和久さんらとも交流する機会がありました。佐々岡監督とは会食したことも。まさしく良い人ですね。今のチームでは長野選手を応援しており、私のユニホームは彼のもの。あれだけ巨人で活躍した後、割り切って広島に来て献身的にプレーする彼の心意気が好きです。
     母校の新庄高校の同窓会長を務めています。永川勝浩くんのようにカープだといいのですが、そうはいかない。ヤクルトの田口麗斗くんや日本ハムの堀瑞輝くん、先日のドラフトで巨人入りが決まった花田侑樹くんらは学生の頃から知っており本音は複雑。対戦試合は各選手に活躍してもらった上で最後はカープが勝つのがベストですね。
     毎年、大朝のスポーツクラブでバスを貸し切り球場へ。近年はチケットが取りにくく、数日前から交代で行列に並びます。多くの人が観戦できるように、球団には販売手法の改善を検討していただきたいですね。

  • 2021年11月18日号
    八紘 / 庄田 朋幸 社長

    安佐南区中須で建築塗装業を営んでいます。
     父がテレビのチャンネルを常にカープ中継に合わせていた影響で、幼い頃から一筋。同じ音の名字の正田耕三さんを応援していた記憶があります。小学生になり、野球をするようになったころから、憧れの選手は孤高の天才・前田智徳さん。試合で安打や本塁打を放っても、自身の納得のいく打撃内容でなければ喜ばない。ひたむきな姿勢はまさに〝打撃職人〟でした。
     印象深いのは、200勝目前の北別府さんが先発した1992年9月13日の東京ドームでの巨人戦。緊迫した場面でセンターを守る前田さんが打球を後逸して勝ち星が消滅。北別府さんの降板後、前田さんが決勝2ラン本塁打を放ちますが、試合後のインタビューには応じず、自分のふがいなさを責め、ひたすら泣いていたそうです。人間味に感動し、一層ファンになりました。動画を何度も見返し、自らを奮い立たせる原動力にしています。アキレス腱断裂などの大ケガがなければ、どんな成績を残していたか。引退された今も空想にふけります。
     赤松さんや天谷さん、広瀬さんなど、「暗黒期」を支えた走塁・守備のスペシャリストも大好き。走攻守そろったスター選手のような派手さはありませんが、自身の特長を最大限に生かし、チームに貢献する姿は応援していてワクワクしました。納得のいく仕事を追求する当社の職人と重ねています。
     今季は低迷しましたが、小園、林選手など若ゴイの台頭が目立ちました。それぞれの武器で躍動し、来季こそファンの期待に応えてほしい。

  • 2021年11月11日号
    芸州観光 / 児玉 塁 社長

    東広島市西条町で貸し切りバス事業を運営。学校や企業、部活動の送迎に加え、観光や冠婚葬祭など用途に応じて幅広く対応しています。
     安佐南区出身で安古市高校を卒業後、広島大学理学部に進学。両親が巨人ファンだったので、カープファンになったのは大学生になってからでした。ミスターカラオケ西条店でアルバイトを始めた際、同じくオープニングスタッフで入った妻と出会いました。私は物理学科で妻は数学科専攻。同じ大学の同じ学部ということもあり、すぐに意気投合しました。2001年頃だったと思いますが、妻の家族らと一緒にカープの試合を見に行きました。球場の熱気に圧倒され、地元にこんなに良い球団があるのに応援しないのはもったいないと感じたのを覚えています。
     大学卒業後は大和証券で10年間営業を経験。東京勤務時代はカープの試合に合わせて東京ドームや神宮球場、横浜スタジアムにもよく足を運びました。その後、妻の実家が経営していた芸州観光に入社し、帰広。特に印象に残っているのは16年のリーグ優勝の試合です。優勝が決まった瞬間は冷静にテレビの画面を見ていましたが、黒田さんと新井さんが抱き合って泣いている様子を見ると涙をこらえることができませんでした。来年こそはリーグ優勝を奪還してもらいたい。
     最近は次女がバレー部に入ったのをきっかけにJTサンダーズの試合を何度か観戦しました。あとはドラゴンフライズを見に行けば、地元の主要プロスポーツチームは制覇できます。機会があれば早めに達成したい。

  • 2021年11月4日号
    広島北ビール / 平本 祐也 社長

    2017年にクラフトビール製造販売の会社を設立し、安佐北区亀山に醸造所を構えています。直売所、飲食店、酒販店などで販売するほか、19年にJR可部駅東口に「広島北BEER BAR」、今年5月に福山駅前に「広島ノースボール福山店」をオープンしました。
     広島ドラゴンフライズの浦伸嘉社長と会食する機会があり、コラボ商品を提案したところ、営業部長が地元の後輩だったこともあり話が進み、20年にB1参入記念の「B1 FIRST SEASON記念ビール」を発売しました。フットサルの広島エフ・ドゥの本拠地で、自社のビールを販売したこともあります。将来は、広島のいろいろなチームとコラボしたビールを作りたいですね。
     小学校から大学まで野球を続け、広島工業大高校(西区)時代は投手で県大会ベスト8に。中部大学でも野球部でしたが、故障で退部しました。現在は地元の三入東体協でソフトボール部に参加。投手として腕を回転させるウインドミル投法で105キロ出し、打者との距離が近く野球の体感では140キロくらいに感じると言われました。仕事が忙しく練習に参加しにくいですが、チームは区大会優勝、市大会準優勝などの戦績を挙げています。生涯スポーツで、地元の人と公私に渡って親しくなり、試合後に自社のビールで乾杯することもあります。週末には、小学5年、3年の息子が所属する少年野球「三入クラブ」のコーチも務めています。できないことを熱を持ってやると成長する過程が面白く、子どもたちから学ぶことが多いですね。

  • 2021年10月28日号
    IKIコーポレーション / 永井 敬 社長

    出身地の庄原市で一般住宅などの設計施工と雑貨店を営んでいる。カープの松田オーナーにビジネスフェアで声を掛けていただき、マツダスタジアムのスポーツバーの設計施工を担当。以来、球場内のカバなどのオブジェや選手の像などを毎年作っている。
     2011年に天谷宗一郎、赤松真人両選手のスーパーキャッチを再現したオブジェを制作した時には、選手控え室で顔や腕などを採寸。非常に緊張したが、2人はとてもフレンドリーに話しかけてくれた。それをちゃかしに来るマエケンのおちゃめな姿も。選手の仲の良さや和気あいあいとした雰囲気を感じられ、一層ファンになった。
     ファン歴は山本浩二さんや衣笠祥雄さんが活躍していた小学生の頃から。初優勝した1975年に地元でサイン会があった際には、とても楽しみにしていたのに当日に熱を出してしまった。「行くならこれを着て行きなさい」と母に渡されたのは、親戚のお兄さんからもらったジャイアンツのジャンパー。「これはさすがに着ていけない」とすったもんだの末、やっと会場に到着すると、既にサイン会は終了していた。選手が乗ったバスの後ろ姿を泣く泣く見送ったあの時の光景は今でも忘れられない。
     妻が私以上に熱狂的なファンで、試合がある日は家族みんなでテレビにかじりついて応援している。年4〜5回は家族や取引先の方と球場へ。中﨑翔太選手の投球前にお尻を下げる独特な動きがチャーミングで好き。故障もあって今は調子が良くないが、また活躍してくれるのを楽しみにしている。

  • 2021年10月21日号
    キャリアコンサルティング総研 / 佐野 真子 社長

    今年の6月に法人を設立し、従業員向けのキャリアカウンセリングなどを手掛けています。広島市出身で必然的にカープファンとなり、幼少期は家族でよく旧市民球場に通っていました。当時は、江藤選手や金本選手、前田選手が活躍。家族で盛り上がって応援しましたね。
     社会人になり、チームが不調の時も球場に通い、2016年からリーグ3連覇した時には日本シリーズの応援にも駆けつけました。印象的な試合がたくさんある中で、一番思い出に残る試合は2015年のリーグ最終戦です。先発はエースでメジャー行きが決まった前田健太投手。勝てば3位でクライマックスシリーズ進出、負ければ4位でシーズン終了。エースの好投で7回無失点、8回に緒方監督は大瀬良投手をマウンドに送りますが、これが誤算となり3失点。チームは0対3で敗戦し、プレーオフ進出を逃しました。号泣する大瀬良投手を見て、なんとも言えない気持ちに。会社の同僚と観戦しており、いつもは試合後に飲みに行きますが、その日はそのまま帰路に就きました。
     今季はBクラスに低迷するも、悪いことばかりではありませんでした。東京オリンピックでカープから最多の4選手が選ばれて金メダル。若鯉は栗林投手、森浦投手、大道投手のルーキー3投手が大活躍しました。特に栗林投手は抑えとしての新人記録を更新し、新人賞候補。今後のカープにとって大変明るい話題になりました。当社も今年設立し、広島の会社では3投手と同期。刺激をもらいつつ、負けない活躍ができるよう頑張りたいと思います。